2012/11/14 フットサルワールドカップ2012 準々決勝 ニミブッダスタジアム
ポルトガル 3 - 4 イタリア

ゴレイロとの1vs1で相手の頭上をヒールリフトで抜こうとするポルトガルのリカルジーニョ。
 
おそらく今大会がワールドカップ最後の出場になるであろうブラジルの巨星ファルカンの後を継ぐと目される次代のアイドルは、ワールドカップ準々決勝の舞台でもFリーグと変わらず遊び心満載のウォーミングを披露して見せる。

ポルトガルとイタリア。
欧州の強豪対決はリカルジーニョ無双でスタート。
 
緩で相手をウォッチさせてからの爆発的な急で置き去りにするカットインシュートで1点目。
ゴール前の混戦の浮き玉を周囲の時間を止めるようなバイシクルで2点目。
サイドからのセグンドを難なく押し込み前半半ばでハットトリックを達成。

印象的なゴール、トリッキーなフェイント。
ビックプレイ後にはキラキラしたドヤ顔を見せ、リカルジーニョが楽しんでいるのを見るのが、リカルジーニョを見る楽しみだ。
今回、日本代表はカズの協力で一般層の注目を得たけど、彼のような圧倒的な競技力とキャラクター性のある純粋なフットサル選手の力で注目を浴びれる日が来てくれたらとても嬉しい。

その後は、若干ナーバスなジャッジで相棒のカルディナルが退場し、リカルジーニョも連戦の疲れから徐々に精彩を欠いていく。
体勢を立て直し、堅守をベースにコンサバティブなフットサルを見せるイタリアが徐々に盛り返し、バルセロナで活躍するイタリア随一のテクニシャン、サージがタクトを振るうパワープレーで同点にされて延長突入。

延長2分。
ついにイタリアが今試合初めてのリードを奪い、傑出したタレントはいないものの、勝負に強かなイタリアが逆転勝利でベスト4に進出した。

しゃがみこみ号泣するリカルジーニョ。

好きなことに向かい合うのは楽しいことばかりではないはずで、まして仕事にするなら享受しなければならない不自由もいっぱいある。
メッシ、クリスティアーノ・ロナウドだって例外ではないし、今回、スケープゴートになってしまうリスクを許容して、選手兼スポークスマンの役割を一手に引き受けたカズも周囲から自分が期待されるキャラクターを演じてるように見える。
そんな環境の中で、いつしかインタビューや試合後の表情も本音を隠して、無難で、キャラクタライズされたものになっていくのだろうか。

リカルジーニョにどんな不自由や孤独があるのか私にはわからない。
ただ、会場に入ってから、出て行くまで彼が誰よりもフットサルを好きで、楽しんでるのは見ていてとてもよくわかる。

好きだから悔しいと感じられる。
 
準々決勝と早すぎる退場となったアイドルの涙は誰よりも重く雄弁で、フットサルに限らず好きを貫くことのカッコよさを語っていた。
 
IMG_20121110_100032
現地のマクドナルド。
タイの伝統的な挨拶『ワイ』のポーズをするドナルド。
後に意外な場面でこのポーズを見ることになります。
IMG_20121110_172946
IMG_20121110_173030
滞在したホテル。
1名1泊2,000円で9泊10日。なんの手違いかダブルベットで20畳ほどの豪華な部屋になり、落ち着きませんでした・・・。
IMG_20121110_180328
ホテルから市街地への景観。
手前はバラックが並び、奥の市街地に行くほど高層ビルが並びます。
IMG_20121112_142700
市街地の駅から徒歩2,3分のニミブッタスタジアム。
会場傍の交差点はバイク、車で常にギッシリ。
IMG_20121114_160423
IMG_20121114_160644
IMG_20121114_165425
IMG_20121114_163411
アリーナ横のイベントスペース。
3vs3程度のコートがあったり、抽選会をやったり、同日別会場のアルゼンチンVSブラジルのパブリックビューイングをやったりしていました。
IMG_20121114_174052
IMG_20121114_174104
イタリアのサポーター。
準決勝あたりから、各国のサポーターが多く見られるようになりました。
IMG_20121114_175008
IMG_20121114_175457
IMG_20121114_175617
会場内。オーソドックスな正方形のアリーナ。
ポルトガルとスペインのウォーミングアップ。
IMG_20121114_185742
指示を送るポルトガルのブラス監督。
リカルジーニョを引っ張るゲーム運びで前半リードも、後半以降彼の疲労と共にポルトガルは勢いを失っていきました。
IMG_20121114_194907
IMG_20121114_195042
3-0から3-4へ逆転勝ちしたイタリア。
粘り強く加点し、最後はイタリア唯一のテクニシャン、サージをゴレイロにしてのパワープレーで同点にして延長戦へ。
メニケリ監督の我慢の采配が光りました。
IMG_20121114_202458
IMG_20121114_202504
IMG_20121114_202552
IMG_20121114_202638
IMG_20121114_202649
IMG_20121114_202701
試合後、落胆しフロアにへたり込むNo10リカルジーニョ。
愛嬌タップリの世界最高のテクニシャンが見せる、シリアスが一周してコメディにも見えるリアクション。
ひとつひとつの所作に華があります。
IMG_20121114_202755
IMG_20121114_202823
IMG_20121114_202906
試合後、涙を拭い、FIFAの公式インタビューに応えるリカルジーニョ。
ベスト8で敗退ながらMVP3位(ブロンズシューズ) に輝きました。