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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

関東1部

28 5月

2016/5/28(土) 関東1部 郷土の森府中市立総合体育館 『期待と現実』

2016/5/28(土) 関東1部 郷土の森府中市立総合体育館
FCmm 1-4 ブラックショーツ
ゾット早稲田 3-2 コロナFC/権田
柏トーア'82 8-1 カフリンガ東久留米
ファイルフォックス府中 6-2 デルミリオーレクラウド群馬

関東1部フットサルリーグが開幕。

先週の全国選抜フットサル大会関東予選で圧倒的な存在感を見せた柏の馬場選手が今日も4ゴールと絶好調で、静から動への爆発的な加速、相手の動きを観察して先を制す足技、見た目からは想像もつかない強シュートと、Fリーグ在籍時のリカルジーニョのような別格のクオリティを見せつける。

Fリーグ在籍経験のある選手の大量補強に成功した柏。

総合力の高さは感じるものの過去に在籍した府中AFCサテライト、ファイルフォックスでは窮屈そうにプレーしていた田中選手は攻守の起点になるプレーで馬場選手との好連携を見せ、出場時間は伸ばせなかったものの、すみだ、浦安とFリーグで活躍した山上選手はフロアからキュキュッとした音が聞こえてきそうな機敏な動きで今シーズンにかける想いを感じさせた。
ゴレイロの選手層に不安があった中、府中AFCサテライトから加入した福重選手が初戦から安定感のあるプレーを見せたことも大きな収穫だろう。

基本的には3セットを3~4分交代で回し、ディフェンスはY字のプレス、オフェンスは速攻と4人のラインを押し上げる共通のやり方だが、3セットごとに選手のキャラクターが違うことが良いアクセントになりそうだ。

既存戦力と、新戦力の融合が上手く行き、エースも絶好調の柏だが、昨年はスタートダッシュに成功するも、相手が研究してからの打開策が乏しく後半戦で失速している。
今期の戦力はズバ抜けているので実直な王道フットサルで押し切れる可能性も高いが、ピヴォやコーナー角を使っての引いた相手の攻略に光るモノを見せるようになればより怖いチームになるだろう。

関東1部デビュー戦となったデルミリオーレクラウド群馬は、Fリーグから藤本選手と曽根選手が復帰したファイルフォックスと対戦。
 
おそらく関東1部では駒が足りないという理由だとは思うものの、前半は2セットを3分毎に変えつつ両セットともマイボールを捨てて相手のゴール前に2人を張らせてのロングボールという形に終始し、6-2と4点差となった後半10分過ぎからは山崎チアゴ選手、シニーニャ選手、船山選手、関口選手、須崎選手ら経験のあるベテラン勢をでずっぱりにして追いかけたが点差は詰まらず、戦力、戦術とも彼我戦力差を如実に感じる敗戦になった。

強烈な勝ちたがりの岡田サントスジオゴ監督の下、堅守と角に船山選手やチーニョを置いてのロングボールからの起点作り、相手を押し込んでからの、山崎チアゴ選手の強烈なシュートというリスクを排したクラシカルなゲームプランで2014年の全国選抜フットサルを制し、2010年前後から全日本関東予選でも格上のチームに善戦を続けていた個の力があるチームだっただけにこの結果は少々意外だった。

クオリティの高い2セット。
プレスとプレス回避。
強度の高いトランジション。
キックイン・コーナーキック・フリーキックからのセットプレー。

関東1部で結果を出すチームに共通しているのは上記の4点だろうか。
今日の4試合でトライしたチームはなかったものの、シチュエーションによってはここにパワープレーとパワープレーディフェンスも加わり、優勝、降格がかかった天王山では嫌でも向き合わされるのだろう。

9チーム2回戦総当りの16試合。
前評判が高かった前述の柏と合わせて、変則的なセット組が奏功したブラックショーツは今シーズンの台風の目になりそうだし、西川選手がいきなりのハットトリックを達成するなど名伯楽吉成選手兼監督率いるファイルフォックスの期待感も非常に大きい。

結果が出たチームも出なかったチームもまだ16分の1。

できることとできないこと。
通用することと通用しないことを整理してどう結果を出すか。
期待と現実があり、こだわっても捨てても生まれる16個の結果と喜怒哀楽が関東1部はとても面白い。

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メンバーも変わりトランジションをベースにした戦い方からのモデルチェンジを試行している感のあるFCmm。
完成まではーザービームとパントキックを武器にするゴレイロの稲垣選手がストップに奔走する場面が増えるか。
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1stセットで登場したブラックショーツの21歳、田口選手。
好守に溌剌とした動きは今季のブレイクを期待させる。
『センパイ、フットサル面白いっすね』という声が聞こえてきそうなヒトコマ。
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各選手の距離感が良く、仕上がりは上々。落ち着いてゲームを進めた飯田選手。
優勝争いが予想されるリガーレ、柏に食い込めるか。
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フィールドプレイヤー6人対9人の対戦となった権田対ゾット。
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エースの米谷選手が抜けてセット組が変わったゾット。
昨年ブレイクした雪島選手はダイナミックな好守を見せる。
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2セット組めない権田は2分で2人づつを交代。
終盤は疲労困憊のものの、精緻なフットサルでペースを握り今後に期待できる敗戦。
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やってやるぜー、とばかりなNo19馬場選手と、文字通り柏の水が合ったNo9田中選手。
1stセットに入って好連携を見せる二人は今年の関東を席巻するか。
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府中AFCのゴレイロの質の高さを証明した福重選手。
古巣府中の観客の前で安定感のあるプレーを披露。
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最終試合のファイルフォックス府中とデルミリオーレクラウド群馬
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試合を見つめるクラウドの山崎チアゴ。
風貌に似合った強烈なシュートと、風貌に似合わない繊細なボールタッチ。
どうボールを前に運ぶかの部分は要修正か。
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高いテクニックとドリブルでロングボール中心のオフェンスのアクセントになる関口選手。
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クラウドの関東1部ファーストゴールを挙げた渡部選手。
ベテラン勢の中で、こういった選手が今後出場時間を伸ばせるかにクラウドの結果がかかっているはず。
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クラウドのゴレイロ江口選手。
チームの結果のためには彼のビックセーブは欠かせない。
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ベンチでコミュニケーションを取る187cmの大型ピヴォの船山選手とアラの関口選手、トリッキーなプレーを武器とするシニーニャ選手。
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今は闘魂に在籍するベテラン勢の中で、若手として運動量と左利きを活かしたドリブルでファイルフォックスを牽引した曽根選手。
移籍したすみだから4年ぶりに復帰。気合いの入った大人の表情。
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こちらも仙台から復帰。
ボードを持つ若手に対して自分の経験を伝える藤本選手(右)。
こういうところがファイルフォックスの強みか。
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毎シーズン吉成チルドレンとも言える若手をブレイクさせる名伯楽吉成選手兼監督。
気心の知れた仲間が復帰した今季はチャンス到来か。
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地元で嬉しい勝利。
開幕戦からハットトリックを達成、サイズにも恵まれた西川選手はこの勢いで今期ブレイクなるか。
27 12月

2015/12/27(日) 関東1部 第18節 駒沢体育館 『ファインダーの先に』

2015/12/27(日) 関東1部 第18節 駒沢体育館
ファイルフォックス府中 1 - 3 カフリンガ東久留米
FCmm 6 - 2 柏トーア'82
ブラックショーツ 1 - 5 リガーレ東京
ゾット早稲田 4 - 1 バルドラール浦安セグンド

勝点31のリガーレが首位、勝点28でゾットが追う形で最終節を迎えることになった関東一部。
(第3試合のリガーレが引き分け以上で優勝。リガーレが負けて最終試合のゾットが勝利の場合のみゾットが優勝)

駒沢競技場にギッシリと埋まったリガーレのサポーターが見守る中、開始33秒で守備職人の高橋選手の意表をついた左足シュートがズドンと決まってリガーレが先制。
その3分後、156cmの小山選手が綺麗に抜け出して追加点を上げるも、ブラックショーツが波状攻撃でゴチャゴチャにしたゴール前を木村選手がブチ抜いてすぐさま1-2と追いすがる。

前半から出入りの多い展開に肝を冷やしたものの、ここからリガーレがベテランの味を発揮し、相手が自陣深い位置からのリスタートの場合はプレス、ラインを破られた時はリトリートと自分達の仕事に集中する。
その後はメリハリの効いたソリッドなディフェンスでブラックショーツの得点を許さず、後半21分にはドリブルでリガーレのオフェンスにアクセントをつける麻賀選手が蹴りこんで1-3。
後半34分からのブラックショーツのパワープレーを松浦選手、岡野選手が返し、1-5の完勝で嬉しい初優勝を決めてみせた。

爆発的なスピードと強シュートの馬場選手(柏)、卓越したベーススキルでアーティスティックなプレーをピッチに描く米谷選手(ゾット)というふたりのエースに隠れがちだが、今シーズンコンスタントに得点を取り、リガーレの初優勝に貢献した岡野選手に触れたい。

昨シーズン湘南に移籍し、Fリーグに挑戦した岡野選手。
出場時間に恵まれていたとは言えないが、関東1部に復帰して得点王を獲得した今期はゴレイロが反応できずに決まる、あるいは後ろ向きに倒れて決まるゴールが散見された。
ゴレイロがシュートに備える前に打つシュートレンジの広がり、タイミングを合わさせない振り足のスピードなど、Fリーグの経験で得た、関東リーグの標準より早い仕掛けと、フィジカルの向上が相手ゴレイロを半拍出し抜くゴールに繋がっている。
馬場選手や米谷選手のような派手さはないが、前線でポイントを作り、自分の武器を考え、活かし、チームを勝利に導くゴールを堅実に重ねる姿はお見事だった。

優勝の胴上げを見守るスタンドでは選手の親御さんや、選手が教えるスクールの生徒、純粋にチームが大好きなサポーターが喜びの声を上げる。
Fリーグを含めてどのチームよりも地域密着で、よい距離感のスタンドが一体になって喜びの輪を作る光景はとても美しい。

ふと近くの席を見渡すと、いつも会場で見かける選手の親御さんと見られる方が嬉しそうに写真を撮っている。
30歳を過ぎて息子がスポーツのトップカテゴリーで優勝を決める姿を見るのはどんな気持ちだろう。

メジャー、マイナーに関わらず、選手の一番のファンは家族ではないだろうか。
 
年末年始、親子であの試合のあの場面はどうだったを肴に飲むお酒はとても美味しそうだし、そんなコミュニケーションが出来るのは頑張り続けた選手と、見守り続けた家族の特権だ。
仲間と優勝を喜ぶ姿と、嬉しそうにファインダーを覗く姿。
そんな親子関係を築いている彼らがなんだかとても羨ましいし、心から拍手を送りたい。

◆最終順位
リガーレ東京(優勝/地域CL出場)
ゾット早稲田(地域CL出場)
コロナFC/権田
柏トーア’82
カフリンガ東久留米
FCmm
ブラックショーツ
ファイルフォックス府中(1部2部入替戦)
バルドラール浦安セグンド(2部自動降格)

◆ベストファイブ
GK
柴田 健司(リガーレ東京)
FP
岡野 健(リガーレ東京)
馬場 和也(柏トーア'82)
米谷 悟(ゾット早稲田)
山村 和士(コロナFC/権田)

◆得点王
岡野 健(リガーレ東京)

◆最優秀監督賞
奈須 隆康(柏トーア'82)

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広々とした駒沢オリンピック公園内にある、駒沢体育館。
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試合前、スタンドの歓声に応えるNo10松浦選手
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試合前の円陣
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22点で得点王を獲得したNo9岡野選手。
今日は前線でタメを作って味方を助けるプレーが光った
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先制ゴールを上げたNo11高橋選手。
高い守備力でリガーレの優勝に大きく貢献した選手の1人。
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2点目を上げたNo12小山選手。
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チームを引っ張ったNo10松浦選手、No4碓井選手、No7西野選手兼監督。
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前半の試合中、ハーフタイムで指示を送る西野選手兼監督。
今シーズンはこまめにゲームプランを指示する場面が目立った。
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以下、試合最終盤の岡野選手のパワープレー返しから勝利後。
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以下、表彰式でのキャプテン碓井選手の挨拶から記念写真
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19 12月

2015/12/19(土) 関東1部 第17節 東久留米スポーツセンター 『笑顔の皺』

2015/12/19(土) 関東1部 第17節 東久留米スポーツセンター
ブラックショーツ 5 - 3 ファイルフォックス府中
コロナFC/権田 8 - 7 バルドラール浦安セグンド
柏トーア'82 0 - 4 リガーレ東京
カフリンガ東久留米 3 - 0 FCmm

エースの馬場選手を擁して首位争いをリードしていた柏が徐々に失速。
終盤に連勝を重ねたゾット早稲田が猛追するも、手堅く勝点を積み重ねてきたリガーレ東京が残り2節の最終盤で首位に立ち、柏とリガーレが直接対決を迎えた。

今期の関東リーグMVP級の活躍を見せる柏の馬場選手が襲い掛かるも、しぶとくリガーレが食い下がる鍔迫り合いが続いた前半12分。
馬場選手が入る柏の1stセットをリガーレが守備重視のセットで凌ぐと、この試合初めて選手兼監督、36歳のベテランの西野選手がセットに入って登場する。

注意深く相手を押し込んで得た左サイドからのコーナーキックのボールをセットする西野選手。
正確な左足を持つ碓井選手、曲者の麻賀選手を囮にした正確なファーへのロブを、右外で待ち構えていた岡野選手が右足でドンピシャなボレーで捉えて前半15分にリガーレが先制する。

その2分後、同点を狙う柏が3rdセットで押し込み、中央から放ったシュートを西野選手と同年齢の松浦選手がスライディングでブロックする。
そのこぼれ玉が再び松浦選手の側の柏の選手に渡ると、今度は胸からコースに飛び込んでシュートを跳ね返した。

尋常でなく気合が入ったプレイに観客席から喝采が上がる中、勢いが殺されたボールをリガーレがピックアップしてカウンターに持ち込む。
第2PKスポット付近で柏がカウンターの先頭を抑えるも、両手で体を起こし、最後方からよろよろと何かにとりつかれたようにフロアの中央を駆け上がった松浦選手にパスが入る。
 
息が切れ、肩が揺れ、顎が上がる中、無理矢理に上半身を被せて右足を振り抜くとボールは柏のゴールに突き刺ささり、36歳のベテランが演じた一連のハッスルプレーに場内は一気に盛り上がった。

0-2で迎えた後半22分。

緩急と変則的なリズムを利かせたドリブルでアクセントをつける麻賀選手がカウンターからゴレイロとの1対1を迎え、右サイドから右足で打つと見せかけて右足裏での中への切り替えすシュートフェイントで相手のバランスを崩し、そのまま左足で綺麗に決めて0-3と突き放すと柏がパワープレーを開始する。

ウォーミングアップから優勝争いの心地いい緊張感とテンションでゲームに入った両チームだったが、勢いのある柏の若手をリガーレのベテラン達が上手くいなし、勝負所で西野選手、松浦選手と勝負の際を知るベテランがゲームを動かすキッカケを作り、岡野選手、麻賀選手といった今期関東一部でブレイクした若者達がゴールを決める。

最大瞬間風速、物量には柏に分があったであろう一戦で、西野選手兼監督をはじめ、おそらく相当に柏を研究していたであろうリガーレ。
パワープレーでも小刻みに選手を入れ替え、岡野選手が再びコーナーキックからダメ押し点を加えて0-4で柏を完封した。

3チームが権利を持っていた優勝争いから柏が脱落し、勝点31のリガーレが首位、勝点28でゾットが追う形で最終節を迎えることになった関東一部。
(リガーレが引き分け以上で優勝。リガーレが負けてゾットが勝利の場合のみゾットが優勝)
同日に関東二部ではデルミリオーレクラウド群馬が優勝して関東一部昇格を決め、10月~11月は元日本代表の難波田選手の闘魂が全日本東京都予選で快進撃を見せるなど、今年はベテランの活躍がとにかく目立つ。

基本給も出場給も勝利給もないフットサルで不惑を目前に控えた彼らが必死になる必要はどこにもない。
きっとただただフットサルが好きなだけであり、仕事、家庭との両立に苦心しながらも、自分自身が意地になり、本気になれる場所を探し、純粋にやりがいや達成感を必要としているのだろう。
そんな彼らの一生懸命や必死さを見るのはとても楽しく、なによりも励みになる。

今年の秋口、日本のフットサルのトップリーグであるFリーグではイケメンコンテストというものが開催されて話題になった。
私自身、若く美しい女性を魅力的に思うことを否定はしないし、イケメンを多く揃えるFリーグで女性に向けてキャッチーなプロモーションをすること自体は大いに結構なことだと思うが、選手やスポーツそのものに価値があるのではなく、ひとりひとりがフットサルを通して何を表現しているかに価値があるはずで、その本質を忘れないでほしいと思う。

柔和な容姿を崩しての必死のスライディング2連発から、ヘロヘロになりながらのゴールを上げた一連の松浦選手のプレーを思い出す。
なぜフットサルに賭けるかを最もよく表した、最高にカッコいいシーンだったのではないだろうか。
 
勝てば優勝が決まる最終節。
これまでチームの消滅、入替戦の敗退と決して順風満帆ではなかったベテラン達が浮かべる笑顔の皺は、きっと若いイケメンたちに劣らず輝いていることだろう。

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ウォーミングアップ開始前のリガーレ東京のルーティーン
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リガーレ東京(緑)。柏(黄)
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2得点のNo9岡野選手と、1得点のNo18麻賀選手。
これまで攻め手の乏しかったリガーレの攻撃をリードし、岡部選手は21得点と得点王争いトップの活躍。
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抜群のスピードと強力な右足シュート、パワープレーではゴレイロを務めるなど、今シーズンMVP級の活躍を見せる、柏No19馬場選手。今日はリガーレの対策が光りました。
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締まった好ゲームを演出した両守護神。
リガーレのゴレイロNo53柴田選手と、柏No20半田選手。
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No7西野選手兼監督。
先制点が生まれたコーナーキックの場面
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気合の追加点を上げたNo10松浦選手。
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守備で貢献したNo11高橋選手と、要所を締めたNo4碓井選手。
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首位対決の天王山で出番を待つ21歳の期待の若手、No30関口選手。
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試合中の両チームのベンチ。
積極的にコミュニケーションを取る場面が目立ちました。
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麻賀選手の3点目の場面
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終盤の両指揮官。
柏の奈須監督とリガーレの西野選手兼監督。
23 11月

2015/11/23(月・祝) 関東1部 第13節 三芳町総合体育館 『意地のチカラ』

2015/11/23(月・祝) 関東1部 第13節 三芳町総合体育館
バルドラール浦安セグンド 3 - 7 柏トーア'82
コロナFC/権田 1 - 2 カフリンガ東久留米
FCmm 3 - 3 ファイルフォックス府中
ゾット早稲田 10 - 2 ブラックショーツ

約1ヵ月の中断を挟んで再開した関東1部、首位の柏が強い。

トップスピードでも精度が落ちない2倍速の録画映像のようなプレーを連発する馬場選手がハットトリックを決めれば、今日は監督業に専念した奈須監督が、後半は馬場選手のいるファーストセットを休ませつつ、レベルの高い3セット回しで試合をコントロールして見せる。
終盤、今シーズンFリーグでも出場時間を伸ばした浅野選手を中央に置いた浦安の十字型のパワープレーに手こずるも、終わってみれば3-7で浦安を一蹴した。

先手を取り、追い上げられても突き放し、問題点を修正しつつ逃げ切る。
前プレ、ショートカウンター、素早い攻守の切り替えと、フットサルの王道を踏襲しつつ見事な横綱相撲を見せた柏。
Fリーグ準加盟リーグをこなしつつの過密日程なのが少々気がかりだが、残り5節、柏を中心にリーグが進むのは間違いなく、30歳という年齢はFリーグ挑戦に早いとは言えないが、今シーズン関東1部で別次元の活躍を見せる馬場選手の今後の去就も気になるところだ。


2回戦総当たりの関東1部。
8月29日の1回目の対戦で13-1というショッキングなスコアでブラックショーツに敗れたゾット。
雪辱を狙うリターンマッチは開始31秒で小笹選手が先制点を挙げると、ゾットお得意のフリーキックから武内選手がゴレイロを外してプッシュ、相手ディフェンスをワンツーで抜け出した雪島選手が沈めて前半を3-0で折り返す。

普段ゴールを守る渡邊選手が欠場し、久々の登場となった安藤選手がブラックショーツの強烈なシュートを止めに止め、今シーズン序盤は出番のなかった武田選手、田村選手、雪島選手、小林選手の若手3rdセットが溌剌と突進する。
おそらく敗者だけが意識していたであろう3ヵ月前のリベンジマッチは、後半もゾットが緩めることなく着々と加点し、後半37分にエースの米谷選手が決めて遂に10-0と大台に乗せ、終盤、ブラックショーツのパワープレーで2点を返されたものの、試合終了後のゾットのベンチからはただの一勝ではない雄叫びが挙がった。

普段は堅守をベースとしたコンサバティブなフットサルを見せるゾットが、クールだが熱く、青い炎を燃やして淡々と襲いかかった40分間を振り返る。
そこには前回の屈辱を雪ぎたいというチームとしての意地があり、出場機会で自分の実力を証明しようという個人としての意地があり、それぞれの想いが良い相乗効果に繋がったのではと思うし、負けたくないだったり、やってやろうという感情がプラスの効果を生む光景を見るのはとても気持ちがいい。

図らずも今週末、ゾットは全日本選手権の予選で意地の塊のような難波田選手が率いる闘魂と対戦する。
今日のクオリティーを額面通りに受け止めれば、5カテゴリー上のゾットに名実共隙はなく、闘魂の勝機は果てしなく薄いだろうが、前述の通り意地の力は時に不可能を可能にしてしまう。
今日、意地を見せたゾットと、今週末、いつ終わってもいい夢というもののためにこちらも意地を見せるだろう闘魂。

関東1部のゾット対東京都オープンリーグの闘魂なんていうカテゴリーを度外視したおそらく2度とは起こらないカードに期待が高まる。
実生活ではご免被りたいたいが、フットサルを通して意地の張り合いを見せてもらえるのは大歓迎だ。

 ※全日本選手権 東京都決勝大会は11/28(土)葛飾スポーツセンターで開催されます。

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鶴瀬駅、みずほ台駅からバスを利用してのアクセスになる三芳町総合体育館。
以外にも関東リーグ1試合目から最終4試合目終了に適したダイヤという偶然に毎回驚きます。

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第一試合の柏(白)対浦安(赤)
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首位柏を牽引するNo19馬場選手。
オフェンスだけでなく、スピードを活かした前からのディフェンスも効いていました。
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個性的なレイアウトの三芳町総合体育館。
壁に設けられた細長い窓から第一試合を見つめる後続の試合の選手たち。
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フットサルでは珍しい188cmと長身のピヴォ、農塚選手。
反転シュートでの得点も挙げましたが、ディフェンスにも光るものがあるので、リーチを活かしたフィクソとしてのプレイも見てみたいところ。
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浦安のパワープレー。中央の浅野選手に当ててから、右下の島田選手に渡す展開で多くのチャンスを作りました。
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監督選任で指揮を執った柏の奈須監督。
3セットをバランスよく使う采配が光りました。
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ビックセーブを連発し、大勝の立役者になったゾットNo18安藤選手。
前半のブラックショーツの猛攻を無失点に抑えたことが10-2の大勝に繋がりました。
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今シーズン12点目を決めたゾットのエース、No22米谷選手。
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守備だけでなく、機を見て中央へのパスを呼び込むNo5丸山選手。
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ゾットの3rdセット、No11武田選手、No13田村選手、No15雪島選手、No26小林選手。
ガツガツした若さとガムシャラな突進力があり、非常に面白く、存在感のあるセットでした。
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前戦の失点数分の得点(13点)に迫るゾットの猛攻。
感情的に熱くなるのではなく、青く燃えるような怖さを感じる良い雰囲気でした。
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試合後のゾット。
今日の試合に賭けていたものの大きさが分かる盛り上がり。 
20 9月

2015/9/20(日) 関東1部 第10節 三芳町総合体育館 『男の顔』

2015/9/20(日) 関東1部 第10節 三芳町総合体育館
リガーレ東京 2 - 2 カフリンガ東久留米
柏トーア'82 2 - 5 ファイルフォックス府中
FCmm 2 - 4 ブラックショーツ
コロナFC/権田 1 - 1 ゾット早稲田

2連敗から2連勝。
3連敗後に引き分けと最下位に沈む昨シーズンの王者ファイルフォックス府中。

2013年にはチームの核であるベテランの難波田選手、北選手が引退し、2014年にはベテラン不在の危機を驚異的な成長で救った三木選手(現浦安)、田村選手(現すみだ)、藤本選手(現仙台)、三浦選手(現湘南)がFリーグへ挑戦する。
すみだ3連覇後の新王者として迎えた2015年にはチームの1stセットを務めた徳嶽選手(現府中)、平山選手(現ブラックショーツ)、佐藤選手(不明)がチームを離れた。

2013年、2014年と主力が大量離脱し、降格も予想される中、準優勝、優勝という破格の結果を残してきた吉成選手兼監督。
2倍速のようなプレースピードでも精度の落ちない馬場選手を擁し、昨シーズンの入替戦から前半戦首位へと巻き返した柏を相手にした一戦に対する気合は尋常でなかった。

フロアに立てば全力で走り回り、ボールを呼び込み、強引な突破とシュートを繰り返し、要求した位置にパスが来なければ憮然と手を上げる。
ベンチに戻れば20代半ばの若手たちに激しい口調で気合を入れ、身振り手振りを交えて作戦ボードを叩き、指示を送る。
熱く、貪欲なピッチでの姿は難波田選手が、威厳と鋭さを感じるベンチでの姿は木暮監督(現大阪監督)が。
一挙手一投足にクラブを代表する両OBの姿がダブった。

堅守速攻を得意とする柏を相手のカウンター合戦で後手に回り、2-1のビハインドで迎えた後半21分。
ハーフタイムに激を飛ばし続けた吉成選手が同点ゴールを決め、気合の表情でベンチに向かい、選手、スタッフと力強くハイタッチを交わす。
どちらかといえば淡白な印象のあったこの人がこんなにも感情を剥き出しにすることが少々意外だった。

前半の激しいトランジッションからペースの落ちた後半。
前への勢いがなくなった柏の隙を突いたファイルが2点を勝ち越し、馬場選手をゴレイロにしたパワープレーも凌ぎ、試合は首位の柏を相手に5-2の完勝で終わった。
試合終了後、最後はベンチで監督の役割に徹した吉成選手はフロアから背を向け両目を抑えている。

立場が人を育てるという言葉は本当だ。
名監督の薫陶、名選手との切磋琢磨があったFリーグよりも、関東リーグで名門の重責を背負う2013年以降、毎試合、毎シーズンこの人の表情は鋭く、精悍になり、有体に言えばカッコよく、時に凄味のような雰囲気を纏うようになっていっている。

フットサル第一世代が築いたファイルフォックスで若手として活躍していた吉成選手も今年で33歳。

日本代表にも選出され、2010年にはシュライカー大阪で全日本選手権優勝も果たしたが、一ファンとしては今が彼の全盛期なのではと思う。
喜怒哀楽を剥き出しにし、チームを引っ張り、勝利を手繰り寄せる。
その姿は個性的なOB達が築いてきた、アツく、熱を放つファイルフォックスそのもだ。

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アクセスは悪く、観客席も少ないものの、ギュッと詰まった熱が篭る三芳町総合体育館。
着いてしまえばなかなかの好会場です。
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上位に躍進するリガーレを引っ張るNo7西野選手兼監督。
相手ピヴォへのクリーンなチャージ、軽やかなステップ、球速の速いパスと調子の良さが光りました。
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湘南から復帰したリガーレNo9岡野選手。
後ろ向きで受けたボールを浮かし、リフティングからのボレーシュート、遠距離から振り向いてのミドルなど、プレーの選択肢の幅を見せています。
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パワープレーにも入るNo18麻賀選手。
ベテラン揃いのチームで貴重な若手。意外にも24歳。
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トリッキーなプレーで会場を沸かすカフリンガNo16早川選手。
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カフリンガの円陣
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2-1のビハインドからピラミッド型でのリガーレのパワープレー。
コーナー角の味方とミドルシュートを警戒して引いて守るカフリンガに対し、ボールを晒して食い付かせ、ラインのギャップを作って対角を開けてのシュートパスを成功させ老獪に同点に追い着いています。
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柏の円陣
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ボールを呼び込む柏のエース、No19馬場選手に対応するファイルのNo11吉成選手兼監督。
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2013年の選手引退から、今シーズン途中に復帰した柏No9奈須選手兼監督。
もう一度プレイしたくなる気もわかる、バランスの良い今期の柏。
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今期Fリーグの府中から新加入のファイルのNo6田中選手。
難波田選手、田村選手、佐藤選手に比べるとまだまだ物足りないので、残りの試合に期待しています。
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ファイルの円陣
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タイムアウト中に鋭い指示を送る吉成選手兼監督
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FCmmの円陣
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ブラックショーツの円陣
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これまで9ゴールを上げFCmmを牽引するNo23田中奨選手とNo34田中雅也選手。
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コロナの円陣
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チームの攻守の要、昨シーズンの得点王No22米谷選手とNo5丸山選手。
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昨シーズンアルティスタから移籍し、ドリブルと左足シュートで攻め手を広げるゾットNo8加藤選手
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レーザービームと言われる高速スローでピンチを一気にチャンスに変えるゾットのゴレイロ、No1渡邊選手
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繋ぎと前プレのコロナ。
後方からの組み立てが光った大型フィクソのNo20大場選手、No9金子選手。
プレスの先鋒、No19江成選手。
金子選手が前に出る時間が増えるとどのチームも苦戦しそうです。
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ゾットのハーフタイム、円陣。
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前々節パワープレー返しで13-1で敗退するきっかけになったパワープレーにトライしたゾット。
決してパワープレーが不得意なチームではないので、残り試合がまだある段階でチャレンジできたのは大きいです。

 
1 8月

2015/8/1(土) 関東1部 第6節 東久留米スポーツセンター 『ふたりのエース』

2015/8/1(土) 関東1部 第6節 東久留米スポーツセンター 
コロナFC/権田 3 - 2 ブラックショーツ
ファイルフォックス府中 0 - 2 リガーレ東京
柏トーア'82 4 - 3 ゾット早稲田
カフリンガ東久留米 4 - 4 バルドラール浦安セグンド

バリエーションが豊富な各種のキックを正確に使い分け、小柄ながら安定したボディバランスで広い視野を確保し、オン&オフザボールとも好判断を見せる柏のエース馬場選手と、ゾットのエース米谷選手。

昨年は誰も考えつかないアイディアを最高練度の基礎技術で実現し続けた米谷選手が16試合で20得点を挙げ得点王を獲得。
今年はエラシコをはじめ、トップスピードでもプレーの精度が落ちない2倍速の録画映像のようなプレーを連発する馬場選手が5試合で9得点と気を吐き、昨年1部2部入替戦の憂き目にあったチームを首位争いへ牽引する。

1stセットに入ったふたりのエース。
 
ゾットが2点を先行も、馬場選手のスピードを活かした縦突破からのシュートを田中選手が詰めて食らいつき、前半終了間際、左サイドから中にカットインしながらフェイントにエラシコを使った漫画のようなプレイで同点ゴールをあげて見せた。

昇格初年度の2011年は驚異的なシュートストップを連発したゴレイロの高橋選手がしぶとく守り、上福元選手(現府中)の気合いとキープ、特手選手の決定力で一躍関東の話題をさらった。
Fリーグ準加盟チームとなった昇格2年目以降はリアクション型からアクション型のフットサルへの移行に苦しみ低迷した柏。
スタイル変更という産みの苦しみを乗り越え、このチームは徐々に最適解へと歩み出している。

前半の余勢を駆って後半も勢いを増す柏。
後半早々に逆転、後半24分に4-2とリードを広げたチームを引っ張る馬場選手。
どちらかというと地味な印象のあった柏だが、彼のバイタリティに呼応するように各自が振っ切れた仕掛けを見せ、活き活きとしたプレイを連発する。

後方で馬場選手がボールを持つ。
 
会場の雰囲気が変わる。
スコアを動かし、味方を活性化させ、ゲームを支配し、フロアと観客席の眼は緊張感と期待感と共に彼を見ることを強要される。
数年来望んでいた頼れるエースがそこにはいた。

試合はゾットが持ち前の粘りを見せて1点差まで詰めるものの4-3でタイムアップ。
今日は欠場していたが、スピードと攻守に質の高い動きをする荒木選手が馬場選手とマッチアップをしていたら、ゾットお得意のパワープレーがあったら(通常荒木選手がゴレイロを務めるため今日の試合ではパワープレーを行わなかった)、とありもしないたらればを想像するのも非常に楽しいものがあった。

18節中6節が終了し、昨年と同じくトップからボトムまでがギュッと詰まった混戦が続く関東1部。
各チーム2試合総当たりで争われる柏とゾットの第2ラウンドは12/13(日)16節の寒川総合体育館。

4ヵ月後も優勝争いを続けているであろう両チーム。
次回は今日後塵を拝したもう一人のエースの意地に注目だ。

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団子状態の関東1部リーグ。
ここでゾットが勝利すれば消化試合数が1試合少ないながらも一歩抜け出す状況でした。
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柏No19馬場選手とゾットNo22米谷選手。
非常に見応えのある対戦でした。
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現役復帰した柏No9奈須選手。
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No16の清野選手兼監督(右)とNo7武内選手(左)。
今日は2ndセットで2得点を挙げたゾット。
1stセットと比べてやれることは少ないですが、ガムシャラさが光る好セットです。
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1 8月

2015/8/1(土) 関東1部 第6節 東久留米スポーツセンター 『サイリウムの光』

2015/8/1(土) 関東1部 第6節 東久留米スポーツセンター 
コロナFC/権田 3 - 2 ブラックショーツ
ファイルフォックス府中 0 - 2 リガーレ東京
柏トーア'82 4 - 3 ゾット早稲田
カフリンガ東久留米 4 - 4 バルドラール浦安セグンド

バルドラール浦安セグンドに島田大陸(しまだたいろく)という選手がいるのをご存知だろうか。

昨シーズンまでペスカドーラ町田アスピランチ(町田のサテライトチーム)に在籍し、東京都1部リーグで得点王を獲得。
今シーズンはバルドラール浦安セグンドに移籍し、関東1部にカテゴリーを移す。
過去にはリカルジーニョら各国の名選手たちを擁し、今シーズンのLNFS(スペインフットサルリーグ。現在世界で最もレベルの高いリーグ)を制した名門、インテル・モビスターに練習生として渡欧した経験を持つ。

また、自ら『フットサルバトンプロジェクト』という育成年代の少年たちにフットサルの指導を行うプロジェクトを立ち上げ、同プロジェクトの代表を務めるなどFリーガーとして活躍することを前提とした、セルフプロデュース能力にも長けている。

◆詳細なプロフィールは本人のウェブサイトを参照

整ったルックスにアッシュグレーの髪。
ジャニーズ風のビジュアルに合わせて、サポーター席からはサイリウムや『大陸』と名前の入ったうちわが振られたりする、シブいオッサン達が気を吐く関東リーグではちょっと異質な存在だ。

スタイリッシュなビジュアルとは裏腹に、プレースタイルは非常に玄人好み。
フェイク、高い動きの質で相手の急所を取り、少ないタッチ数でのシンプルな組み立てでゲームのリズムを作る。
ウォーミングアップを見る限り、ボールを足元に置いてのアイディアも数多く持っているように見えるが、あえてゲームではそれを選択せず、167cmの小柄な体を相手に触らせずに勝負をする賢いプレイヤーだ。

試合はOVER35の名選手をズラリと並べた関東屈指のオッサンパワーでカフリンガが後半半ばまでに4-0のリード。
残り10分を切ったところから浦安セグンドがパワープレーを開始し、独特のボールタッチで観客を沸かせる田中優輝選手が4ゴールを挙げ、残り1分でしぶとく同点に追い着いた。

トップ登録と掛け持ちの選手がメンバー入りする不規則なチーム編成ながら、セットのメンバーとしてコンスタントに試合に出場する島田選手。
前述のパワープレーの場面でも出ずっぱりでクインテッドの一角を任されるなど新造監督の信頼も厚い。

そんな島田選手が放ったシュートは前半に1本。後半はパワープレーから1本。
見る人が見れば戦術遂行能力が高いクレバーなプレイヤーだが、一観客としてはもう少しエゴを出し、整ったルックスをクシャクシャにして喜ぶゴールシーンを沢山見たい。

結果は力になり、説得力になる。
一昨年から今年にかけて浦安セグンド→トップ→日本代表まで駆け抜けた、浦安ファミリーの傑作、加藤竜馬選手を見れば一目瞭然だし、誰にだってそのチャンスは平等にあるはずで、島田選手も十分なポテンシャルを持っている。

急激な観客減少が度々話題になり、観客席を見てもなんとなく見慣れた顔が並ぶFリーグ。
サイリウムや名前入りうちわを振られる彼はきっと新しい客層に訴求できる稀有でオンリーワンなタレントだ。

ゴレイロの位置を見極めて憎らしいほどに冷静にゴールを決め、割れんばかりの黄色い声援と、虹色のサイリウムの光を浴びながら観客席で振られるうちわの文句に合わせてガッツポーズ。

・・・ちょっと冗談のように聞こえるけれど、そんな光景が満員のアリーナで見れたらそれはそれで面白そうだなと思っている。
 
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底抜けの明るさとリーダーシップで権田を束ねるNo20大場選手。
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基本に忠実なプレーで試合を組み立てるブラックショーツNo11飯田選手
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好調リガーレ。
左からNo7西野選手兼監督。No10松浦選手。No9岡野選手。
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ベンチに座り静かに何かを考える西野選手兼監督。
今日はピッチでの熱いプレーが非常に光りました。
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さりげなくシュートをストップするリガーレのNo53柴田選手。
隙があるようでない、対戦相手にとって非常に嫌なゴレイロ。
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ファイルのゴレイロNo13安藤選手。安定感と爽やかさが光る大ベテランは今日も健在。
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入れ替わりの激しいファイルの歴史を知り、チームを引っ張るNo11吉成選手兼監督とNo15長尾選手。
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柏のNo19馬場選手とゾットのNo22米谷選手。
エラシコを含みトップスピードでも精度が落ちないトリックスターと、意表をつくアイディアを素晴らしい基本技術の高さで実現するアーティストの対決は馬場選手に軍配。
非常に見応えのある対決でした(これは余裕があったら書きます) 。
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トップでも出場時間を延ばす浦安セグンドNo11宮崎選手と小宮山選手とのTwitter芸が面白いNo15浅野選手。
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怒涛の4得点を挙げたNo27田中優輝選手。
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交代を待つNo32島田選手。
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表情豊かなカフリンガベンチ。
左から大ベテランのNo15関選手。No16早川選手。No11小宮山選手。
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28 6月

2015/06/28(日) 関東1部 第3節 ウイング・ハット春日部 『ただいまとおかえり』

2015/06/28(日) 関東1部 第3節 ウイング・ハット春日部
柏トーア'82 3 - 2 カフリンガ東久留米
バルドラール浦安セグンド 2 - 1 リガーレ東京
ファイルフォックス府中 1 - 4 コロナFC/権田
ゾット早稲田 4 - 3 FCmm

社会的には平日仕事して、土日は好きなことだけやってるうちにいつの間にかオッサンになった自分。

親から子供2人を育てる姉の話を聞くと、立派だよねー、程度の感想しか言えない。
もちろん感想は沢山ある。
主に自分と親に対してだが、それを表現するボキャブラリーが沸かないし、沸いたとしてもリアリティのない場所にいる自分が口にしていいのかはばかれる。
自分が自分の首を絞めているだけだけれど、それらしい親孝行をしていないことが申し訳なく、年々実家には足が向かなくなった。

6/27(土)、28(日)と実家に程近いウイング・ハット春日部での関東2部、1部の連日開催。
家を建て替え、作った庭で栽培した野菜を食べに来いという話をつねづね言われていたこともあり、観戦の道具と着替えとちょっとした思い切りを背負って、土曜日の関東2部観戦後、実家に向かった。

全国各地で開催されるフットサル。
関東だけでもここに行くのかー、という会場は沢山あるし、金曜日を含んだ金土日の3日間開催になる全国規模の大会ならなおさらで、1年間のスケジュールをガッツリフォローしてみると、フットサルはちょっとした小旅行の連続だ。

ルーツのある土地を離れ、フットサルが盛んな地域で活躍する選手、関係者。
『地元で開催される大会と合わせて里帰り』ブログやSNSを眺めているとそんな話も度々目にしたりする。
生活と好きなことを両立させ、見知らぬ土地で頑張っている子供たち。
はにかんだ『ただいま』と誇らしげな『おかえり』があり、久しぶりに交わす『行ってきます』と『行ってらっしゃい』がある。
想像したらなんだかとても羨ましくなってしまった。


野菜をしこたま食べ、明日の予定を話す。
家から徒歩40分かかる最寄駅に何時に送っていってほしいと話すと、会場まで送って行ってくれることになった。

13年前まで自分が住んでいた場所。
寂れた小学校越しに見える東京スカイツリーがなんだか場違いだ。
区画整備が進んだ道路を抜け、建て代わった団地を眺め、だだ広い田畑に囲まれたウイング・ハット春日部に到着する。
両親は1試合目のさわりだけを見て、最終試合終了の時間に合わせて戻ることを約束してそのまま茨城の親戚の家に向かった。

会場はクーラーが効いていて快適なのに、今日の試合はやたらとフロアにモップが入る。
ゾット早稲田とFCmmの最終試合の開始は予定より30分遅れて17:00となり、両親はスコアが2-2の17:30に戻ってきた。

両チームの名砲手である渡辺選手、稲垣選手から放たれるレーザービームが40メートルの攻守を一瞬で逆転させ、抜群のテクニックを持つ米谷選手が仕掛け、縦への勢いがある平選手が観客の期待を背に突っ込む。
加藤選手、田中奨、雅也選手とクイックネスの高い選手たちが要所をサポートし、目まぐるしく試合が展開する。
両親の登場にあわせたようなゴレイロの活躍と、ハイ・トランジッションな展開に会場は一気に盛り上がった。

名手稲垣選手が作った面の肩口を抜く荒木選手の冷静なシュートで3-2。
丸山選手のタイミングをズラしたトゥーキックで4-2。
FCmmが再三狙っていたシュートパスに田中奨選手がお洒落に詰めて4-3。

ゴレイロ。足裏トラップ。トゥーキック。オフサイドが無いことによるファー詰め。プレーイングタイム。5ファウル。

サッカーと似ているようで異なるフットサルらしさの解説に合わせて、わかっているんだかわかっていないんだかな笑顔で頷くフットサル初観戦の両親。
会場にはリプレイのモニターもなく、名前を知っている選手もいない。
それでも周囲の熱気に当てられ、3人でやいのやいの言いながらひとつの試合を笑顔で見つめた。

FCmmが激しくプレスをかけ、ゾットが時間を殺す4-3の最終盤。
残り5秒でゾットがプレスの網を外れたスペースにボールを運び、ゲームを知っている観客からは少し気の早い拍手が沸き起こる。
自分も拍手をし、それに釣られて両親も続いた。
両チームが意地を剥き出しにした、半年に1度あるかないかのフットサルの魅力がギッシリと詰まった名勝負に自分はもちろん、両親も楽しんでくれたみたいだった。

学生時代はサッカー部で社会人になった今は会社に勤めながらフットサルに夢中。
ちょっと軸は違うけれど自分もそんな生活をしている。

疲れて、時間がかかって、お金にもならなくて、モデルケースがない故に何が魅力なのかもいまいち理解されない。
 
聞かれれば自分はこういうことをやっています、とは言うけれど、なぜ惹かれるかの理由を理解をして欲しいという気持ちはもうない。
 
それでもきっとどこかで理解されたい。

そんな矛盾を抱えつつ、いつかわかってくれればいいな、と淡く思っていた重石が取れたようで、今日はとても嬉しかった。

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