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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

2014年12月

28 12月

2014/12/28(日) 関東1部 第18節 駒沢体育館 『みたいなもの』

2014/12/28(日) 関東1部 第18節 駒沢体育館
FCmm 4 - 3 柏トーア’82
バルドラール浦安セグンド 3 - 1 リガーレ東京
カフリンガ東久留米 3 - 2 ゾット早稲田
ブラックショーツ 3 - 5 ファイルフォックス府中

関東1部最終節。
今年の混戦を象徴する優勝、地域CL出場枠、1部2部入替戦と各ミッションを賭けての直接対決が続いた4試合は、試合開始前の順位が上位のチームが勝利するという、最後の最後に順当な結果で終わった。

フウガがFリーグに参入。
新たにFcmmとNOVO MENTEが昇格し、選手の顔触れも大きく変わった今シーズン。

サイズと抜群のボディバランスをベースに、剛柔の判断が素晴らしい、希少になったPivoらしいPivoのNOVO MENTE次田選手。
小柄ながら抜群のクイックネスを武器に軽快にフロアを駆け抜けたFcmmのレフティー田中選手。
長身痩躯に端正なルックスで今後のフットサル人気を引っ張る可能性を感じさせるセグンドの野村選手。
ゴール前の落ち着き、セオリーとセオリー外のプレーを選択する判断の良さ、選択したプレーを確実に実行するボールタッチと非常にバランスが取れたファイルの佐藤選手。

そんな新星に引っ張られるように各チームのベテラン達も気を吐き、今まで抜群の技術を披露するものの淡白な印象もあったゾットの米谷選手が鬼気迫るスーパーゴールを重ね、
優勝の懸かった終盤、カフリンガの垣本選手は見事な気合とインサイドワークを見せた。

そんな新陳代謝が混戦を生んだ今シーズンは、選手が大量に入れ替わった中でもフロアを大きく使ってのボール回しと、相手を広げてから中を使う動きが素晴らしい、洗練されたフットサルを披露したファイルフォックスが8年ぶりに制した。

2位に勝ち点1差に詰められてからの最後の2試合は吉成選手兼監督がイエローカードの累積でベンチ外。
そんな中でも関東初挑戦になる若者達は、要所を見て得点を重ねる集中力と勢い、相手の気を削ぐ冷静なキープと懐の深さを披露し、終わってみれば6-2、5-3と痛快な2連勝でカラッと優勝を浚って見せた。

師はいなくても弟子は育つ。
魚を与えるのではなく、魚の採り方を丁寧に教え、各自によくチームの価値観を理解させていただろう吉成選手兼監督。
優勝の胴上げでは、最後に高く上げてから受け止められずにフロアに落とされ足蹴にされるいかにもなお約束を受けた誰からも愛される32歳のベテラン。

引退する。
Fリーグで選手を続ける。
Fリーグで采配を振るう。

2006年の優勝メンバーのそれぞれがそれぞれの道を進む中で、2014年の今、選手兼監督としてこの人はこの人のやり方でフットサルと関わり後進を育てている。

2006年では選手、2014年では選手兼監督。
うつ伏せで大の字になり、今、何を感じ、何を考えているんだろう。
好きなことを続け、その時の立場で青春を重ねる姿に素直に羨ましいと思う。
そういう風に感じるファンはきっと沢山いるはずだ。

自分にもあったんだかなかったんだかわからない青春みたいなものを追体験させてくれるのが関東リーグの魅力だと思っています。
素晴らしい混戦で盛り上がった2014年。
来シーズンも青春みたいな素晴らしい物語を楽しみにしています。

◆最終順位
1:ファイルフォックス府中 勝ち点32 
2:カフリンガ東久留米 勝ち点31 
3:ゾット早稲田 勝ち点28
4:バルドラール浦安セグンド 勝ち点27 
以上地域チャンピオンズリーグ出場
5:ブラックショーツ 勝ち点24
6:リガーレ東京 勝ち点23 
7:FCmm 勝ち点22 
8:柏トーア’82 勝ち点18 ⇒ 入替戦へ
9:NOVO MENTE 勝ち点1 ⇒ 2部へ降格

◆得点王
米谷悟(ゾット早稲田) 20得点

◆優秀監督賞
新造邦明(バルドラール浦安セグンド)

◆ベスト5
渡辺博行(ゾット早稲田)
次田啓示(NOVOMENTE)
岡田彬伸(バルドラール浦安セグンド)
米谷悟 (ゾット早稲田)
瀬戸真司(ファイルフォックス府中)

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27 12月

2014/12/27(土) 関東2部 第13節 駒沢体育館 『光と影』

2014/12/27(土) 関東2部 第13節 駒沢体育館
ミリオネア横浜 1 - 10 FUTURO
アルティスタ埼玉 3 - 3 MORANGO栃木
Iwatsuki Futsal Club/tzk 3 - 4 PSTCロンドリーナ
malva ibaraki fc 3 - 2 フュンフシュピーラー山梨
コロナフットボールクラブ権田 7 - 3 府中アスレティックFCサテライト
三榮不動産FC宇都宮 3 - 3 デルミリオーレクラウド群馬

コロナ、デルミリオーレ、マルバの3チームが優勝1部昇格、2位1部2部入替戦の権利を争う最終節。

得点王に輝いた小島選手の2ゴールでマルバが難敵フュンフに3-2で競り勝てば、ボールを奴隷のように扱う横田選手のテクニックに見蕩れている間に、コロナがアスレサテを7-3で降す。

最終戦に登場するデルミリオーレの試合を残す時点で、

1位 コロナ:28点
2位 マルバ:25点
3位 デルミリオーレ:25点

となり、勝ち点が同点の場合は直接対決の結果が優先されるレギュレーションのため、

デルミリオーレが勝った場合はデルミリオーレ、コロナ、マルバ。
負けた場合はコロナ、マルバ、デルミリオーレ。
引き分けの場合はコロナ、デルミリオーレ、マルバの順位になる展開になった。

デルミリオーレの相手は優勝にも降格にも絡まない6位の三栄。

チームの大黒柱、山崎チアゴが欠場の一戦は、これまで出場機会の短かった禿選手が関口選手のシュートパスを詰めて先制して前半終了。
後半早々にチーニョが抜け出し、ゴレイロとの1対1を制して2-0。
デルミリオーレペースで進むかと思いきや三栄の柳橋選手が狙い済ましたミドルを沈めて2-1。
毎試合出色の活躍を見せる関口選手が取り返して3-1と突き放すも、三栄のテクニシャン神永選手が取り返して3-2の1点差。

思いのほかゲームが落ち着かず、後半半ばから疲労と緊張で攻守の切り替えが鈍くなるデルミリオーレ。
度々起こるカウンター合戦の流れで、三栄のショートカウンターのシュートブロックにスライディングで入る須崎選手。
リバウンドを拾っての2度目のシュートが不運にも倒れていた須崎選手の残った足に当たり、後半残り5分のタイミングで3-3の同点になる三栄のゴールが決まった。

勝ち越しを狙い、勝負セットで攻め込むも三栄のディフェンスを崩せないデルミリオーレ。
縦パスを弾かれ、なんてことのない横パスを浚われてのカウンターを必死にかき出す。
同点のオウンゴールのシーンはスライディングに行かなければ1本目で危ない場面だったので誰も責められない。
プレッシャーで足にボールがつかなくなって連発する普段ならありえないようなピンチに、それでも須崎選手は必死にボールを追いかけ、スライディングで、時に胸からフロアに飛び込んでゴールを守った。

引き分けに言葉も無くがっくりとうなだれるデルミリオーレの面々と、逆転優勝の歓喜に沸くコロナ。
観客席の笑顔の輪から少し離れた場所で、今日の試合でも活躍したコロナのゴレイロ、野邨選手が今年急逝した諏訪選手のユニフォームを握り締めて泣いている。
フロアでは普段ならトコトン言い合いそうな須崎選手がグッと口を結んで俯いて歩く。

ワンプレーワンプレーに光と影があって、ちょっとした偶然が重なって結果がやってくる。
残酷だけれど逆らうことはできないし、それでもその中でがむしゃらにやっていくしかない。
笑っても泣いても本気なら届くものは確かにある。
言葉はなくても全てを雄弁に語るふたりの姿はただただ美しく、見ていて胸が苦しくなるばかりだった。

2011年以来になるコロナの関東1部復帰は非常に楽しみだし、群馬県選抜での全国優勝を含め、デルミリオーレの今年の実績と経験値を考えれば入替戦の勝機は十分だ。
マルバやフトゥーロも来年こそはって思いで最後の試合を見ていただろう。

1部と同じく大混戦になった2014年の関東2部、非常に楽しませていただきました。
来年の開幕を楽しみにしています。

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21 12月

2014/12/21(日) 関東2部 第12節 寒川総合体育館 『孤独を駆ける』

2014/12/21(日) 関東2部 第12節 寒川総合体育館
アルティスタ埼玉 1 - 3 三榮不動産FC宇都宮
malva ibaraki fc 3 - 1 デルミリオーレクラウド群馬
コロナフットボールクラブ権田 5 - 1 フュンフシュピーラー山梨
MORANGO栃木 4 - 1 PSTCロンドリーナ
ミリオネア横浜 0 - 0 府中アスレティックFCサテライト

勝てば優勝のデルミリオーレと、前節コロナとの2位対決に破れたものの、ここでアップセットを起こせば逆転優勝の目も残すマルバの一戦は、当たり前のように素晴らしいチアゴのミドルボレーでデルミリオーレが先制も、後半10分弱、不用意なファウルで得たセットプレーからマルバが同点に追いついたあたりから荒れに荒れた。

Fリーグを経験し、今年全国選抜を制した大ベテランがラフプレーに走れば、Jのカテゴリーを経験し、サッカーで十分な実績を残したエリートが審判に噛み付く。
この1戦が分水嶺であることを意識し、不安に抗い、押し殺すように責任を他に求めた。

1年間の積み重ねがこの1戦でぐちゃぐちゃになる。
残酷だけど当たり前な凌ぎ合いは、2009年に絶対王者名古屋を降してフウガが全日本を制した立役者の1人であるマルバのゴレイロ、石井選手が大砲のミドル、曲者のファー詰めをひとり冷静に跳ね返し続け、3-1という意外な点差で幕を閉じた。

コロナがマルバに勝ち、デルミリオーレがコロナに勝ち、マルバがデルミリオーレに勝ち、得失点差もほぼ無いがっぷり四つの三つ巴の戦いの結末は最終節へ。

頑張って、頑張って、それでも結果が出ないかもしれないことを不安に思う気持ちを理解することなんてできない。
どんな慰めの言葉も当事者には届かないだろうし、ひとりぼっちで悔しさを受け止めるのはどうしようもなく孤独な行為だ。

全員が笑うことなんてない。
それでも1人1人がやりきった笑顔で長いような短いような11試合のゴールを目指して駆け抜けてくれたらこんなに嬉しいことはないし、また次のチャンスを一緒に目指そうって心から思えるはずだ。

喜怒哀楽がごちゃまぜに詰め込まれるだろう最終節。
それぞれのカテゴリーがどこになるのであれ、来年も間違いなく面白いストーリーが待っている。
頑張りがいのあるものにトコトン賭けている生き様のぶつけ合いを心から楽しみにしています。

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7 12月

2014/12/7(日) Fリーグ 第24節 墨田区総合体育館 『想いの寿命』

2014/12/7(日) Fリーグ 第24節 墨田区総合体育館
フウガドールすみだ 1 - 1 エスポラーダ北海道

毎年印象的な若手を次々とFリーグにデビューさせるエスポラーダ北海道とフウガドールすみだ。

ベテランが場を盛り上げ、若手が生き生きと躍動し、勝っても負けても爽やかな余韻を残す似た物同士な両チームの対戦は、ミドルシュート、1VS1、セグンド対応と好プレーを連発した関口選手と揚石選手のゴレイロの魅せ合いもあり1-1のドローになった。

今年のAFCフットサル選手権決勝でイランを相手に素晴らしい活躍を見せ、PK戦勝利の立役者になった関口選手。
シュートストップだけでなく、前に出る判断、足元の落ち着きと現代型ゴレイロのスキルをこれでもかと披露し、最終盤のカウンター合戦ではビックセーブの度に感情を剥き出しにしたシャウトとガッツポーズを響かせた。

テレビに出ているアイドルを観ても『カワイイ』より『若さが羨ましい・・・』という『なんだかなー』な感想を持つようになってしまった、頭髪の量や、視力の衰えが気になる残念なオッサンルートにドップリ嵌りつつある私としては、23歳の若者の爽やかで溌剌としたプレーに刺激を受けつつも目の前が曇る思いだった(な、泣いてないですよ!!)。

1年にひとつ年を取るのは絶対で、どんなに強がったって衰えからは逃れられないし、引退の時は来る。
それでも好きなら諦めたくないし、目標があるなら意地でもしがみついていたい。
 
世代交代は当たり前の事だけれど、自分の衰えや、若さにコンプレックスを感じるのではなく、何もかもが新鮮だったころの自分を重ねて、自分の刺激にして、自分が好きなことに対する想いの寿命を伸ばせればいいんじゃないか。
そんな風に少しずつ考え方を変えられたら、年を取ることもきっと心地良いのだろう。

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