2016/7/30(土) Fリーグ 第7節 墨田区総合体育館
フウガドールすみだ 3 - 3 バサジィ大分
新卒で入社した会社の人事担当の方が先日定年退職されたという話を聞いた。
仕事もよくわからず、自信もない中で採用していただき、在籍中は折を見て声をかけてくれ、転職する時は円満に退職できるように気を回していただき、今思い出してもとても恩に感じているし、感謝以外の言葉を探すのは難しい。
後任者が自分の同期入社と聞いてなんだか笑ってしまったが、自分も歳を取ったんだなと思ってしまった。
普段自分が観戦している席に座ろうとすると、1ブロック+2列に招待席の札が貼ってあったので、そのエリアから1席離れたところに腰を掛ける。
試合は強度の強いプレスと柔軟でシナジー効果抜群なバラエティに富んだセット構成で首位を走るすみだに対し、大分が大胆にも同じゲームプランで挑む展開。
大分の前プレに対しロングボールでの回避を試みた流れから清水選手が決めてすみだが先制も、大分がプレスを破ってすみだを押し込み、ゾーンで守る外からディドゥダがミドルシュートを決めて同点。
お返しとばかりに宮崎選手がミドルを決めて2-1とし前半は終わった。
ハーフタイム。
招待席に座る自分の両親と同年代ほどの方とお話しすると、メインスポンサーの東京東信用金庫の方ですみだの岡山選手と同部署とのこと。
後半、カウンターからの波状攻撃を最後は白方選手が飛び込んで大分が2-2に追いつくも、しっかりとセットを守って好プレーを続ける岡山選手が再度勝ち越しのゴールを決めると、おふたりを含んだ真横の一角がわっと沸き「おめでとうございます」と声をかけると、顔をくしゃくしゃにしてとても嬉しそうだったのが印象的だった。
席を見渡すと大学生くらいの若者たちが1ブロックを占めていたが、こちらは内定者懇談会を兼ねてスポンサードチームの試合観戦というところなのだろうか。
漠然と将来への不安があり、何かに熱中したいけれど燃える対象が見つからない。
内定先の研修課題をダラダラとこなして、ゴロゴロしながら本を読んで、ヒマな時間はネットサーフィン・・・、若々しい彼らを見て自分のだらしのない22歳の夏を思い出して苦笑してしまった。
フットサルを見ていて非常に面白いのが、得点差、残り時間、ファウルカウントで求められるプレーが変わることだ。
フロアに立つ選手はその状況で何を求められているかを考え、役割を果たさなければならないし、役割を果たして称賛されることもあれば、勿論その逆もあるし、状況によっては役割以上を一気に目指さなければならないこともある。
そういうところは仕事にとてもよく似ていると思う。
仕事を通して成長するのはもちろんだが、仕事に役立つヒントは意外と仕事以外のところに眠っている。
他競技になるが野村克也氏のエッセイは氏の野球選手、監督の経験が仕事や人生訓に繋がっていて非常に面白く含蓄に富んだものばかりだし、私もいつからかフットサルを競技としてだけではなく、生きるヒントのようなものを発見、確認しようという視点で観戦しているように感じるようになった。
2009年。
当時地域リーグに在籍していたすみだは、Fリーグを2連覇中の名古屋を破って全日本を制した。
だが、すみだのチームとしてのハイライトは2013年に再び名古屋と全日本決勝を戦い、PK戦で諸江選手がシュートを外した後、うなだれる諸江選手に当時のキャプテンの金川選手を先頭に仲間たちが歩み寄り、優しく温かな輪を作った場面なのではと思う。
うまくいく事ばかりではないし、ぶつかり、失敗もし、理不尽なこともあり、それでも何かを達成できれば心底嬉しい。
競争相手いて、仲間がいて、一緒に熱くなり、夢中になる。
そんな中で切磋琢磨できるのはとても幸せだ。
試合は日本最高のアラのひとりである仁部屋選手の左カットインから相手の足をはずしてのスナイプショットで3-3の引き分けに終わったが、はじめてのフットサル観戦から常連さんになるキッカケとしては十分なナイスゲームだったろう。
彼らがあと何回フットサルを見に来てくれるかはわからないが、仕事だけでなく、自分が夢中になれるものから何かを学び、成長し、社会人としての日々を楽しむ傍らにもしもフットサルがあったらとても嬉しい。
Futsal-Philosophy Facebook
一躍ポケモンGOのホットスポットとなった錦糸公園。
どうでもいいですが私が好きなゲームは高難易度、理不尽、初見殺しと評判のベルウィックサーガ。
面白いですが間口は極端に狭いためオススメはしません。
巨躯を活かしたフィジカルと強烈なシュートを武器とするディドゥダ選手。
怖そうな先輩も意外と声や笑顔がかわいかったりするんだよなぁ・・・。
4月に刈谷で行われた日本代表戦で一気に評価を上げた芝野選手。
あどけない笑顔が印象的な若者も今ではすっかりエースの視線。
日本最高のアラのひとり、華麗なドリブルを武器にする仁部屋選手の試合前に行うインサイド、アウトサイドでのボールタッチのルーティーン。
一見不可思議な先輩の行動の裏には確かな理由があったりする。
走力と基礎技術を武器にするすみだに電撃加入したテクニシャンのボラ選手。
結果を出している時だからこそ違う個性を入れて変化を促すことが目的なら、すみだの補強はお見事としか言えない。
注目の初登場は2-1と勝ち越した直後の盛り上がる場面で、ムードメーカーの田村選手、諸江選手、岡山選手と。
今日も要所を締めた諸江選手、西谷選手、渡井選手のすみだスリーフィクソ。
Futsal-Philosophy Facebook
一躍ポケモンGOのホットスポットとなった錦糸公園。
どうでもいいですが私が好きなゲームは高難易度、理不尽、初見殺しと評判のベルウィックサーガ。
面白いですが間口は極端に狭いためオススメはしません。
巨躯を活かしたフィジカルと強烈なシュートを武器とするディドゥダ選手。
怖そうな先輩も意外と声や笑顔がかわいかったりするんだよなぁ・・・。
4月に刈谷で行われた日本代表戦で一気に評価を上げた芝野選手。
あどけない笑顔が印象的な若者も今ではすっかりエースの視線。
日本最高のアラのひとり、華麗なドリブルを武器にする仁部屋選手の試合前に行うインサイド、アウトサイドでのボールタッチのルーティーン。
一見不可思議な先輩の行動の裏には確かな理由があったりする。
走力と基礎技術を武器にするすみだに電撃加入したテクニシャンのボラ選手。
結果を出している時だからこそ違う個性を入れて変化を促すことが目的なら、すみだの補強はお見事としか言えない。
注目の初登場は2-1と勝ち越した直後の盛り上がる場面で、ムードメーカーの田村選手、諸江選手、岡山選手と。
今日も要所を締めた諸江選手、西谷選手、渡井選手のすみだスリーフィクソ。
この日は18番渡井選手のドリブルでの突破が目立った。
息を飲むシーソーゲームで3点目を挙げた岡山選手は個性的なチームでしっかり出番を確保。
「うちの会社の先輩、フットサルの日本代表なんだぜ」と言われる日も近そうだ。
Fリーグ1年目ではシーズン23得点を挙げ日本代表にも選ばれた6番宮崎選手のゴール後。
不調の昨季から今季は得意のドリブルを活かした突破が戻りつつある。
攻めてる時のゴレイロのポジションは選手とチームのカラーがよく出る光景。
第2PKマークまで出てにらみを利かす大黒選手。
ガッツ溢れる守備が光った9番の田辺選手と、4番の田村選手。
160cmながらガツガツとしたプレスと器用さを持つ田村選手は日本代表で見たい好選手。
首位のすみだを相手に真っ向勝負の前プレ合戦を挑んで引き分けに持ち込んだ大分の吉武監督。
息を飲むシーソーゲームで3点目を挙げた岡山選手は個性的なチームでしっかり出番を確保。
「うちの会社の先輩、フットサルの日本代表なんだぜ」と言われる日も近そうだ。
Fリーグ1年目ではシーズン23得点を挙げ日本代表にも選ばれた6番宮崎選手のゴール後。
不調の昨季から今季は得意のドリブルを活かした突破が戻りつつある。
攻めてる時のゴレイロのポジションは選手とチームのカラーがよく出る光景。
第2PKマークまで出てにらみを利かす大黒選手。
太見選手、清水選手、ボラ選手と一癖も二癖もあるすみだのピヴォを抑える大分の小檜山選手兼コーチ。
役割は越えてこそ、とばかりに技巧派フィクソが守備でハッスル。
今日のMVPは若手への薫陶が光った彼にあげたい。
今日のMVPは若手への薫陶が光った彼にあげたい。
ガッツ溢れる守備が光った9番の田辺選手と、4番の田村選手。
160cmながらガツガツとしたプレスと器用さを持つ田村選手は日本代表で見たい好選手。
首位のすみだを相手に真っ向勝負の前プレ合戦を挑んで引き分けに持ち込んだ大分の吉武監督。
早い時間でのパワープレー。若手を組み合わせたセット構成など就任2年目にして名伯楽の雰囲気。
今季はすみだ、名古屋に引き分けるも浜松に敗北という結果だが、波を無くせれば間違いなく上位に食い込む好チーム。
今季はすみだ、名古屋に引き分けるも浜松に敗北という結果だが、波を無くせれば間違いなく上位に食い込む好チーム。
独特の言葉でフットサルを語る彼のフットサルを通してフットサル以外のことを語る著書も期待したいところ。