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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

2014年03月

13 3月

2014/3/13(木) Talking About Football Vol.011 櫻井嘉人 原宿mf 『日本でワールドカップを開催することはできますか?』

2014/3/13(木) Talking About Football Vol.011 櫻井嘉人 原宿mf

こちらにお邪魔してきました・・・。


日本唯一のプロフットサルクラブ、名古屋オーシャンズのGM、櫻井嘉人氏のトークショー。

『フットサルのためなら何でもできる』

日本で例外も臆面もなく言えるのはきっとこの人だけではないだろうか。

2013年9月1日。
オーシャンアリーナで開催されたアジアフットサルクラブ選手権決勝。

◆2013/8/31~9/1 AFCアジアフットサルクラブ選手権

同大会の招致に尽力したであろう櫻井氏。
自分はその日からいつか日本でフットサルのワールドカップを開催してほしいと思っていて、招致を実現できる数少ない人物であり、その願望をぶつけられる氏の登場を待った。

堂々と刺すような眼光を湛えて壇上に座る櫻井氏。

実際に目の前でお話している様子を聞くと、ビッククラブのGMというよりは、頑固で実直な、昔ながらの父親のようなビジネスマンで、飾り選ぶのではなく、短くストレートな言葉で自分の意思を端的に伝えていく。

氏の生い立ち、名古屋オーシャンズ設立の経緯、リカルジーニョ獲得の裏話・・・。
トークショーから質疑応答の流れで、どうしても聞きたかったことを聞いてみた。

『日本でワールドカップを開催することはできますか?』

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。

次回、2016年はコロンビアでの開催が決定している。

2020年。2024年。2028年・・・。

夏に東京オリンピックを開催した余韻と、オリンピックに向けて整備されたアリーナを使って、2020年11月7日(土)~11月22日(日)で開催なんてのはどうだろう。
考えただけでニヤニヤしてしまい、帰りの千代田線の中、花粉症用のマスクで口元を隠して、たっぷりと妄想し、心置きなくニヤニヤした。

ファンはわがままだ。
勝手に応援して、勝手に夢を見る。

ワールドカップ招致。

抜群の環境を整え、十分な研鑽を積む選手とスタッフを擁し、破格の結果を残し続けてきた名古屋オーシャンズ。
その屋台骨を築き、支えてきた氏の実績は計り知れない。

自分に出来ることなんて限られていて、力になれるかなんて想像もつかない。
それでもワールドカップのためにならって思える人はきっと少なくないはずで、困った時には遠慮なく声をかけてほしいと素直に思う。
名古屋のファンも、強すぎる故にアンチになった他クラブのファンも、クラブの前にフットサルのファンなのだから。

ワールドカップ日本開催。

何ができるのかを考えながら、ひとまずの一報を心から楽しみにしています。

※この日から約3週間後の4月上旬。2020年のフットサルワールドカップの招致に名古屋が立候補することが発表になりました。

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9 3月

2014/3/9(土) 第19回全日本フットサル選手権 予選ラウンド3日目 舞洲アリーナ 『7年間の意地』

2014/3/9(土) 第19回全日本フットサル選手権 予選ラウンド3日目 舞洲アリーナ
◆Aグループ
フウガすみだ 3-4 湘南ベルマーレ

フウガは勝てばほぼ決定、湘南は他力ながら大量得失点で勝てば代々木の決勝トーナメントに望みが繋がる予選ラウンド最終戦。

ここ数試合、試合の入り際がピリッとしないフウガの隙を突いて、コーナーキックから湘南が先制し2-0リードで後半へ。
後半早々、フウガのドンピシャに嵌った前プレから宮崎選手→太見選手のホットラインが連続で決まって2-2の同点に。
その後は両チームとも攻守の切り替えが早く、カウンター、ファウル数を考えての攻防、ゴレイロの重要性とフットサルらしい面白さが凝縮された好ゲームになり、舞洲アリーナは大いに盛り上がった。

Fリーグのチームから考えればフウガは対戦して美味しくない相手だ。
負ければ面目が立たな いし、勝っても地域がFを倒すアップセットを期待している観客の表情にはちょっとした失望感が浮かんでいる。

2010年の全日本準優勝以外に湘南に目立った戦績はない。
閉塞感。ジリ貧。資金力に富んだ1チームが7連覇する退屈なリーグ。
目を向ければいくらでもネガティブな話題が出るFリーグで、それでも湘南は7年間時間を重ねた。

4-2の湘南リードで迎えた後半残り16秒。
カウンター合戦からフウガの岡山選手が熱戦を締めるゴールを決める。
後ろから必死で追いかけるも間に合わずにゴールを許した湘南の安藤選手が声を挙げながらフロアを叩いた。
目の前でゴールを許した悔しさなのか。
僅差の勝利では決勝に進出できない歯痒さなのか。
昨年全日本準優勝に輝いたフウガ相手 に大勝を本気で狙っていっているなら見事な気持ちの強さだ。

試合終了のブザーが鳴る。

勝った湘南。負けたフウガ。
両チームの健闘を称える濃厚な拍手が長く続き、この試合、誰よりも切り替え0秒でフロアを駆け抜けた安藤選手はユニフォームで瞼を拭う。
程なく他会場のアナウンスが鳴り、勝った湘南にもわずかに残っていた決勝トーナメント進出の可能性はなくなった。

決勝トーナメントの望みが低い状況で剥き出しの意地を見せた湘南。
意地が名勝負を生み、継続がライバルを育てる。
2014年。フウガを加えて12チームになるFリーグ。
フットサルファンなら誰もが注目する名古屋戦だけでなく、
小田原アリーナを、墨田区体育館を大いに盛り上げ るだろう湘南との意地の張り合いも非常に楽しみだ。

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2 3月

2014/3/2(日) 関東1部入替戦・2部参入戦・関東1部女子参入戦 清原体育館 『回り道』

2014/3/2(日) 関東1部入替戦・2部参入戦・関東1部女子参入戦 清原体育館
CAFURINGA BOYS 5-1 深谷FC
デルミリオーレクラウド高崎 0-2 P.S.T.C.LONDRINA
アルティスタ埼玉 1-4 NOVO MENTE
sunkisst 1-1 PK2-3 Shoot anilla
LIBERDADE CHIBA 2-4 デルミリオーレクラウド高崎

毎年のようにFリーグ経験者を補強し、PUMACUP関東予選で印象的な試合を連発する群馬の強豪、デルミリオーレクラウド高崎が7度目にして悲願の関東2部昇格を決めた。

ようやくのようやくで決めた関東2部昇格に沸き立つスタンドと、ひたすらに歓喜の雄叫びを挙げる選手達。
Fリーグで、関東1部で活躍し、プロ経験もある選手達が、関東2部の昇格でこれだけ喜べるというのが、なんとも微笑ましく、彼らが賭けていたものの大きさと、やり遂げた笑顔と涙にただただ素直に感動してしまった。

群馬県リーグとしては破格の戦力を有するも、年に1度の参入戦では苦杯を舐め続け、また来年と回り道の繰り返し。
そんな回り道のチームを鼓舞しようと、今日の参入戦の2試合でも多数のサポーターが駆けつけ40分間声援が絶えなかった。
敗北を受け入れ、悔しさを消化し、結果が出なくても目標に向かって努力を続ける人を応援しない人はいない。
回り道がいつのまにか沢山の人を巻き込んで、今日の結果と歓声を呼び込んだと思えばこれまでの想いも少しは報われるのだろうか。

試合終了後、19時の宇都宮の気温はみぞれ混じりのマイナス3℃。
ようやくの結果に大いに笑い、大いに泣いた選手やサポーターにとってはなんとも心地よい外気だっただろう。

花巻、大分とFリーグで活躍したチーニョ。
選手兼監督として、熱さと要所を締める守備を披露するジオゴ。
185cmの巨躯に似合わぬ足技と、見た目通りに強烈なシュートを武器にゴールへ進撃する山崎チアゴ。
見事な後背筋を活かしたキープとフィジカルの船山選手。
劣勢、追撃と局面を問わず小気味よく場を繋ぐ関口選手。

・・・実力もキャラクターも十分で、野心的なメンツを揃えるこのチームが関東2部で満足しているわけがない。
関東1部、そしてそこからのその先も少々期待してしまう。
なんとも絵になり、華があるこのチームを今年関東の舞台で見れるのが非常に嬉しい。

昇格おめでとうございます。

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