2014/10/18(土) 関東1部 第13節 東久留米スポーツセンター
リガーレ東京 6 - 2 柏トーア’82
FCmm 3 - 8 ファイルフォックス府中
NOVO MENTE 4 - 5 ゾット早稲田
バルドラール浦安セグンド 3 - 3 カフリンガ東久留米

全試合終了後、関東リーグ前半戦のMVP発表。
受賞は11試合で14得点。2試合連続のハットトリックも達成したゾット早稲田の米谷選手。

2011年シーズンの関東リーグの企画(試合の勝ち負け引き分けを予想し、当たったら1ポイント。1節の全4試合を当てた場合は8or12ポイント。
シーズン終了時にポイント上位の3名は好きな選手のサインボールを貰えるというニッチな企画)
でサインボールを貰った私としては、応援する選手の個人タイトル獲得は非常に嬉しかった。

表彰の花束のプレゼンターとしてまさかの米谷選手の彼女が登場。
花束を受け取り、稲葉MCの米谷選手から受賞のコメントを、という絶妙のパスを受け、おもむろにスーツのポケットから指輪を取り出し突然の公開プロポーズ。
手作り感満載のストーリーを会場全体が固唾とニヤニヤ笑いを飲み込んで見つめた。

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試合では確かな技術と素晴らしい発想を武器に『そうきたかー』の歓声を連発させる米谷選手。
関東屈指のトリックスターのファインゴールに他チームの選手、サポーターを含め、会場からは『おめでとう!!』の歓声が飛んだ。

好きなものがある。
好きなものを応援してくれる人がいる。

愛のある野次を浴びせ歓喜の輪を作る友人たちと、その真ん中でくしゃくしゃの笑顔をさらにくしゃくしゃに丸める米谷選手。
青春だったり妄想だったりを絵に描いたような素晴らしい光景を前に、私もいつの間にか立ち上がって拍手と歓声を送っていた。

選手のみを厳重注意とする審判問題で物議を醸し、理由を明確にしない突然の開催地変更と、最近殊に愛を感じない日本のフットサルトップリーグであるところのFリーグ。

好きな人達が好きなことを続けていて、選手もスタッフも運営もお互いを好きなことを続ける仲間として尊敬している。
そういうものの先にトップリーグがあってほしい。

どうでもいい雑音にいまいち食傷気味だったところに目にした素晴らしい光景。
脚本、演出、監督、そして主演のおふたりに心からありがとうとおめでとうをお贈りします。

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