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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

9 8月

2013/8/9 Fリーグオーシャンアリーナカップ 2日目 準々決勝 TEVAオーシャンアリーナ 『むくれ顔』

2013/8/9 Fリーグオーシャンアリーナカップ 2日目 準々決勝 TEVAオーシャンアリーナ
府中アスレティックFC 3-1 ペスカドーラ町田
フウガすみだ 5-7 シュライカー大阪
名古屋オーシャンズ 4-0 アグレミーナ浜松
湘南ベルマーレ 3-2 バサジィ大分

2011年 3-0。
2012年 2-1。
2013年 1-1。

3年連続、全日本選手権で対戦した大阪とすみだ。
結果は大阪の2勝1分。
今回もピリピリするようなロースコアの神経戦を予想していたが、想像のナナメ上を行くハイペースな打ち合いになった。

2-0ですみだリードから2-3で大阪が逆転して前半終了。
後半はジリジリした鍔迫り合いが続くも30分からは展開が一変。1分毎にスコアが動く乱打戦に。
大阪が加点し2-4に引き離されながらも、浦安戦で出色だった半田選手、太見選手が取り返して4-4の同点。
カウンターから瀬戸選手の見事なドリブルシュートで4-5。
FKからマークのズレを突かれ4-6で勝負ありと思いきや宮崎選手のファー詰めで5-6。

残り2分。
今年の全日本、名古屋戦を彷彿させるゾンビのようなしぶとさで追いすがるも、最後は前がかりになっての2対1を手堅く決められ5-7の敗戦。
大阪の5点目、6点目はすみだの得意な得点パターンで、追い上げムードの中、相手にお株を奪われたのはなんとも残念だった。

名古屋以外では何年振りかの敗戦。
試合終了直後、選手全員がもっとやれたのにとばかりにむくれ顔なのがなんとも印象的だった。

来年、F参入が叶えば当然負け試合も増える。
それでも全員が同じ方向を向いて悔しがっているのを見るのはなんとも微笑ましい。

楽しくて喜べることばかりじゃない。
怒ったり哀しんだりすることもある。
何かをやり続けることはきっとそんなことの繰り返しだ。

懸けているものが何かが見えれば勝敗を越えてファンは楽しめる。
勝って喜ぶ姿もいいが、負けて心底ブンむくれる姿も存分に見せてほしい。
 
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8 8月

2013/8/8 Fリーグオーシャンアリーナカップ 1日目 TEVAオーシャンアリーナ 『それでもフットサルが好きだから』

2013/8/8 Fリーグオーシャンアリーナカップ 1日目 TEVAオーシャンアリーナ
アグレミーナ浜松 7-3 ミキハウス
バサジィ大分 1-1(PK5-3) エスポラーダ北海道
府中アスレティックFC 1-1(PK4-3) 
バルドラール浦安 2-3 フウガすみだ

2012年の全日本では浦安と互角に打ち合い、北海道を持ち前の攻撃力で破ったミキハウス。

馬場選手、稲田選手と強力な2枚のピヴォを揃え、スピード&テクニックのあるアラのピヴォ当てor縦突破で得点を量産する痛快なチームだ。
攻撃力に反比例して攻守の切り替えが遅いため失点も多いが、ハイペースな打ち合いを得意とし、自分たちの武器を活かす姿勢は見ていて心地良い。
浜松の意外なゲームマネージメントの巧みさに沈んだが、得点のシーンはいずれもこのチームならではの形だった。

一昨年に続いて浦安を破ったフウガすみだ。

前半半ばに稲葉選手の緩急の利いたカットインシュート、第2PKで2-0のビハインドも、前半終了間際に太見選手のキープからファーへのパスを宮崎選手、半田選手が突っ込んで2-2の同点。
後半、焦れる展開の中、カウンターから宮崎選手が相手の重心を見透かすように左右に揺さぶるドリブルシュートを沈めての逆転勝利。

前半途中までは試合に飲まれたすみだを浦安が押す展開だったが、1-0で5ファイルになった直後のタイムアウトでの立て直し、サブのゴレイロではなく守備力と経験値の高い大森選手をメンバー登録し、終盤の浦安の猛攻を凌ぐ場面で活かすなど、ファウル数、スコア、試合の残り時間等、刻一刻と変化する状況に対し、浦安岡山監督、すみだ須賀監督のベンチワークにも見ごたえのある詰め将棋のような一戦だった。

試合後の金川選手のインタビューがなんとも出色で、ぜひ原文を読んでほしいが要約すると以下のような内容だった。

『アマチュアの僕たちは仕事の後に練習している。
それでもフットサルが好きだからクタクタになるまで練習して、その成果をチーム全員で試合で表現している』

すみだがFリーグに上がっても選手全員がプロになれるわけではないだろうし、そもそもFリーグでも完全なプロチームは名古屋だけだ。
金川選手の言葉はすみだのような地域リーグのチームだけでなく、奇しくもFリーグを含めた日本のフットサル選手の言葉も代弁している。

頑張った先に待遇が付いてくれば最高だが、Fリーグの7年間を見てもわかる通りまだまだ時間はかかるだろう。

答えは出ないけど頑張らないで結果が出ることなんてない。
環境を言い訳にしない。好きだから頑張る。

説得力抜群でなんとも堂々とした一言だった。

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27 7月

2013/7/27 Fリーグ 準会員リーグ 第2節 墨田区総合体育館 『宝物』

2013/7/27 Fリーグ 準会員リーグ 第2節 墨田区総合体育館
ヴォスクオーレ仙台 3-3 FリーグU23選抜
フウガすみだ 11-1 柏TOR’82

フウガの今日の相手は世間だ。

全日本を2009年に優勝、2013年に準優勝。直近6年の関東リーグを5度制覇。地域CLを4連覇と破格の競技力を持つフウガ。
今回はホームタウン墨田区総合体育館で初の有料開催。
これまで観戦無料の関東リーグでは同会場で毎回1,000人を超える観客を集め大盛り上がりを見せている。

この日の入場料は1,000円。
この値段設定が高いのか、安いのか。
有料になったことで観客は集まるのか。
F準加盟リーグということでここでの集客力が来年に予定されているFリーグ加入に直結する。

2012年。
周囲の期待とは裏腹に、ステラミーゴ花巻脱退後の参入チームは、競技力としての実績は下位になるアグレミーナ浜松になった。
6番目の関東、3番目の東京のチームという枕詞が大きな枷となり、
結果と人気よりも地域的なマイナス面ばかりがフューチャーされているのではないか。
あくまで私的な意見だがフウガは減点法で評価されているように感じていたフットサルファンは少なくないはずだ。

数年に1度のチャンスであるFリーグ加入に向けて、評価される舞台で絶対にスキを見せてほしくない。

競技力。
人気。

これまでの実績を考えれば成功は間違いないと思う反面、不安も拭えなかった。

フタをあければ堂々1,197人の観客を集め、試合も難敵柏TOR相手に11-1の圧勝。
申し分のない破格の結果。
大成功だった。

このチームは目標を叶えることに対して清々しいほどに全力だ。
試合で結果を残すだけでなく、土日も潰れる勢いで地域活動に参加し、平日も幼稚園、小学校へサッカースクールに向かう。
言い訳をせず、やると決めたことをやり切って、結果を受け入れる。
目標を、夢を叶えるために必要なことはシンプルだけど、やり切るのが難しいことはみんな知っている。

数々の名勝負。熱狂するスタンド。集うサポーター。
2009年に全日本優勝、2011年からの墨田区ホームタウン化、2012年のF準加盟。
強いだけでは人を惹きつけられない。
やり切った。
実力も環境もストーリーも十分で、このチームの魅力がなにかをみんな知っている。

熱と悲壮感を背負って駆け抜けたこのチームにふさわしい舞台はどこなのか。
会場に集まった1,197人の観客の目を釘付けにした宝物をとにかく大事にしてほしい。

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25 5月

2013/5/25(土) 第29回全国選抜フットサル大会 関東予選 準決勝・決勝 立川市泉市民体育館 『好敵手は理解者』

2013/5/25(土) 第29回全国選抜フットサル大会 関東予選 準決勝・決勝
立川市泉市民体育館
◆準決勝
東京都選抜 2-1 千葉県選抜
茨城県選抜 0-7 神奈川県選抜
◆決勝
東京都選抜 4-3 神奈川県選抜

関東のフットサルをリードする東京と神奈川が決勝で激突。
底から繋ぎ、詰まったら大きく蹴る柔軟性も持った東京。
前プレ&ショートカウンターと底抜けの明るさで押す神奈川。

往々にして実現しなかった鉄板カードの決勝戦は、試合順序の関係で準決勝からの休憩時間が2時間少ない神奈川がリードする展開。
ベンチを含めひとりひとりが声を出し、疲労を感じさせないプレスとボールを取ったらボールホルダーを両側から追い越す3人速攻をひたすら繰り返す。
前半を1点リードで折り返し、後半36分に田口選手の閃きで勝ち越すも、最後は進境著しい中村選手、岡山選手のFUGA若手コンビの連続ゴールに敗れたが、トコトン走って、攻めも守りも躊躇わずにスライにいける神奈川以外では無名の選手達の一丸とした清々しさは見事だった。

好敵手という言葉が示すとおり、敵は自分の理解者だったりする。

勝っても負けてもしれっとしたリアクションだったりする選抜大会だが、心底悔しがる神奈川選抜と、満足げな笑顔が咲く東京選抜。
今年は関東から全国大会に進めるのが1チームだけなのがなんとも残念だが、この2チームがここに懸けてたものの大きさが見れてなんとも嬉しかった。

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11 5月

2013/5/11(土) 第29回全国選抜フットサル大会 関東予選 準々決勝 立川市泉市民体育館 『役割と姿勢』

2013/5/11(土) 第29回全国選抜フットサル大会 関東予選 準々決勝
立川市泉市民体育館
◆1回戦
栃木県選抜 3-9 東京都選抜
群馬県選抜 0-5(不戦勝) 千葉県選抜
茨城県選抜 3-2 埼玉県選抜
神奈川県選抜 5-1 山梨県選抜

毎年本命と目されるも過去2年1回戦で敗退していた東京都選抜が3年ぶりに勝利。
2-0とリードするも前半終了間際の連続ゴールで同点に並ばれ、ベンチが静まり返る嫌な雰囲気で前半終了。
後半早々、そんなムードを振り切るような田村選手の強烈ミドルでリードを奪うと、その後はコートを広く使ってゴールラッシュを続け9-3で勝利。
気がつくといつも通りゴールを決めている宮崎選手、関東リーグでも存在感を増す若手の中村選手、岡山選手、田村選手の躍動が目立ったが、後方からチームを落ち着かせる夏野選手、西野選手のベテラン勢が要所要所で上手く手綱を引いた。

神奈川県選抜は個性的な面々をチームリーダーの大場選手が持ち前のノリで引っ張り、山梨県選抜を振り切る。
5ゴールを挙げた攻撃も勿論だが、山梨が誇るテクニシャン渡辺彰太・祐太選手にタクトを振るスキを与えないプレスが光った。
準決勝、決勝は1日2試合の連戦だが、2戦とも今日のクオリティーを出せれば優勝に一番近いのはこのチームだろう。

ここ数年、PUMACUPの関東予選で印象的な試合をするデルミリオーレクラウド高崎のメンバーが中心で、今年はFリーグの花巻、大分で活躍したチーニョもクラウドに加入し、選抜のメンバーにも名を連ねていた群馬県選抜。
豪華なメンバーを揃えながら、代表者が試合当日の代表者会議に遅刻したという理由で不戦敗になったことがとにかく残念だ。

練習、試合だけでなく運営を含めて社会の縮図が詰まってる。
目標を、夢を、愛情を姿勢で示すのが組織のトップの役目のはずで、相手の千葉県選抜は関東1部の柏を中心にした、実力を試すには文句のない相手だった。
期待が大きかっただけに、ひとりひとりが成長できる機会をどんな風に考えていたのかと思うと、とにかく残念でならなかった。
 
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