2013/12/22 (日)関東1部 第17節 寒川総合体育館
ゾット早稲田 4 - 2 リガーレ東京
ファイルフォックス府中 3 - 1 バルドラール浦安セグンド 
フウガすみだ 2 - 1 カフリンガ東久留米 
ブラックショーツ 4 - 2 柏トーア

来シーズンのFリーグ昇格を決定し、名実ともに日本のトップチームとなったフウガを相手に、メンバーの大半が30代半ばのカフリンガが大健闘。

フウガのお株を奪う鬼気迫る前プレ&ショートカウンターを繰り出し、攻めも守りも最後はゴール前へスライで突っ込むベテラン勢の姿はなんとも清々しかった。

フットサルより仕事と家庭を優先というカフリンガのチームスローガンは非常に秀逸で、毎年、Fリーグ経験者、他チームのエースが数多く移籍加入してくる。
実質プロが数えるほどしかいない日本のフットサル界で、仕事と家庭の両立は至上命題だ。
選手は自分がプレイする環境を自分で整えなければならないし、仕事とフットサルのカテゴリーが上がれば上がるほど両立が難しくなる。
フットサル界が絶対解を未だ見つけられていない、皮肉で痛ましいジレンマだ。

ワークライフバランスという言葉の定義はなんとも難しい。
どちらかに比重を置く、という考えではないし、かといって両方を減らすというわけでもなく、まして言い訳を用意するというのではもちろんない。

カフリンガの大半は仕事でも重要なポストを占め出す30代半ばから後半だ。
好きなことだけにがむしゃらになれる若さはなく、仕事、家庭の責任感は年々増える。
それでもこのチームは2010年に関東リーグ優勝。それ以降も関東リーグ、全日本、地域CLで十分な結果を残している。

優先順位を明確にし、周囲と合意し、それに向かって全員でやり切る。
単純に競技力の向上を最上段に掲げるのではなく、各自がフットサルとの適切な関わり方を考えることが、結果的にチームの結束に繋がっているのではないだろうか。

フウガ相手に先制点を挙げるも決定機を逃しに逃し、2-1での逆転負け。
日本のトップチーム相手に前線からボールを追い続け、ヘトヘトになりながらもホンキで悔しがるオッサン達の姿はなんとも清々かった。

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