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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

オーシャンカップ

31 7月

2015/7/31(日) Fリーグ第15節 府中市立総合体育館 『想像出来ることは』

2015/7/31(日) Fリーグ第15節 府中市立総合体育館
府中アスレティックFC 7 - 1 湘南ベルマーレ 

4、5年前の夏。
関東1部以来の府中市立総合体育館。
日差しの強い日に是政駅から多摩川土手をたっぷり歩いて、冷房のないうだるような体育館でフットサルを見たのがなんだか懐かしかった。

金曜日の19時30分。
バイクを飛ばし、キックオフの時間を少々オーバーして会場に到着。
チケットゲートを抜けて銀色の扉を開けると、一杯の観客が王者として凱旋したおらが街のフットサルチームを応援している。
冷房が入り、スポンサーの物販と軽食の売店もある。
こじんまりとしているけど、やれる人がやれる範囲でやれることをやっていて、ここにいる人達がみな府中アスレティックを大好きなことがよくわかるとてもいい雰囲気だ。

試合はドリブル、パスを織り交ぜたプレス回避で湘南の前プレを早々に諦めさせ、コーナー角に置いた選手をフィニッシュへのスイッチにした押し込みでオーシャンカップ王者が終始試合をドミネイトし、7-1の完勝を収めた。

おそらくFリーグ各チームのメイン会場で最も前近代的な府中市立総合体育館。
キャパシティも多くなく、イスも壁もなんだかヘタっている。
それでも毎試合アリーナ席は完売し、試合開始後のスタンド席は空いている場所を探すのが難しいほどだ。

誰かが決めたオシャレでカッコいいイメージのあるフットサル。
キレイでスタイリッシュなアリーナとは対極にあるこの体育館に毎回1,000人を越えるフットサル好きが集まり、MCとチアの先導に合わせてお揃いの茶色いタオルマフラーを廻す。
小さい箱に高密度でギュッと詰まった熱量とワクワク感を味わうのはとても心地がいい。

試合開始前には上福元選手の100試合出場達成、試合後には渡邉選手の退団、オーシャンカップの優勝セレモニーがあり、どれも選手とファンの距離感がわかる素晴らしいものだった。

オーシャンカップ優勝の挨拶に同大会で出色の活躍を見せたキャプテンの皆本選手がマイクを持つ。
優勝報告、応援の感謝と合わせて、彼は少々意外なことを語った。

『来年度オープンする予定の10,000人が入る新アリーナ(武蔵野の森総合スポーツ施設。詳細は後述)を一杯にしたい。
オーシャンカップだけじゃなく、Fリーグも、全日本も獲って、10,000人のお客さんに自分達が活躍する姿を見てもらいたい』

マイナースポーツであるところのフットサル。
単一のリーグ戦の開催で最も観客を集めたのは、奇しくも府中が対戦相手を務めることになった三浦知良ことキングカズが北海道からFリーグに参戦した札幌のきたえーるでの一戦で、その観客数は5,368人だ。

知っていればいるほどバカバカしいと一笑してしまうような夢を1,358人の前で堂々と語る。
皆本選手の目はキラキラと輝いていて、表情は少しの曇りもない。
私は府中のファンではないが、フットサルファンとして彼の発言がとても嬉しく、とても感動してしまった。

目標を持ち、継続することでしか夢は叶えられない。
『10,000人』
という明確で突拍子もない数字を聞いたのは私ははじめてだ。

苦戦は必至だ。
秀逸なアイディアと、沢山の努力が必要で、それはタイトルを獲ることよりもきっとずっと難しい。
それでも彼が夢を言葉にしたことに大きな価値がある。

10,000人。
多いのか少ないのか今はちょっと現実感を持てない。
それでも実現したいと思った私の心は彼の言葉に確かに触発されている。

夢が力になり、言葉が自分の行動を引っ張る。
そんな経験をしたことがある人は少なくないのではないだろうか。
 
オフィシャルHPの選手紹介にある皆本選手の座右の銘は、

『人が想像出来ることは、人が必ず実現できる』。

彼とファンの夢が叶った時にこの日のことを少し自慢気に話せたら私はとても嬉しい。

◆武蔵野の森総合スポーツ施設
2016年の竣工予定。FC東京との連動企画も視野にできる味の素スタジアムの横という好立地。
メインアリーナの最大観客数は10,000人。

◆府中アスレティックFC 皆本晃選手 プロフィール

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試合開始直後。今日もアリーナ席は完売。満員御礼の府中市立総合体育館。
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オーシャンカップを制した1stセット。
No5皆本選手、No13渡邉選手、No14永島選手、No25完山選手。
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オーシャンカップMVPのNo96クロモト選手。
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ボードで指示使って指示をする谷本監督。
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ティファニー製のオーシャンカップ。
価額300万円とのこと。
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最後方からのキャノンシュートが持ち味の湘南のゴレイロ、No17鈴木選手。
今日の湘南はちょっと攻め手が乏しかったです。
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府中の弾幕。
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タイムアウト中のMCとチアによるタオル廻しタイム。
(チアに寄りすぎて全体取れていないのが残念ですが、この一体感は会場でしか味わえないものだと思います)
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渡邉選手の退団の挨拶、谷本監督の優勝報告から、前述の皆本選手へ。
ちょっとマイクの位置高いんじゃない、というお約束な前フリからの素晴らしい言葉でした。
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『15年間ではじめてのタイトルなので段取りに慣れていないんです』というMCの方のコメント通り、非常にぎこちなかったトロフィーのリフトアップ。
微笑ましく見守る会場の視線が暖かかったです。
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退団する渡邉選手を胴上げ。
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過去には監督も務めた中村恭平GMの胴上げ。
この後お約束の落とし芸がありましたが、こちらも会場の視線が暖かかったです。
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優勝報告からの、オー・・・、ウェーイ!! な一幕。
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キャプテンの皆本選手を先頭にアリーナ席の観客とのファンサービス。
10,000人の前でこの一連の流れを見たいなと思いました。
楽しみにしています。 
20 7月

2015/7/20(月/祝) オーシャンカップ/神戸フェスタ 3位決定戦 グリーンアリーナ神戸 『愚連隊の素顔』

2015/7/20(月/祝) オーシャンカップ/神戸フェスタ 3位決定戦 グリーンアリーナ神戸
3位決定戦
ニカラス・リガ 1 - 1 (PK 4-3) エスポラーダ北海道
決勝戦
名古屋オーシャンズ 0 - 6 府中アスレティック

準決勝の名古屋戦の退席処分により、ドゥアルテ監督が不在の3位決定戦。

スタンドから運営担当者のマンマークを受けつつ、質の高いウォーミングアップを行う愚連隊を見守るドゥアルテ氏。
3位決定戦ゆえにテンションも落ちたのか、刺すような眼差しは幾分収まり、時に眠そうに目を細める。
 
昨日はいいゲームでしたね、と話しかけると写真撮影をお願いしたとを覚えてくれていて、快く握手とサインに応じてくれた。
おおっぴらには褒められないゲームを連発したリガとドゥアルテ氏。
来年もまたあなたが率いるチームを見たい、と伝えると、深い目と分厚い手に力を込めて『of course』と返してくれた。

スピードのある北海道を相手にハーフに引いてのディフェンス、ボール奪取後は一人が前線にポイントを作り、預けてからの押し上げという、コンサバティブな試合運びを見せるこの日のリガ。
 
勤勉さと忍耐を要求される退屈な組織戦術を淡々と遂行する選手たち。
今大会CGのようなドリブルを連発した室田祐選手の魅せるプレイに腹を立てた選手がスタンプ気味にチャージする場面はあったものの、前半15分過ぎまでリガのファウルカウントはゼロ。
ラフな当たりはなりを潜め、これまで感情のままに試合に臨んでいた彼らの意外な表情に私は困惑した。

前半18分。
リガが北海道ゴール前に迫り先制点のチャンス。
数名の選手がボールに絡む混戦の中で悪質なプレイがあったとして91番のオスカルスが2枚目のイエローカードで退場になる。
準々決勝の町田戦ではリガに毅然とした対応ができなかったばかりに試合は荒れに荒れた。
私のアングルからはよくあるゴール前の攻防に見えたが、この日の審判団からは試合に対する彼らなりのメッセージが見受けられる。
最後の試合となったこの日、審判団はようやくリガと向き合い、明確なコミュニケーションにチャレンジした。

これまで体を張った攻守を我慢強く続けたものの、若干気の毒なジャッチの犠牲になったオスカルス。
フロアを去る際にスポンサーの看板をフルスイングで蹴り上げる。
木製でそれなりの重さであるはずの看板はありえないほどに吹っ飛び、一瞬呆然とした運営担当者が慌てて看板を直した。

後半早々に室田祐選手が先制点を挙げ、線の細い本田選手がドップリとした体格ながらゴール後にはバク宙のパフォーマンスを見せるギオルギと駆け引きを続ける。
リガも退屈と二アリーイコールなコンサバティブなフットサルで同点を狙いに行くも決め手に欠け時間が過ぎていく。
このまま試合終了の雰囲気が出てきた後半17分。
体格とストライドの長さを活かしながら、徐々に攻勢に出ていたリガがついに追いつき、退場になったオスカルスがスタンドから雄叫びを挙げた。

一昨日、昨日とまったくなかったリガへの声援は、幸か不幸かオスカルスの雄叫びが先導し日本人の観客にも飛び火していく。
PK戦では北海道のムードメーカーの吉田選手がスタンドへ声援を要求し、調子に乗ったリガもスタンドを煽るとこれもまた大きなリアクションがあった。

関口選手とアントヌス。
チームを大会最終日の6日目まで連れてきた両ゴレイロ。
爽やか北海道と愚連隊リガを代表してペナルティスポットからゴールラインまでの6メートルで睨みを利かす最終決戦はアントヌスに軍配があがり、大男達は大はしゃぎでアントヌスに抱きつき、観客は労いの拍手を送った。

乱闘寸前になるほどのラフな試合を演じ、相手からは敬意を欠くと非難された町田戦。
退屈な組織戦術を淡々とこなし、地味ながらも手堅い『フットサル』を見せた北海道戦。
一昨日、昨日と激昂した彼らが、今日はこんなにも単純に3位決定戦の勝利を喜んでいる。

スタンドで試合を見守っていたドゥアルテ氏が微笑みながらフロアに降り、会場の隅であの指笛を吹く。
選手たちはドゥアルテ氏の元に集まり、歓喜のダンスを踊った後、重そうな体を嬉しそうに胴上げした。
(ドゥアルテ氏は昨日の退席処分のペナルティでサイド・ゴールラインを跨げない)
フロアに座る選手ひとりひとりに話しかけ、嬉しそうに笑い、固く握手をする。
気難しい刀匠のような厳粛さはどこにもなく、その姿はバルで談笑し、ビールを傾ける愛想のよい好々爺のようだ。

閉会式。
3位決定戦で退場になったオスカルスの出席をめぐって運営担当者とトコトンに揉め、リガは3位の表彰をボイコットした。
血相を変えた運営担当者の前で、客席に向かって拍手を求め、観客もそれに応える。
最後の最後まで日本人の尺度で測ることができない価値観を披露し続けた一団は、いつのまにか観客の心を掴み、喝采を残してラトビアからの愚連隊はフロアを去った。

表彰が進み、優勝した府中の写真撮影。

ふと観客席を見渡すと通路を穏やかな表情で歩くドゥアルテ氏がいた。
終始気難しい印象のあったドゥアルテ氏だが、準々決勝の町田戦後には予選リーグで2-4で敗れたすみだの須賀監督と笑顔で握手を交わし、今日の3位決定戦後には、一緒に試合を観ることになった運営担当者の少年とカメラマンの方を交えて嬉しそうに談笑している。

彼の素顔はどこか。

誰にも気づかれず、静かにゆっくりと歩く姿は、なんだか話しかけるのもためらわれてしまい、そっと背中を見送った。

試合だけならまだしも運営面でのメンツも潰すことになってしまったリガが来年も同大会に招致されることはまずないだろう。

『of course』

と言ってくれた氏の深い目を思い出す。

彼は彼のフットサルで何を表現し、何を伝えたかったのだろうか。

通路に消えていく背中を見送りながら、ラトビアまで写真とファンレターを送ろうと思った。

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ドゥアルテ氏が不在のリガベンチ
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いつもどおり中央にはフェアプレーフラッグ
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重苦しいイメージのあったリガ。今日は陽気にハイタッチをして試合に入る93
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リガのエース、No10ギオルギ選手(正面)。ゴール後にはバク宙のパフォーマンスを見せる
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大会を通じて出色のプレーを見せた北海道のゴレイロ、No1関口選手
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キックオフを待つドゥアルテ氏。奥の女性は通訳の方。お疲れ様でした。
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普段はクローザーとして短い時間の出場ながら、準決勝、決勝はセットに入って攻守に奔走したNo3吉田選手
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リガNo91オスカルスの退場の場面。
フットサル的にはR15あたりのレーティング
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ギオルギとドックファイトを繰り広げるNo18本田選手。
剛と柔、野性と知性の好勝負。
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会場を沸かせ続けたNo7室田祐希選手
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後半17分のリガのタイムアウト。
タイムアウトからのキックインの流れで待望の同点ゴールが生まれる。
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退場し観客から観戦するオスカルスが大喜び。
この後、運営担当者からフロアに近づきすぎだと怒られる。
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PK前のインターバルで、降りれないなら選手を呼ぶオスカルス。
このチームはもう何をやっても驚けない。
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リガはキーパーをNo16カスパルスからNo35アントヌスへスイッチ
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PKを制し歓喜のリガ。
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強引に輪に入って怒られるオスカルス。
マナー云々ではなく、喜怒哀楽が激しく、熱くなりやすいお国柄なのかもしれない。
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フロアの隅に選手を呼ぶドゥアルテ。
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歓喜のダンスから胴上げ。
オスカルスと対比し、こういうことを知っているドゥアルテ氏に熱さだけではない冷静さを感じます。
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本日のマンマーク担当者、カメラマンと談笑。
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インテンシティ高めなハイタッチ&ハグ。
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観客の喝采に応えるリガ。
こういうリアクションを取らせる力もあるチームだっただけに、色々と悔やまれる。
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閉会式。コメントは控えます。
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通路の奥に消えるドゥアルテ氏。
この人がいたからここまでこの大会にのめり込むことができた。
20 7月

2015/7/20(月/祝) オーシャンカップ/神戸フェスタ 決勝 グリーンアリーナ神戸 『あと一歩・もう一歩』

2015/7/20(月/祝) オーシャンカップ/神戸フェスタ 決勝・3位決定戦 グリーンアリーナ神戸
3位決定戦
ニカラス・リガ 1 - 1 (PK 4-3) エスポラーダ北海道
決勝戦 
名古屋オーシャンズ 0 - 6 府中アスレティック

名古屋の強みは40分間落ちないフィジカルと機械のような正確性だ。
速く、精度の高いクアトロで人とボールを動かし、少しでも相手が着いて来れないと見るや、強烈なシュートを突き刺す。
相手は『あと一歩』のプレスができなかったことを悔やみながらネットに収まったボールを恨めしげに見つめ、選手、ファンからはやはり名古屋は素晴らしかったという趣旨の声を聞く。
そんな光景が大舞台の名古屋戦だ。

開始から1分39秒。
今期名古屋から府中に移籍した渡邉選手が古巣を相手の決勝戦でフリーキックをズバリと突き刺して先制。
同14分7秒。
今大会好プレーを随所に見せた柴田選手がカウンターから押し込んで0-2。

名古屋相手の2点はセーフティーリードではない。

森岡薫。酒井ラファエル良男。ペドロコスタ。吉川智貴。
Fリーグを9連覇。オーシャンカップを5連覇。全日本3連覇。
昨シーズンのアジアNo1チームの1stセットを務めるタイトルメーカー達は淡々と得点を取るための作業を再開する。

攻める名古屋。
守る府中。

前半25本。後半21本。
合計46本もの砲弾のようなシュートを弾き続けたクロモト選手、田中選手の両ゴレイロの活躍も素晴らしかったが、今日の府中はこれまで大舞台で名古屋の前に散っていったチームが悔やんだ『あと一歩』のプレスを、FP全員がやり切り『もう一歩』の足を出して少しでもシュートコースを削り、限定する。

アジア最高のゴールハンターである森岡選手にはキャプテンの皆本選手がマンマークにつく。

ゆっくりと足裏で左右に持ち替えながら、急激にアウトサイドでボールを持ち出してのシュート。
右足を回転させながら相手の重心を見てイン・アウトをチョイスする仕掛け。
シュートフェイントからシューズが床を擦る音が聞こえるような足裏での鋭い切り返し。

質量ともに郡を抜く数々のゴールを創造してきた森岡選手のアクションに、必死で食らい付く皆本選手。
長身選手がひしめく府中で目を引く168cmの小さなキャプテン。
弁慶と牛若丸のようなフェアで熱いふたりの名勝負に会場からは喝采がやまなかった。

後半29分にフリーキックからのデザインプレーを永島選手が沈めて0-3とし、残り10分からの名古屋のパワープレー。
7分間は府中のディフェンスを外郭に囲うピラミッド型。
残りの3分間は府中のディフェンスの中央に1人を置くクロス型。
結果論だが前に強い府中相手には、後ろ向かせる機会を多く作れるクロス型のほうがチョイスとしては正解だったように思う。

6日間での5試合目。
名古屋のパワープレー中も『もう1歩』のプレスは最後まで落ちることはなく、完山選手、柴田選手がパワープレー返しを成功させ、試合終了30秒前には相手の絶対的なエースを抑え続けた皆本選手にもパワープレー返しでの得点が生まれ、先制から中押し、相手のパワープレーを返して加点と、強い名古屋の勝ち方を踏襲するような磐石の試合運びで府中がチーム創設以来初めてのタイトルを獲得した。

終了9秒前で逆転され、1秒前に同点。
迎えた延長戦で自らの得点で勝ち越して勝利を掴むというドラマチックな準決勝の北海道戦後、皆本選手は『決勝は沢山の人に見てほしいからSNS等で情報を発信してほしい。もちろん自分も発信する』という趣旨のコメントを残している。

観客数は準決勝882人。決勝1,635人。

今週末(7/25(土)、26(日))から再びFリーグが始まる。

前述のパワープレー返しの場面で皆本選手は、自陣ゴールから府中サポーターが待つスタンドまで約40メートルほどを全力で駆け抜け、誰よりも大きな背中と、表情豊かなガッツポーズを見せている。

彼のカッコよさは写真より、映像より、ライブに映える。

沢山の人にチャンピオンチームを引っ張る大きな背中と、熱苦しくも胸を打つイイ表情を見に来てほしい。

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名古屋No9森岡選手
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名古屋No15吉川選手
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名古屋No4酒井ラファエル良男選手。No19篠田選手
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府中No5皆本選手
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名古屋No14ペドロコスタを入れてのパワープレー
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ピラミッド型のパワープレー。シュートコースが最後まで開きませんでした。
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パワープレーを守る府中。
No5皆本選手。No12小山選手。No21柴田選手。No25完山選手。No1田中選手。
このセクステットで10分間を守り切り、3点のPP返しを挙げています。
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真剣に指示を聞く名古屋の森岡選手とリカバリーに集中する府中の皆本選手。
見応えのある名勝負でした。
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酒井ラファエルを中央に置くクロスの型。
結果論ですが今日の府中相手の正解はこちらだったかもしれません。
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前半25本のシュートを防ぎ、MVPを受賞したNo96クロモト選手。
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表彰式を見つめる名古屋の選手達。
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府中の選手が掲示するフラッグは、府中にゆかりがあり、昨年急逝されたロベルト・ケン・村井氏を追悼するもの。
『私たちはフットサルにかけたあなたの情熱を忘れない』
というシンプルなメッセージが胸を打ちます
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19 7月

2015/7/19(日) オーシャンカップ/神戸フェスタ 準決勝 グリーンアリーナ神戸 『オルランド・フランチスコ・アルヴェス・ドゥアルテ』

2015/7/19(日) オーシャンカップ/神戸フェスタ 準決勝 グリーンアリーナ神戸 
ニカラス・リガ 2 - 5 名古屋オーシャンズ
府中アスレティック 3 - 2 エスポラーダ北海道

準決勝開始前に行われた日本女子代表とカタルーニャ女子選抜の親善試合のさなか、偶然にも2時間後に名古屋との準決勝を控えるリガのドゥアルテ監督を客席にてお見かけし、厚かましくも昨日の試合の感想をお伝えし、写真をお願いさせていただいた。

1995年から2010年までポルトガル代表の監督を務めたドゥアルテ氏。
同国を欧州を代表する強豪に育てあげ、名古屋のキャプテンであるペドロコスタのポルトガルでの恩師でもあるフットサル界の重鎮だ。
(交友させて頂いている府中アスレティックのオフィシャルFacebookで『ハリスの目』を寄稿されているスティーブ・ハリス氏から情報提供いただきました)
 
ドゥアルテ氏が考えるフットサルのレベルから大きく劣るはずのこの試合を、彼は真剣な眼差しで見つめ、顎に手を置いたまま微動だにしない。

少なからずチームのスポークスマンとしての役割を務め、ファンサービスを暗黙の旨とする監督というポジション。
一心に刀に槌を落とす刀匠のような眼は深く、表情はピクリとも笑わない。
彼と話した数秒の緊張感はなんとも言えず、首元を触るとベットリとした汗が浮かんでいた。

リガ対名古屋。
試合開始前のウォーミングアップを見る。
昨日と同じくしっかりとしたベーススキルと、フットサルIQの良さがあり、よくあるはずの3人でのパス回しからのシュート練習では、抜ける、止まって中を使うムーブのバリエーションが異常に豊富で、彼らが非常に知能指数の高いフットサルに習熟していることがよくわかった。

そのうえでラフや、ルールのギリギリを突く。
フットサルを深く理解しているのに、フットサルをしないことを試合の最適解としてチョイスする彼らのスタイルは逆説的であり、私は興味を引かれずにはいられない。

試合はオウンゴールでリガが先制し、開始1分14秒の昨日に引き続き、今日は5分49秒でタイムアウトを取る。
ワンプレーにがなり、審判に悪態をつき、コーチングエリア一杯まで出て紛らわしい指笛を吹いて愚連隊を鼓舞する。
そこには観客席で見た静謐で、青い炎が燃えるような佇まいは微塵もなかった。

8分45秒。
コーナーキックからの浮き球を森岡選手がズバリと突き刺して同点。
ハーフまで引いてゾーンで守るリガを相手に、ゾーンの頂点を外して侵入し、接触プレイを避けながら試合を進める名古屋。
国際試合の緊張感が漲る彼らの果し合いは間違いなく『フットサル』だ。

19分24秒。
リガ陣内のキックイン時に取った名古屋のタイムアウト。
タイムアウトの1分終了後、何度審判が促しても試合に戻らないことを理由にとうとうドゥアルテ監督に退席処分が宣告される。
悪態をつき続けるドゥアルテ監督の前で、キックインのボールを持つペドロコスタ。
日本で敵味方として再会することになった彼らの一戦は意外な形で幕を閉じ、その後は研鑽された物量をベースに、試合が進むほど相手を圧倒していく強い名古屋の勝ちパターンで名古屋はリガを降した。

退席後、観客席から試合を見つめるドゥアルテ氏。
その眼差しは2時間前と同じく真剣で、顎に手を置いたまま微動だにしない。
恐ろしいほどに徹底された静と動。
こんな監督を私は見たことがなかった。

選手、監督はみな愛想がよく、ファンとの距離が近く、取っつきやすいイメージのある日本フットサル界。
気難しい哲学者のような彼が日本で指導者となる姿を想像する。
不遜なまでに我を通す彼のような人物は劇薬で、スポンサー受けはまったくよろしくないだろう。

群れない。媚びない。妥協しない。
 
決して褒められた行動ではなかったが、この5日間の間に、氏は間違いなく沢山の示唆を残している。
今我々が持つ価値観で彼のことは測れないが、我々と違うということのみで彼を判断するのではなく、彼の価値観を理解しようとする過程に沢山の成長があるように思う。

指導者としてというのは実現しないだろうが、来年も彼が率いるチームが対戦相手として来てほしい。
彼が日本が好きかはまったくわからないが、明日の3位決定戦終了後、フットサルを大好きであるはずの彼が、その表情を少しでも崩して笑顔を見ることができたら私はとても嬉しい。

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キャプテン同士のチームフラッグ交換後に、握手をするかつての師弟
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退席後、チームベンチの上の階に上がり『リガ頑張れ!!』と叫んだドゥアルテ氏。正直言ってぶったまげました。
(その後、運営担当者にマンマークされ観客席で観戦されていました)
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とにかく緊張しました。
英語も話される方なので、ご挨拶する方は事前にお話ししたい内容を英語でまとめておくといいと思います。
(一部でアップされていたので、私もヤケクソでアップしました)
18 7月

2015/7/18(土) オーシャンカップ/神戸フェスタ 準々決勝 グリーンアリーナ神戸『国際大会の価値』

2015/7/18(土) オーシャンカップ/神戸フェスタ 準々決勝 グリーンアリーナ神戸
ペスカドーラ町田 2 - 2(PK 4-5) ニカラス・リガ
フウガドールすみだ 0 - 8 名古屋オーシャンズ
デウソン神戸 0 - 3 府中アスレティック
シュライカー大阪 3 - 3(PK 2-3) エスポラーダ北海道

Fリーグ12チーム、地域リーグ2チーム、海外招待4チームの計18チームを集めたオーシャンカップ/神戸フェスタで、唯一、Fリーグ以外から決勝トーナメントに進出した海外招待チームのニカラス・リガ。
ラトビアに本拠を持つこのチームは、フィジカルコンタクトが非常に荒く、予選リーグの浜松戦では乱闘寸前の騒ぎになったことで話題になった。

◆リカラス・リガ チーム紹介(Fリーグ公式サイトからの引用です:http://www.fleague.jp/news/?p=10712)
ラトビアから参戦するFK ニカラス・リガはラトビア・プレミア・フットサルリーグ(Latvian Premiere Futsal League)に所属する北ヨーロッパの強豪。
2014/2015シーズン全14試合のリーグ戦を無敗で優勝し、UEFA FUTSAL CUPにも出場するなどラトビア国内で圧倒的な強さを誇るチームです。


今日の町田戦でもキーマンのボラ相手にガッツリ食いつき、激昂したボラが相手に殴りかかろうとして一発レッドで退場となり、アメリカンプロレスの名物オーナーのようにキャラの立った監督と女性コーチが判定と敵味方のプレイについて四六時中ピッチに向かってがなる。
やりたい放題のリガ愚連隊を相手に、金山&中井の小兵コンビが少年マンガの主人公のような活躍を見せて2-2に追いつくも、最後はPK戦の末にリガがしぶとく差し切った。

試合終了後、ベンチに挨拶に行ったイゴールと、迎えたリガの監督が徐々に険悪な雰囲気になり、浜松戦と同じく乱闘寸前となって場内は騒然とした。
詳細は語られていないが『ラグビーのような試合でリガは対戦相手へのリスペクトを欠いている』とイゴールはSNSで発信している。
アメリカンプロレスとして楽しむならキャラの立った監督、コーチ、選手のキャストは十分満足のいくファイティングオペラだったが、フットサルとしては食傷気味で、18禁にしても足らない40分間は育成年代の選手には極力見てほしくない。

この落とし前は日本唯一のプロチームとしてアジアチャンピョンにも2度輝いた名古屋にキッチリと取ってもらうとして、試合を見た人には極悪ヒールとして認識されただろうリガにも選手、審判とも学ぶべきものはあった。

ダーティーなイメージがたっぷりついたリガの監督だが、前プレで試合に入るも、町田にプレス回避されてボラにフリーでシュートを打たれた前半1分14秒に早々にタイムアウトを取り、ラインの位置を下げハーフラインからのゾーンディフェンスに変更しするという見事な修正を見せている。
また、ボラが退場になった前半13分には、町田が審判に抗議し自分たちに注目する審判がいなくなったことを確認すると、選手を車座に集め抜け目なくボードを使ってたっぷりと修正点の指示を出した。

コンタクトの荒さに目が行きがちな選手たち。
ウォーミングアップの外6人/中4人/フリーマン1人の鳥かごでは意外にもしっかりとしたベーススキルと、フットサルIQの良さを披露し、2点目のゴールを挙げた10番を背負うギオルギは日本代表のフィクソの滝田をシュートフェイントで寝かせ、続くFリーグ最高のゴレイロのイゴールもドリブルでかわしてゴールに流し込んだ。
上半身の厚みと、ボリューム感たっぷりの臀部を持ついかにも欧州型の体型のこの選手は、驚くべきことにゴール後に側転→バク宙のパフォーマンスも披露している。
 
あつかましくもふてぶてしく、ルールのギリギリを突き、極東の島国で行われた大会であっても何がなんでも勝ちに来る。
今大会3試合とも同じような展開になったということは、彼らは悪意を持って大会に臨んでいるのではないはずで、このスタイルが常態であり、これが普通というリーグでフットサルをしているはずだ。

フェアプレーは遵守すべきだ。

だが、フェアプレーのボーダーラインは国、地域によって微細に、時に大いに異なる。
自分たちがあたりまえとしていた文脈で挑み、飲まれてしまった浜松と町田には気の毒だが、国際大会になればこういう試合はままあるはずで、AFCで名古屋はこういう理不尽さや怒りときっと毎年向き合っている。

スペインの至宝が集ったカタルーニャ選抜が予選で敗退してしまったことが非常に残念だったが、リガが勝ち上がり、彼らについて議論が沸き起こったことに国際大会としての価値がある。

明日、準決勝のリカラス・リガ VS 名古屋。
私たちが普段目にしていない名古屋の凄味が見れるはずだ。

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PK戦が決まった直後。リガは全選手が寝転がって足を椅子にかけ、短い時間でもリカバリーしようとしています。
このような光景は初めて目にしました。
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10 8月

2013/8/10 Fリーグオーシャンアリーナカップ 3日目 準決勝 TEVAオーシャンアリーナ 『薄暮の再会』

2013/8/10 Fリーグオーシャンアリーナカップ 3日目 準決勝 TEVAオーシャンアリーナ
府中アスレティックFC 2-2(PK5-4) シュライカー大阪
名古屋オーシャンズ 5-2 湘南ベルマーレ

昨年Fリーグ3位ながら主力選手、監督がゴッソリ抜けた府中が大阪を破り下馬評を覆しての決勝進出。。

攻め手は山田ラファエルの右足シュートと、ロドリゴのドリブル、ピヴォへのロングボールと少々お寒い内容だが、体を張った守備で必死に食らいつく。
3戦してリードしていた時間はわずか31分で、2試合がPK勝ち抜けと凌ぎに凌いでの決勝進出。
決勝も名古屋にリードされる展開は必至だろうが、真夏の怪異のようなしつこさで名古屋の肝を冷やしてほしい。

名古屋はラファエルサカイがいつも通り非常にいやらしい。

準決勝の浜松戦。0-0での前半終了が見えてきた前半17分。
今日の湘南戦。湘南先制から2分後。
いずれも相手のいけるかもってムードを台無しにするゴールを空気を読まずにズドンと突き刺す。
ゴール後のこれでもかと言わんばかりのドヤ顔。
相手から見ればトコトン憎らしいが、ここまで頼りになる味方もそういないだろう。

今日は昨年タイに9泊10日、ワールドカップを観に行った際にお世話になった方と偶然再会。
世界も、日本も、フットサル界も広いのだか狭いのだか自分にはいまいちわからない。
ワールドカップ決勝戦を観た後にホテルでパサパサのコンビニ弁当を食べながら色々話したのが本当に懐かしい。
自分は結構な人見知りなので話しかけるのにちょっと勇気が必要だったけど格好の話題があった。

『2016年。ワールドカップの舞台はコロンビアに決まりましたね』

お互い指差してお前は行くんだろって爆笑したのがなんとも言えない。
2004年台湾、2008年ブラジル、2012年タイと3大会連続で現地観戦してるこの人は私の中でちょっとしたアイドルだ。
モモクロよりAKBより明日この人と試合を観れるのがなんとも嬉しい。

薄暮のオーシャンアリーナ。
粋な再会に感謝してます。

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2013/8/9 Fリーグオーシャンアリーナカップ 2日目 準々決勝 TEVAオーシャンアリーナ 『むくれ顔』

2013/8/9 Fリーグオーシャンアリーナカップ 2日目 準々決勝 TEVAオーシャンアリーナ
府中アスレティックFC 3-1 ペスカドーラ町田
フウガすみだ 5-7 シュライカー大阪
名古屋オーシャンズ 4-0 アグレミーナ浜松
湘南ベルマーレ 3-2 バサジィ大分

2011年 3-0。
2012年 2-1。
2013年 1-1。

3年連続、全日本選手権で対戦した大阪とすみだ。
結果は大阪の2勝1分。
今回もピリピリするようなロースコアの神経戦を予想していたが、想像のナナメ上を行くハイペースな打ち合いになった。

2-0ですみだリードから2-3で大阪が逆転して前半終了。
後半はジリジリした鍔迫り合いが続くも30分からは展開が一変。1分毎にスコアが動く乱打戦に。
大阪が加点し2-4に引き離されながらも、浦安戦で出色だった半田選手、太見選手が取り返して4-4の同点。
カウンターから瀬戸選手の見事なドリブルシュートで4-5。
FKからマークのズレを突かれ4-6で勝負ありと思いきや宮崎選手のファー詰めで5-6。

残り2分。
今年の全日本、名古屋戦を彷彿させるゾンビのようなしぶとさで追いすがるも、最後は前がかりになっての2対1を手堅く決められ5-7の敗戦。
大阪の5点目、6点目はすみだの得意な得点パターンで、追い上げムードの中、相手にお株を奪われたのはなんとも残念だった。

名古屋以外では何年振りかの敗戦。
試合終了直後、選手全員がもっとやれたのにとばかりにむくれ顔なのがなんとも印象的だった。

来年、F参入が叶えば当然負け試合も増える。
それでも全員が同じ方向を向いて悔しがっているのを見るのはなんとも微笑ましい。

楽しくて喜べることばかりじゃない。
怒ったり哀しんだりすることもある。
何かをやり続けることはきっとそんなことの繰り返しだ。

懸けているものが何かが見えれば勝敗を越えてファンは楽しめる。
勝って喜ぶ姿もいいが、負けて心底ブンむくれる姿も存分に見せてほしい。
 
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2013/8/8 Fリーグオーシャンアリーナカップ 1日目 TEVAオーシャンアリーナ 『それでもフットサルが好きだから』

2013/8/8 Fリーグオーシャンアリーナカップ 1日目 TEVAオーシャンアリーナ
アグレミーナ浜松 7-3 ミキハウス
バサジィ大分 1-1(PK5-3) エスポラーダ北海道
府中アスレティックFC 1-1(PK4-3) 
バルドラール浦安 2-3 フウガすみだ

2012年の全日本では浦安と互角に打ち合い、北海道を持ち前の攻撃力で破ったミキハウス。

馬場選手、稲田選手と強力な2枚のピヴォを揃え、スピード&テクニックのあるアラのピヴォ当てor縦突破で得点を量産する痛快なチームだ。
攻撃力に反比例して攻守の切り替えが遅いため失点も多いが、ハイペースな打ち合いを得意とし、自分たちの武器を活かす姿勢は見ていて心地良い。
浜松の意外なゲームマネージメントの巧みさに沈んだが、得点のシーンはいずれもこのチームならではの形だった。

一昨年に続いて浦安を破ったフウガすみだ。

前半半ばに稲葉選手の緩急の利いたカットインシュート、第2PKで2-0のビハインドも、前半終了間際に太見選手のキープからファーへのパスを宮崎選手、半田選手が突っ込んで2-2の同点。
後半、焦れる展開の中、カウンターから宮崎選手が相手の重心を見透かすように左右に揺さぶるドリブルシュートを沈めての逆転勝利。

前半途中までは試合に飲まれたすみだを浦安が押す展開だったが、1-0で5ファイルになった直後のタイムアウトでの立て直し、サブのゴレイロではなく守備力と経験値の高い大森選手をメンバー登録し、終盤の浦安の猛攻を凌ぐ場面で活かすなど、ファウル数、スコア、試合の残り時間等、刻一刻と変化する状況に対し、浦安岡山監督、すみだ須賀監督のベンチワークにも見ごたえのある詰め将棋のような一戦だった。

試合後の金川選手のインタビューがなんとも出色で、ぜひ原文を読んでほしいが要約すると以下のような内容だった。

『アマチュアの僕たちは仕事の後に練習している。
それでもフットサルが好きだからクタクタになるまで練習して、その成果をチーム全員で試合で表現している』

すみだがFリーグに上がっても選手全員がプロになれるわけではないだろうし、そもそもFリーグでも完全なプロチームは名古屋だけだ。
金川選手の言葉はすみだのような地域リーグのチームだけでなく、奇しくもFリーグを含めた日本のフットサル選手の言葉も代弁している。

頑張った先に待遇が付いてくれば最高だが、Fリーグの7年間を見てもわかる通りまだまだ時間はかかるだろう。

答えは出ないけど頑張らないで結果が出ることなんてない。
環境を言い訳にしない。好きだから頑張る。

説得力抜群でなんとも堂々とした一言だった。

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