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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

コラム(フットサル関連)

9 9月

2017/9/9(土) Fリーグ第15節 墨田区総合体育館 『助っ人の条件』

2017/9/9(土) Fリーグ第15節 墨田区総合体育館
府中アスレティックFC 4 - 3 名古屋オーシャンズ
フウガドールすみだ 4 - 2 アグレミーナ浜松

昨年はアルトゥール、チアゴ、ヴィニシウスの3人で113得点を荒稼ぎした大阪がリーグと全日本の2冠に輝き、今年もブラジルトリオのラファ、ヴァルチーニョ、ルイジーニョらがゴールを量産する名古屋がリーグをリードしている。
開幕から11連敗を喫していた仙台もアレックス、ノエ、マクロンの3人が馴染んできた12節からクラブ史上初の3連勝を果たし、第一クールを席巻した湘南はエース・ロドリゴのキレのあるドリブルと強烈なシュートが光った。

チーム力のバロメータやゲームの分水嶺のポイントとして、

『助っ人外国人選手』

の有無が話題になる。

助っ人という身も蓋もない言葉が示すように、日本人より優れているとされる彼らの何が助っ人たらしめているのかを考えてみた。

①フィジカル
パッと思いつくのが静止姿勢からの初速でブチ抜くスピードや問答無用の強シュートだが、コートサイズが小さく、カバーの距離が短いフットサルでこういった場面に出くわすことは1試合で数回だろし、これだけでは簡単に研究される。

個人的にフットサルのフィジカルと聞いて思い浮かぶのは、背中からお尻をアーチ状に曲げて面を作り、腰周りの厚さを活かして後ろ向きにボールを収めて『時間を作る』場面だ。

仙台に加入した187cmのアレックス、192cmのノエ、182cmのマクロンのサイズを活かした起点作りや、173cm/80kgのタンク体型のジョンレノン(浜松)の振り向きシュートなど、日本人相手ならガブって届きそうな距離を前述のアーチのキープでガッツリ収めたところの攻防戦は日本人VS外国人の花形だろう。

8名2セット+オプション2名のFP登録ではスピード自慢の切り込みや、キャノンシュートだけではオプションに周りがち。
説得力十分な背中とお尻をお持ちの外国人の存在感はなかなか魅力的なものがある。

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ボディバランスのいい諸江選手を鋭いターンで振り切ってシュートを放ったジョンレノン。
一本決めればノッてきそうな存在感のあるパワーシューター。

②テクニック
数試合前にアラウージョ(浜松)がヒールリフトでのサイド突破という派手なシーンを見せたが、左右の揺さ振りで相手の重心をズラして右足シュートというわかっていても止められないロドリゴ(湘南)のゴールパターンや、ボールの中央から上下左右へ僅かにミートポイントを微調整したトゥーキックでゴールの四隅を器用に打ち分けるボラ(すみだ)など、基本を仙人レベルまで突き詰め、再現度を極限まで高めたものにこそテクニックの本質はあるだろう。

特に胸の高さのボールを肩の窪みで受け止めるトラップや、腿から爪先まで左右両足をムダなく使ったリフティングなど、基本技術のオンパレードでボールを奴隷のように使役するボラのウォーミングアップは見惚れること必至でゼヒ早目に会場入りをしてほしい。
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抜群の足技を持つアラウージョは2016年のワールドカップでアゼルバイジャン代表としてベスト8とFリーグ在籍外国人ではワールドカップ最上位の選手。
トランジション過多のゲームでテクニックを活かせるかがこれからの課題か。

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現役時代は多彩なキックで名古屋の攻撃陣を操ったペドロコスタ。
負けゲーム後半のパワープレーの場面でニヤリの笑み。

③イマジネーション
ラファ(名古屋)が見せたボールをホイップするバックヒールや、ボラの相手を背負った状態でのヒールキックなど『そうきたか!!』や単純に『スゲー!!』といってしまうプレーは彼らならではだろう。

見た目は派手だがこういったプレーは相手を手や間接視野で確認したり、プレーのセオリーから逆算してこそ成功するもので平常時の状況判断も非常に長けている。

前に立っていたり、スライディングに来ているディフェンスにシュートを当てる回数が少なく(それでも打つ場合は股下や、体の側面から巻くなど相手DFすらゴレイロのブラインドとして利用)、キックフェイントで相手を寝かせてからのループや、天井から状況を俯瞰しているように味方のフリーの選手にスラす好選択が多いのもファンタジスタの特徴だ。

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割とマイペースそうなリーグ屈指の天才、ボラとラファ。
今期の仙台戦でのボラの4ゴールは圧巻。

④競技の理解、フットサルIQ
強烈なシュートやズバ抜けたテクニックがあるわけではなく、170cm/68kgという中肉中背のマルキーニョ(府中)が来日後から着々と出場時間を伸ばしている。
カウンター合戦から自軍のバランスが崩れた時にファウルを受けてゲームを切るなど冷静な状況判断が光り、セットプレーやパワープレーのメンバーに入っていることからもプレッシャーの中でも再現性の高い技術を持っていることが伺える。

数字が評価材料となる助っ人としては物足りなく映るかもしれないが、地味だが的確な繋ぎと戦術眼でどのセットに入れても潤滑油として計算できる彼らがいるだけで監督としては非常に楽だろう。

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セットプレーの場面で指差し確認をするマルキーニョ。
攻守にサボらない勤勉助っ人。

⑤勝負強さ
バスケットボールではここぞという場面での得点の多い選手のことをクラッチシューターというが、どの競技でもプレッシャーのかかる局面において良い働きができるのは名選手の証。
最近ではシビアゴール(先制/同点/逆転/勝ち越しなどゲームの趨勢に意味のあるゴール)という言葉も見かけるようになってきたが、相手の戦意を挫き、味方の士気を上げるゴールは何よりも価値のあるもので、美しさよりも感動とともに何十年後も語り草となるゴールはこの文脈からあげたものだろう。

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ゴールを量産するヴァルチーニョ(10)/ルイジーニョ(11)/ラファ(13)。
贔屓チームとの対戦で『名古屋の外国人にゴールを決められる』というだけで、一気にガックリくるファンは少なくないはずだ。

⑥間合い
外国人というよりは彼らが主戦場にしていたリーグの特性と言える。

パスラインを切りつつジワジワ詰めてヘッドダウンさせてからガッツリ追い込むこともあれば、内腿にヒザをブチ込む勢いで突進してくることもある。
国際試合や外国人選手のデビュー戦は彼らのプレスの距離感にリーグ文化が透けて見えていて非常に興味深い。

ここが激しいほどその選手の球際の強さが図れる。


助っ人外国人を助っ人たらしめるものについてダラダラと書いてきたが、当然これは日本人選手にも当てはまる。

今日の試合であれば岡村選手の背面キープで相手を引きつけてからの展開がすみだの1stセットの強みになっていたし、西谷選手や吉川選手(両名古屋)の相手の狙いを削ぐワントラップ目でのマークの外し、渡邊選手(府中)のボレーシュートには様式美すら感じる。
小兵ながらゴールを挙げた関選手(府中)や中村選手(大分)の痒いところを埋めるフォアザチームの献身は感動的で、追い込まれた時に見せる皆本選手(府中)の火事場のクソ力的なクラッチシュートは助っ人外国人顔負けだ。

他競技になるが体操では内村航平選手がオリンピック個人総合を2連覇し、陸上の桐生祥秀選手が100メートル走で10秒の壁(9.98秒)を破る。
野球では並み居る大男たちを相手に松坂大輔やダルビッシュ有、イチローらの力と技を武器にWBCを2連覇してもいる。

毎大会メダルラッシュに沸くレスリングや柔道、長谷川穂積(10回)、内山高志(11回)、山中慎介(12回)らが連続防衛記録を伸ばしたボクシング、型の追究とメンタルと相手の分析がキモになる卓球やバドミントンでも世界と伍する日本は控えめに言っても個人、団体種目ともスポーツ先進国だ。

半面フットボール全般はとかく『世界との距離』や『日本人だから』という言葉をネガティブな用途で使いがちで、お釣りがくるほど他競技で溜まっている正しいプロセスを踏み、努力を信じれば結果に繋がったという事例は忘れがちだ。
大国に学ぶことはもちろん大事だが、過度な劣等感は日本サッカー協会側の神田川にでも即刻沈めるべきだろう。

個人的な考えだが日本人選手に足りないのはゴール前の工夫だ。

今日の試合も11本のシュートを撃った清水選手(すみだ)のシュート力が目立ったが、決まったのはゴールを横断するサイドからの速いパスにファーから飛び込んで決めた1ゴールのみだ。
ゴールの狭いフットサルではゴレイロを外す、寝かせるのがゴールへの早道で、正対したゴレイロに向けた強烈なシュートがゴールの量産に繋がるとは言えず、③のイマジネーションの項目でも述べた、ラファやボラのゴール前で相手を観察し、相手DFすら活かしてしまうイヤらしさをゼヒ盗んでみてほしい。

9/16からトルクメニスタンで開催されるアジアインドアゲームズへ育成を観点にU25日本代表という苦戦必至の謎カテゴリー(対戦相手はすべてフル代表)で挑む日本代表だが、未来ある若者たちにはゼヒ自信を持ち、相手をよく見て小馬鹿にするようなプレーにチャレンジしてもらいたい。


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スペインでの2シーズンの経験で判断を含めたスピードアップが顕著な吉川選手と、ボレー/ミドル/ファー詰め/振り向き/1VS1と万能型ピヴォに変貌した渡邉選手。
30歳前後で一皮向けたベテラン勢の今後も非常に楽しみ。
19 8月

2017/8/19(土) Fリーグ第11節 府中市立総合体育館『マイナースポーツの自縄自縛』

2017/8/19(土) Fリーグ第11節 府中市立総合体育館
府中アスレティックFC 5 - 4 湘南ベルマーレ

最近なにかと耳にする評価項目『インスタ映え』に無縁な会場、それが府中市立総合体育館だ。

最寄駅の府中本町駅からご新規さんには敷居の高い府中競馬場、大東京綜合卸売センターを横目に15分ほど歩き、地元の親子連れが1周100円のゴーカートで遊んでいる光景を尻目に、風化した体育館の公民館然としたタイルの床を歩く。

チケットのもぎりをお願いしてアリーナに入るとオレンジ色の観客席がコの字型にフロアを取り囲む光景が飛び込んでくる。
ゴール裏は手前側ゴール前の攻防が見切れて見えず、両サイドの席は通路が非常に狭いし、躍動する選手を間近に見られるアリーナは迫力はあるものの、座席高がイマイチで個人的にはもう少し高い位置から観戦できるとありがたい。

キャパシティはFリーグ規定の2,000人に満たない1,500人前後。
コートサイズはこちらも規定の縦40メートル×横20メートルに満たない縦38メートル×横20メートル。
Fリーグ参入初年度はクーラーが無く夏場のデーゲームは蒸し風呂状態だった。

2008年に府中アスレティックがFリーグに参入する際、キャパシティとコートサイズを満たす代替のアリーナの確保(あるいは現会場の改修)を条件として提示されていたとのことだが、今シーズン開幕前に突如今年の8月を期限として府中市立総合体育館の利用禁止が決まったらしい。

駅近で公園内に設置された都市型総合施設の典型である墨田区総合体育館や、美術館を彷彿とさせる外観のオーシャンアリーナのような利便性や快適さはないド・昭和な会場だが府中市立総合体育館の試合は非常に盛り上がる。

小さ目のハコに毎回1,000~1,200人の観客がコンスタントに入るギュッとした会場密度はコッテリ濃い目。
異常に近い観客席と周囲を壁が取り囲み、目の肥えた観客が挙げるブーイングはアウェーの選手たちにとっては牢獄に入れられてプレーをしているような感覚だろう。

ワンプレーを一同が目で追い、狭い体育館に熱のこもった歓声を響かせた後は、入口前のロビーに三々五々集まり、くたびれた長椅子に腰かけて世間話や感想戦に興じる。

おひとり様、友人、カップル、ファミリーと客層も多様で、そんな姿をアリーナ併設の学食風のレストランけやき(試合日は営業を途中で切り上げスタジアムフードを提供)が見つめる光景はどのスポーツも理念に掲げる地域密着や、スポーツを通したコミュニティの相互理解の理想的な姿だ。

およそ近代的ではないが個性という点ではこの会場がFリーグでNo1なのではないかと思うし、全てのジャンルのスポーツチームが欲しがる試合以上のものを提供しているアリーナの使用を禁じたリーグの決定が本当に残念でならない。


マイナーからメジャーへのブレイクスルーを目指して2007年に始まったFリーグは昨シーズンから観客動員数の減少が顕著で500人を切る試合も珍しくない。

11年目を迎えたリーグで2,000人以上の会場を持っていて2,000人をコンスタントに集客できているのは北海道(と集客力のあるイベントを打った際の名古屋)ぐらいだろうし、喫緊の課題は2,000人規模の会場を保持しているかではなく、落ちこむ観客動員数を上げるためにリーグとして指針を示し各チームのアプローチを先導することだ。

参入希望のチームを集めて運営能力をテストするとして2012年から始まった準加盟リーグ(現Fチャレンジリーグ)だが、今年は5年間参戦した柏TOR(今シーズンからトルエーラ柏に名称変更)が脱退し、3年目を迎えるはずだった徳島ラパスは特にアナウンスもなくチーム自体が解散した。

今年はボアルース長野、浜田フットサルクラブが参戦したが、2014年の仙台(2011年で脱退した花巻の後継および地域的なバランス)とすみだ(人気、実力が抜群)の加入以降、これはと思う強力なファクターを持つチームは現れていないし、準加盟リーグは目指すステージに対して勝敗よりも金銭面や体制、全体の意思統一やモチベーションの維持が現実的な目標となる場で、優勝イコールFリーグ参入となるわけでもないリーグでチームの各員がそれぞれの立場で設定する『勝利』を得るのは並大抵のことではないはずだ。

昨年開幕したBリーグをはじめ、スポーツ、音楽、演劇などの競合が多々おり、首都圏のアリーナが相次いで体育館の改修期に入った現状で条件のいい会場の争奪戦は熾烈だ。

率直に言って今のFリーグの観客動員数で2,000人の体育館は不要だし、国際大会の規約としては縦38~42m×横18~22mの幅が認められており、フットサル以外のラインをすべて消しているピッチも、海外リーグを見ると割合雑でバレーやバスケットボールの線が残っている会場も多く見られる(スポーツコートを設置する場合や、国際大会を除きほぼそんな感じだ)。

Fリーグは必ずしも必要のないルールで自縄自縛している。

会場は見に来る観客数に見合ったキャパシティがあれば十分だし、フロアサイズの差異を肴に語る感想戦も面白いだろう。
ラインは外枠とゴールエリアが判別できれば競技進行には問題ないので、その分の労力を集客営業に充ててほしい。

納得のできるプロセスを踏み、結果に満足する。
選手はフットサルの練習と試合が、運営は営業と利益がそれにあたるだろうし『競技を楽しむ」という本質は選手も運営も同じだろう。

現状に即していないルールがあるせいでリターンが出ないようであれば、ルールは負担でしかないし、ナンセンスに向き合わされる組織は疲弊していく。
お金はモチベーションとして非常に重要な要素であり、情報が多様化した現代では武士は喰わねど高楊枝よりも貧すれば窮ずの傾向は顕著だ。

府中のホームアリーナ問題は代替会場の確保が第一の解決策になりそうだが、至近のエスタルフォアリーナ(狭間駅から徒歩2分。3,000人収容)はボルダリングの大会で利用されるなど、新興競技との争奪戦も年々出てくるだろうしすんなり決まるとも思えない。

強弱がハッキリ分かれたチームが混在するリーグで拡大路線は時期尚早だとは思うが、ルールに納得ができ、継続的な体制の強化が可能な現実的に参入したいと思えるリーグでなければ未来はないだろう。

史上初のホームアリーナ引退試合となる湘南戦のキックオフ前に、府中のキャプテンである皆本選手が『ラストゲームとして伝説に残る試合をする』とインタビューに応え、その通りThis is 府中劇場な逆転劇に熱狂する展開になったが、伝説とは物語が続き、対象の価値が輝き続け、担い手と語り部がいてこそ成り立つもので、2017-2018シーズン第11節の府中アスレティックFC対湘南ベルマーレ戦は現時点でただの好ゲームのひとつでしかない。
そしてこんな『伝説』は不要だ。

府中のホームアリーナ問題は府中アスレティックFCと府中市立総合体育館に限定されて論じる問題ではなく、リーグは11年を過ぎた現状を分析し、トップリーグの敷居が現状に即しているかどうかを判断すべきだろう。

試合後、皆本選手がスタンドにミニボールを投げ入れる際、背番号5のブカブカのレプリカユニフォームの上下を着た少女が最前列にかぶりついてボールをねだっていたが、こういう子をガッカリさせず、伝説の語り部でいてもらい続ける姿勢を見せることがリーグとしてあるべき姿であり、11年前に敷いたルールが今後の自分たちの競技の発展を縛る鎖になっていないかを見直すフェーズにあると思う。

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18 7月

2017/7/18(火) AFCフットサルクラブ選手権 『観戦のしおり』

アジア各国のリーグ王者が集うAFCクラブフットサル選手権が7/20(木)からベトナムで開催。
今年は7年連続日本代表として出場した名古屋オーシャンズに代わってシュライカー大阪が初出場。

観戦のしおり的に情報をまとめました。

※Youtubeでのライブ配信の見方・準備についてはこちら
http://futsal-philosophy.blog.jp/archives/1066732376.html

◆各種ウェブサイト
・JFA公式(日本語)

・AFC公式

・Wikipediaの2017年大会まとめ
(こちらの方が公式よりも情報が充実)

・Wikipediaの各年のまとめ
(濃厚なAFCクロニクル。素晴らしいっす)

◆大会形式
7/20(木)~7/25(火)まで4チームor3チームで予選のグループリーグを実施。

その後、上位2チームが決勝トーナメント進出し、

27(木)準々決勝
28(金)準決勝
30(日)3位決定戦/決勝

の日程で優勝を争う。

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◆登録選手
外国人選手1名/AFC圏の選手1名が登録可能。
後述するベトナムのタイ・ソン・ナムは今大会のためにムヒタリアン(ブラジル代表でも活躍した切り込み屋)、タイエビ(イラン代表のテクニック抜群のピヴォ)を補強
大阪は昨年リーグ制覇の原動力になったブラジルトリオからアルトゥールをチョイス。

◆過去の戦績
2010年の第1回大会からの7大会でイラン(2010年セパハン/2012年パサン/2015年タシサット)と日本(2011年・2014年・2016年名古屋)が3度優勝で最多。
唯一の例外は名古屋で行われた2013年にタイのチョンブリが優勝。
なお、名古屋は2012年・2013年にも3位、イラン勢は2011年・2013年に準優勝、2014年に3位。

過去7大会で決勝には日本かイランのチームが常に進出しており、この2カ国がアジアの2強であることを示している。

歴代優勝チーム

◆過去の個人成績
AFCの個人表彰はMVPと得点王。

MVPはイランが5度/日本が1度/タイが1度。
得点王はイランが4度/日本が2度/タイが1度。

日本のMVPと得点王はいずれも森岡薫。

イランのスゴイところは過去に5チームが出場し、MVPに3名、得点王に3名が輝いているところでイランがアジアのタレント王国であり、スペイン、ブラジルの世界2強でもできない激しい上位争いが個々のレベルアップに貢献していることを証明している。

得点王とMVP
今回イラン代表のパサンには2011/2012年のMVPのケシャバーズ、2011年に得点王を獲得したハッサンザデー、2012年に得点王、2016年ワールドカップブロンズシュー(MVP序3位)のイスマイルプールが在籍。
パサンは名実ともにイランのドリームチーム。

◆ポッド分け
サッカーと同じくポット1→4の順に各グループに割り当て。
ホスト国がポット1にシード扱いで収まり、他は1大会前の同大会の結果から順番に割り当て。
昨年イランのタシサットが準々決勝で名古屋に敗れたため、今大会は同国のパサンがポット2となり、大阪がとばっちりを受ける形になった。

ポッド1
Vietnam Thai Son Nam (hosts)
Japan Shriker Osaka
Iraq Naft Al-Wasat
Thailand Chonburi Blue Wave

ポッド2
United Arab Emirates Al Dhafrah
Iran Giti Pasand Isfahan
Qatar Al Rayyan
Uzbekistan Almalyk

ポッド3
Australia Vic Vipers
Lebanon Bank of Beirut
China Shenzhen Nanling

ポッド4
Indonesia Vamos Mataram
Kyrgyzstan EREM
Tajikistan Disi Invest


◆グループリーグ考察
Group A
1.Vietnam Thai Son Nam (H)
2.United Arab Emirates Al Dhafrah
3.Australia Vic Vipers
4.Kyrgyzstan EREM
G-A
AFC公式 グループA考察

6月からベトナム代表とベトナム唯一のプロチームのタイソンナムの監督を兼任することになったアジアの宣教師、ミゲル・ロドリゴがホスト国ポッドを活かして好位置につけ、オイルマネーと中東由来のフィジカルを活かして昨年ベスト4に輝いたUAEのアルダフラは日本代表でポルトガルの名門ベンフィカに所属する日本代表の逸見勝利ラファエル、2016年W杯8強のアゼルバイジャン代表のオリベイラ(両名ともブラジルからの帰化選手)を加えてパワーアップ。

順当に考えればこの2チームが2強だが、2016年のAFCで日本代表を6-2と血祭りに上げたキルギスのエレムも日本目線では要注目。
また、オーストラリアサッカー協会は予算を理由にフットサルの代表活動停止を決定しており、昨年のグループリーグで優勝した名古屋を相手に長身選手を揃えて2-2で引き分けた同国のヴィック・ヴァイパーズは意地を見せたい。

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日本、タイ、ベトナムとアジアで確固たる地位を築いたミゲル・ロドリゴ。
小柄ながらハーフに引いての粘り強い守備と鋭いカウンター、強烈なシュートで2016年WCベスト16に輝いた新興国をどう料理するか。
前監督チームのタイ代表ではWCの1ヵ月前に就任からベスト16に進出しており、2度目の短期調整という奇跡のレッスンのお手並み拝見。

Group B
1.Iraq Naft Al-Wasat
2.Qatar Al Rayyan
3.Indonesia Vamos Mataram
4.Tajikistan Disi Invest
G-B
AFC公式 グループB考察

昨年イランのオールラウンダー、タバコリ(MVPを受賞)を助っ人に加えて決勝進出を果たしたイラクのナフィトを中堅国カタールのアルラヤンが追う。

タイ&ベトナムを中心とした東南アジアのフットサル人気を追い風に成長著しいインドネシアのバモスはイランのアベディン、オランダ代表のサイードを獲得。
中央アジア特有の粘り腰でタダではやられそうなタジキスタンのディシもイラン代表のザデー、ブラジル人のブルーノを加え、両チームともポッド4に似つかわしくない存在感。
既存勢力+助っ人外国人の力で2強の1枠を食えるか?

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混戦模様のグループBで実績最上位。昨年準優勝のナフィトを牽引するタバコリ。
日本で大量消費されている『イケメン選手』がいかにどうでもいいか、この濃い顔と懐の深いドリブル、ちらっと覗くボクサーパンツを見ればわかるはずだ。

Group C
1.Japan Shriker Osaka
2.Iran Giti Pasand Isfahan
3.China Shenzhen Nanling
G-C
AFC公式 グループC考察

上位2チームが決勝トーナメントのグループリーグでC・Dグループは3チーム/2戦の短距離走。

現役時代から因縁浅からぬイランオールスターのパサン(2012年優勝/2013年準優勝)、名古屋が2011年を制覇した時のアジウの右腕だったバルチ監督&日本代表でも活躍し、神戸、仙台を率いた比嘉リカルドコーチのシンセン(2013年に名古屋との3位決定戦に敗れてベスト4。なおセンの文字が外字のためカタカナ表記)との巴戦に、選手として2011年にAFCを制した木暮シュライカーが挑む。

勝ち点計算的には実力の劣るシンセン相手に引き分け以上→パサンには得失点差を考えての負けでもOKだが(昨年名古屋は1分1敗(得失点差-2)で決勝トーナメントに進出し優勝している)、リアリストと勝負師の面を見せる木暮監督がグループリーグを調整としてか、立場を変えて再会した知己に差を見せつける場として捉えているか初戦のシンセン戦に注目だ。

個人的には2連勝で決勝トーナメント進出→2016年のAFCで止めを刺されたキルギスのディジーや、前日本代表監督のミゲル率いるタイ・ソン・ナムを蹴散らしての優勝→久しぶりの日本人による日本代表監督就任へ最高のプレゼンテーションになることを期待している。

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1名だけの外国人登録にノミネートされたアルトゥール。
日本では半径2メートルを完全制圧をするアンタッチャブルな存在だが、イランの変則的なドリブル、タイの小気味いいパス&ムーブを封じ込めるか。

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現在進行形のシンデレラストーリーを歩むゴレイロの柿原選手。
Fの舞台では型&面◎/反応○/判断△の印象だが、アジアの強豪相手の初の国際舞台で劣勢の場面をキッチリ締めたい。

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オールラウンダーのヴィニシウス、前線で起点を作るポイントゲッターのチアゴが使えない今大会。
欠けたピースを代役で埋めるか、胸中のプランBを披露するか木暮監督の手腕に注目。

Group D
1.Thailand Chonburi Blue Wave
2.Uzbekistan Almalyk
3.Lebanon Bank of Beirut
G-D
AFC公式 グループD考察(のちほど更新)

クラブ、代表ともイランと並んでアジアの強国に成長したタイのチョンブリと、ロングパンツと跳ねた後ろ髪がトレードマークのGKウマロフ擁するウズベキスタンのアルマリクが一騎打ち。

昨年のAFCではアルマリックと引き分けるも得失点差に泣いたレバノンのベイルートは、2戦トータルでのマネージメントに活路を作る。

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2013年にチョンブリが優勝した際のMVP、アジアを代表するピヴォのスパワットがお隣のベトナムで2度目の制覇と得点王を狙う。

彼の他にもボールキープや動き出しで攻撃のスイッチになるブラジル人フィクソのシャパ(No4)、才気溢れるクリトサダ(No7)、ジラワット(No8)などテクニックとコンビネーション豊かなアタッカーが彩るフットサルは一見の価値あり。

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卓越したベーススキルと個性的なビジュアルで観客席を沸かすアルマリクのウマロフ。
アジアを代表するゴレイロの活躍が決勝トーナメントへの行方を左右する。

9 7月

2017/7/8・9(土・日) Fリーグ第5・6節 浦安市総合体育館/墨田区総合体育館『ハーフセントラルの意義』

2017/7/8・9(土・日) Fリーグ第5・6節 浦安市総合体育館/墨田区総合体育館『ハーフセントラルの意義』

※2017/7/11初稿→7/12末尾に観客数の比較について追記

ハーフセントラル

『256』

2の累乗としてシステムの世界ではキリが良く、個人的にはそろそろSSDやmicroSDでも手頃な価格になりそうだなというのが職業柄連想される数字だが、7/8(土)、7/9(日)のハーフセントラル(浦安、墨田総合体育館に6チームづつを集めて3試合×2日開催)の最低入場客数(7/8(土)の浦安での仙台府中戦)がこの数字だった。

カードとしては墨田に強豪、人気チームが集中した印象だったが、今年台風の目になりつつある湘南や健闘の光る浜松、外国人トリオが入った仙台とそれなりに見所はあっただけに正直意外だった。

唐突だが『256』という観客数が独り歩きしている感もあったので、1節の開幕戦セントラルと5&6節のハーフセントラルの観客数を各日の同一時間での試合の合算でまとめた。
以下を見てほしい。

観客数

こうして見ると2会場で行われたハーフセントラルと、1会場で行われたセントラルの差はわずか(1試合平均で93%、110名程度今回のハーフセントラルの観客が少ない)で、

『東京(関東近郊)で行われるセントラルの集客数は最高2,000人/平均1,500人程度』

というのが定量化された11年目のFリーグのリアルだ。
(ファンの母数は変わらない以上、セントラルを2箇所でやる=それぞれにセントラルの観客が動員されてトータル2倍の観客、は期待値とはならない。ファンを1/2づつ分け合うというのが数学的な道理だろう)

苦戦を余儀なくされた浦安会場も、スマホで課金ゼロで観られるAbemaTVの視聴者数は20万人(実際はセッション切れになった同一ユーザのアクセス数も集計されているだろうからもう少し少ないだろう)とのことで、手の平の世界での観客数は結構多く、露出の減ったフットサル界としてはここから現地観戦への導線を持ってこれればしめたものだ。

Fリーグ11年目に生まれた新職業『フットサル解説員』を務める名古屋9連覇の立役者、北原亘氏のコメントも毎回素晴らしく、コメント入力が可能なAbemaTVでコメント者の中から抽選で当選アカウントを発表し、2試合以内に会場に足を運べばプレゼントの実物を受け取れるなんてのをやっても面白いかもしれない。

セントラルの観客数の落ち込みが顕著であり『256』という数字にヒステリックになっていたこともあるが、今回のハーフセントラルは開幕戦と同程度の集客だったというのを念頭に、あと5回あるハーフセントラルと、シーズンのオーラスである駒沢セントラル→同プレーオフの観客数を冷静に評価していけばいいのではないだろうか。


全国リーグの費用の大半は会場費と移動費だろう。

集中開催のいいところは1チームが借りた会場への1度の移動費で2試合行えることだ。
昨シーズン観客が500人を切り明らかに赤字と思われるホームゲームを行うよりも通年の収支は大きくなるのではと思う。

簡単にだが1回あたりのホームゲームの開催費を素人が想像できる範囲でまとめてみた。

ホームゲーム費用

平日:900,000円/土日祝:1,100,000円というのが簡単な試算で、以下がチケット代を2,000円としての損益分岐点(緑が平日/水色が土日祝)だ。

損益表

こう見ると損益分岐点はそこまで高くないことが分かるがここでのプラスが後述する遠征費に充当されるのでプラマイゼロで喜んでばかりもいられない。

なお会場設営(体育館に元々あるラインを床色のラインで消してフットサルのラインを引く、せり出し式のアリーナ席を出す)だったり、諸々の雑多なことは全額有志によるボランティアで賄っての試算となる。
試合を楽しんで帰りにあーだこーだ感想を言うだけのフットサルファンとしては毎回感謝の言葉しかありません。


移動についてだが、12チーム3戦総当たりの全33試合をフラットに分ければ11試合が上記のホーム、残りをアウェーとセントラルで22試合、各11試合を分け合うことになる。
かなり乱暴な試算が続くが遠征メンバーを16名として遠征2回とハーフセントラルで2試合のモデルケースをいくつか出してみた。

移動費

今回のような集中開催だと移動費を節約できるケース2、3の試合になるチームにメリットが大きい。

北海道(対浜松、湘南)、大分(対名古屋、すみだ)はありがたかっただろうし、同一地域の対戦が組まれた町田、すみだ、大阪、神戸は結構な好カードをホームゲームでできたかもと考えるとちょっとガッカリだったかもしれない。

神戸対大阪の関西ダービーが関東のハーフセントラルで開催というKYなカードもあったが、去年の同カードはグリーン神戸/グリーン神戸/高知春野で開催されていて、大阪の純ホーム会場の試合はひとつもない。
半ば形骸化されたホーム/アウェー/セントラルの煽りを食った形だが、関東のフットサルファンに試合終盤までハラハラドキドキの4-4の引き分けという熱戦をお披露目出来たのなら腐らずドヤってもいいのではないだろうか。

結論をまとめよう。

①観客動員
→開幕戦とほぼ同等の動員であり健闘した。
気の毒だがこの開催地の近さだと256人という数字はありえなくもないとしか言えない。

②費用
→長距離移動が発生する対戦をするチームには大幅なメリットがある。
集客を見込めたかもしれないハーフセントラルだったが、浦安は墨田とのキャスティング差で入場料収入面で割を食った。

浦安会場に行かれた方には意外かもしれないが、トータルで見るとハーフセントラルはそれなりに成功したのだと思っている。

実業団形式であるVリーグや、昨年産声を上げたBリーグも土日(あるいは金土)に2試合づつの試合形式で実施しており、多くの競技が採用する以上、この形式のメリットは確実にある。
全チームの体力を現実的に考えると体制が強いところに抱っこや、負債の持ち回りをした方が長い目で見るとプラスになりそうだし、これを何年か続けて全チームが一定の体力をつけるのを待つのもひとつの選択肢だろう。

色々と妄想の域を出ない推論が続いたが1チームでリーグは成り立たない。

『256』という観客数や、関西ダービーを関東でというカードの妙(正確には妙なカード)もあり、大いに不安を感じたハーフセントラルだが説得力のある答えがあるならファンは納得するしかない。
アナウンスがないからヘイトや不信感が生まれるわけで、何らかの意図や理由があって始めたハーフセントラルならファンに目的を伝えてほしいし、何が達成できて何が課題として残ったのかをリーグは明示してほしい。

※補足 観客数の比較について
観客数の比較は『同一地域での2会場開催なので、同一日時で足を運ぶファンの母数は変わらない』という仮説の論証が目的で、代々木1会場⇔浦安/墨田2会場合算を同一時間での試合順ごとに比較した。
(①②は各日の同一時間での試合数(3)で各日の合計を、③は全体の同一時間での試合数(6)で2日間の合計を除算:以下:試合順比較)

本記事のUP後『開幕は1節6試合/今回は2節12試合だから節ごとの平均でないとおかしいのでは?』という意見をいただいたのでそちらについても考察した。
(④⑤は各日の試合数(6)で各日の合計を、③は全体の試合数(12)で2日間の合計を除算(以下:節比較))

観客数_R1

観客数_R2

当然だが試合順比較、節比較とも合計の観客数は変わらないので、

『東京(関東近郊)で行われるセントラルの集客数は最高2,000人/平均1,500人程度』
というのが定量化された11年目のFリーグのリアルだ。

というのは変わらない。

反面、

⇒ファンの母数は変わらない以上、セントラルを2箇所でやる=それぞれにセントラルの観客が動員されてトータル2倍の観客、は期待値とはならない。ファンを1/2づつ分け合うというのが数学的な道理だろう

について初稿では実数が明示されていなかったので、同一地域内でのハーフセントラルの量の決まったパイの食い合いというマイナス面がテキストのみでしか表現できておらず(節比較の表はその点が50%以下という数字でハッキリする)、アンフェアな見せ方(自分はただのファンなのでどこに対して公正であるのかは不明)だったのではと反省している。

そんなこともありハーフセントラルで本来あるべき姿とは、というのを13&14節に予定されているきたえーる(北海道)/オーシャン(名古屋)でのハーフセントラルで、それぞれ単独開催でそれなりに観客が入った試合をモデルケースに簡単に妄想してみた。

観客数_R3

観客数_R4

同一地域で観客を取り合うこともなく、各地域で集まったファンの前で選手・関係者が1日3試合づつのコンテンツをより盛り上げようという相乗効果で切磋琢磨する。
ハーフセントラルは今シーズン6回あるがおそらく本来あるべきはこういった形での開催だろう。

いずれにしろハーフセントラルが興味深い試みであることは間違いないし、最近ではセントラルが一部会場に固定されていることもあり、各地域ごとの期待値をもう一度おさらいできるのはリーグとしても貴重な機会だろう。

やってみたら意外と面白かったこともあり、ハーフセントラルの観客動員については3回目、6回目終了時にでも実数を紹介していこうと思う。

会場

12 6月

2017/6/12・13(土・日) Fリーグ第1節 国立代々木競技場第一体育館 『今シーズンの注目点』

2017/6/12・13(土・日) Fリーグ第1節 国立代々木競技場第一体育館
シュライカー大阪 4 - 3 エスポラーダ北海道
ペスカドーラ町田 4 - 1 デウソン神戸
バルドラール浦安 0 - 1 アグレミーナ浜松
フウガドールすみだ 9 - 1 バサジィ大分
名古屋オーシャンズ 1 - 0 府中アスレティックFC
湘南ベルマーレ 6 - 0 ヴォスクオーレ仙台

11年目のFリーグが開幕。
今回は個人的な2017-2018シーズンの注目点をいくつか紹介します。


①シュライカー大阪のAFCフットサルクラブ選手権の挑戦(2017/7/20~7/30)
AFCフットサルクラブ選手権は2011から7度開催されており、2011/2014/2017年に名古屋が同大会最多の3度優勝している。

昨季、就任3年目の木暮監督のもと、ブラジルトリオ+小曽戸/田村/加藤未渚実の6名を中心に群を抜いた結果で優勝したが、酷暑のベトナムで7/20~7/30の11日間、最大6試合の連戦はそうもいかないだろう。
同大会のレギュレーションでは参加チームの国外選手の起用はベンチ入り2名/出場1名(Fリーグではベンチ入り3名/出場2名)となっており、今季加入した相井選手、芝野選手、堀米選手らのアタッカーと既存の日本人勢力を活かしつつのパズルを余儀なくされそうだ。

昨年の名古屋はシンビーニャが負傷のため、唯一の外国人だったセルジーニョがバランサー的な役割で八木/橋本/齋藤らの若手3人集をバックアップ。
森岡/北原らの大黒柱が去った新生名古屋は1勝3分1敗(イランキラー関口選手の嫌がれせのようなストップ連発による2PKで勝ち抜け)という奇跡的な結果でカーテンコールを迎えたが、今回の大阪はAFC向けに日本人選手の駒を上乗せし、盤石の体制での参戦になる。

名古屋以外ももちろんだが日本人監督が同大会を率いるのも史上初で、日本フットサル界のアイコンのひとりである木暮監督にはミゲル・ロドリゴ監督の後任をスペイン人に限定した日本代表監督人事を後悔させる結果を期待したい。
グループリーグ同組であり、日本のライバルのイランから出場するパサンには昨年のワールドカップでブロンズシュー(MVP序3位)を獲得したキャノンシューターのイスマイルプールが所属している。
日本人監督としては他から一歩リードした感のある木暮監督にとっては、手腕を証明するには願ってもない最高の大会だろう。
若干面倒くさそうなニヒルな笑みを浮かべて優勝トロフィーを掲げてもらいたい。


②アジアインドアゲーム(2017/9/17~9/27)
2014年のAFC(各国代表)の2連覇以降、一気に強化予算やスケジュールの冷遇が目立つフットサル日本代表。

2015年は年数回の強化合宿とトレーニングマッチで強化を図ったもののあえなく本番で撃沈しワールドカップ出場権を逃し、先日バンコクで行われた第1回U20選手権は国内合宿と名古屋サテ&トップとの練習試合で臨みベスト8敗退。
続くU25という珍妙なカテゴリーで神戸フェスタに出場したがトルクメニスタンフル代表に3-3の引き分け、U25クロアチア代表(実際は25歳以上の選手も参加)に1-3で敗れてグループ最下位に沈み、参加6チーム中の5、6位を賭けた順位決定戦でオーストラリアのGalaxyFCを11-0で退け、明確な1弱の大会で見事5位を死守した。

同大会に日本フットサル黎明期の名指揮官である中村氏、前川氏に率いられて出場したトルクメニスタン代表は1、2位決定戦に進出し、デウソン神戸に次ぐ2位に輝いた。
このチームは昨年11月の日本遠征ではリガーレ東京、ファイルフォックス府中、すみだ、浦安、町田を相手に1勝4敗の戦績だったが、その後、今年同国で開催されるアジアインドアゲームズに向けて国内合宿、スペイン遠征と精力的に強化を重ね、世界最高リーグであるスペインリーグ1部チームに勝利するまでに成長している。

意欲を持ち、良い師に学び、強敵と鍛錬を積む。

先日開催された甲斐選手の引退試合で散見したエピソードだが、90年代後半から2000年代前半にかけて、チーム、個人でブラジルへ武者修行に行くことが日本のトップランナーの間でトレンドになっていて、愚直な正攻法とも言える先人たちの強化の種が日本代表の2000年代後半の躍進から2014年のAFC連覇に繋がっていたことは間違いない。

アジアインドアゲームズには(フル代表であるかの公式なアナウンスはまだないが)日本代表も参戦する。
トルクメニスタンをはじめ諸外国から優秀な指導者を招聘し勢力的に強化に励むアジア各国との対戦を通して、せっかくのスペイン人監督を迎えながら研鑽の機会がない元強豪国の現在地がハッキリとわかるはずだ。


③府中アスレティックのホームアリーナ問題(2017年シーズン通年)
もともとメインアリーナに据えた府中市総合体育館がFリーグの規定(ピッチサイズが縦40メートル×横20メートル必要だが、おそらく縦38メートル×横20メートルほど。観客席数が2,000人以上必要だが1,500人程度。また空調があること)に満たなかったものの、今後の是正を条件に2010年からFリーグに加入した府中。

空調は整備されたものの、(元々いつまでに必要かのリリースはなかったが)ピッチサイズと観客席数が是正期間を越えても未達であることを理由に8月以降の府中市総合体育館でのホーム開催がリーグとして許可されなかった(ここは多少の憶測を含む)。

開幕以降、名古屋9連覇時代の対抗馬の一角として名勝負を演じ、2015年には決勝戦で名古屋を破ってオーシャンカップ優勝に輝く。
席数は少ないながら着席率が高いアリーナからコの字に囲んでピッチを見つめる昭和感とローカル色たっぷりの府中市総合体育館は、オシャレでカッコいいという近年のアリーナスポーツと対局にあるもののギュッと詰まった熱を持ち、一緒に共通のコンテンツを楽しむという観るスポーツを体現している素晴らしいアリーナだと思う。

今年、今後のFリーグ参入へのトライアルを目的としたFチャレンジリーグから柏が脱退し、徳島ラパスはチーム自体が何のアナウンスもなく消滅した。
代わりにボアルース長野、浜田フットサルクラブが参入したものの、現有リソースに勝算ありと見込んだ2チームがなぜ脱退したのかの議論やフィードバックが行われたのかが非常に気になった。

ルールに準拠することはもちろん大切で、違反を起こせばペナルティが待っている。
それが契約や法に準拠した現代社会のベースであることは間違いないし、否定する気は一切ない。
だが公序良俗やモラルに反したわけでもなく、フットサル界の盛り上がりに貢献し、熱狂的に応援してくれている人たちの感情面を無視する裁定はちょっと空気が読めない気がしてならないのは私だけだろうか。

暫定条件での参入という経緯もあり、府中側も強く出れないというのは想像に難くない。
こういう事例は言った言わないや、声の大きい人の意見が通りがちで、当事者以外は沈黙が金だ。

もちろん府中がピッチサイズと観客席数を満たせるアリーナの算段を付けることが最もスッキリする解決策だが、現状がパワーゲームに終始しているようなら各関係者は以下のFリーグ設立時の理念に目を通してみてほしい。

11年前の憲章は有名無実化していないか、Fリーグが目指していた未来に向かっているかを確認するにはいい機会だろう。

『F』はフットサル(FUTSAL)の頭文字というだけではなく『Fight』『Fun』『Friend』『Fair Play』『Future』という意味も込められている。
Fリーグは理念として、日本のフットサルの競技レベルを向上することやフットサルを普及して競技人口を拡大すること、フットサルコミュニティを創出して国民の心身の健全な発達に寄与すること、国際交流を行って国際親善に貢献することを掲げている。


④販売/観戦の多チャネル、多メディア展開を軸としたIT活用(2017年シーズン通年)

2016年に開催されたオールスター、2017年の全日本選手権で実施されたAbemaTVによるライブ放送が今シーズンからFリーグ本戦についてもフォローされることになった。
『AbemaTVがあるから会場よりも家からAbemaTVで観ればいいや』という層が増え来場者数への影響があるのではと懸念されたが、開幕セントラルの最多入場者数は2日目14:30キックオフの名古屋府中戦で2,018人となった。

昨シーズンの開幕セントラルの最多入場者数は1日目17:00開始の町田神戸戦の2,934人で、3カ月前に行われた全日本選手権の決勝戦が3,228人だったことを考えると、確かに観客は減ったように思うが、アリーナ/スタンドともどこかの会場で観たことのある面々はやっぱりいて(すいません。自分もですが...)、なんだかんだで骨の髄までジャンキーなコア層はAbemaTV云々を抜きに確実に会場に来てしまうのだろう。

年々客足の落ち込みは顕著だが、開幕バブルとワールドカップの余勢を駆った2008年代々木セントラルの名古屋浦安戦が7,081人の観客を集めたことを忘れてはいけない。

就職、転勤、結婚、出産、介護・・・。
9年という時間は生活を変えさせるライフイベントを迎えるには十分だ。

新規顧客獲得も勿論大事だが、色々な要因でフットサルを観ることから離れた元フットサルファンの7,081人にフットサルを思い出してもらうことにもAbemaTVは非常に強力だ。

ネット環境があればどこでも観れるチャネルで定期的な露出の場を持てたことは機会があればまた観に行きたいだったり、懐メロや同窓会感覚でのお久しぶり層にとっても今後大きな力になるだろう。

反面、Fリーグのサイト運営は迷走している。

6/10(土)の10時(開幕戦キックオフの2時間前)にFリーグのサイトがダウン。
2時間後にTwitterでダウンのお詫びを掲載し、18時に限定復旧の報を掲載したが、その後、6/15(木)22時現在までAndroidスマートフォン/タブレットからはトップ画面のタブ(ニュース、試合結果などの項目)が反応しなくなっている。

また、一般発売の6/1よりも3日早い5/29に電子チケットDMM.Eで売り出すことを5/28にリリースしたが、アプリからは検索がヒットせず、ホームページの最下部にある小さなリンクのみからしか遷移できなかった。

電話やメールでのお客様問い合わせ窓口のないチケットビジネスでこのあたりのリテラシーやセンスのなさは閉口ものだし、何を持ってシステム的に正しいと判断できるかの人材がいないのではと思う。
SNSが全盛の昨今だが、そこからの流入先はチケット販売サイトや公式ホームページになるわけでここを抑えられなければ売上や利便性に寄与しない。

公式ホームページ、SNS、AbemaTV、そして会場での現地観戦をリンクさせることがIT活用のキモで、2017年は個体として駒が揃っている。
有名無実化した役職を増やすのではなく、ここを俯瞰的にデザインできるCEO補佐なり報道官をゼヒとも招聘してほしいところだ。
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7 5月

2017/5/7(日) 甲斐選手引退試合 町田市総合体育館 『16年後の笑顔』

2017/5/7(日) 甲斐選手引退試合 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田レジェンド - CASCAVELレジェンド
CASCAVELレジェンド - KAI SHUJI FRIENDS
KAI SHUJI FRIENDS - ペスカドーラ町田レジェンド

『フットサルのすすめ』という本をご存じだろうか。

副題は『Super League 2001 Official』と打っており、2001~2003年(2000年にプレ大会を実施)にかけて行われた競技フットサルの通年全国リーグ(といっても関東7チーム+関西1チームで行われたJFA主管ではない私設リーグであるスーパーリーグのオフィシャルガイドブックである。

選手名鑑もついており未だに現役でFリーグを戦う選手は金山選手(町田)、三井選手(府中)、岩本選手(浦安)の3名のみだが、各地域リーグで選手や指導者として活躍している面々はまだまだ結構な数がおり、インターネットではほとんど情報が残っていないフットサル黎明期で彼らが期待の若手と呼ばれていた時代の貴重な文献である。

このスーパーリーグの代表が昨シーズン45歳で引退した甲斐修侍氏で、本の冒頭にあるスーパーリーグの意義を語る言葉が非常に奮っている。

『今後の課題としては、いかにして『観る楽しみ』を提供していくか、ということですね。
そして多くの人に観られることによってプレーヤーの技術も上がるわけです。
そういういい循環を作っていけば必ずスーパーリーグは成功すると思っています』

当時流行していた細めのセルフレームのサングラスから覗く笑顔がなんとも印象的だ。

それから16年。
2007年にJFA主管による全国リーグのFリーグが開幕し、2012年にはワールドカップベスト16に進出。
名実ともに日本のフットサルのレベルは大いにアップしたと思う。

観客動員数の伸び悩みはもちろんあり、プロ化も進まず、チームごとのレベルの格差もあるが、観客動員はどちらかと言うと健闘と不振が目立つチームの差が開いているのが顕著(前者が北海道/町田/すみだで後者が仙台/大阪/大分)で、2000年前半のフットサルナビやピヴォを見てみると関東リーグを戦う主力選手がインタビューでファーストフード店で週4日バイトをして生計を立てているといったことが普通に記事になっていたりもしたが、現在のトップリーグであるFリーグでは金額の過多こそあれサラリーを貰える選手は増えてきているのではと思う。
競技レベルの不均衡については、F開幕前の1996年~2006年の11年間は関東の強豪チームが全日本を8度制していて、いい選手がその時にいい環境の組織や地域に属するようになるのは競技者として当然のことだろう。

過去のエントリーで散々現状に対する不満を書いてきたが、日本フットサル界が正当に進化してきたことは間違いがない。
ただ、最近の停滞感や他競技の躍進を見ると歯がゆさや、意思決定層の無関心さが目立つように感じて率直にとても寂しい。

ゴールデンウィークの最終日、5/7(日)に行われた甲斐選手の引退試合は1990年後半からの黎明期に鎬を削った戦友たちの同窓会を、ずば抜けた股関節の柔軟性と、バランスを備えた分厚い体躯をベースに奇術のようなテクニックを操り『フットサルの神様』と称されるファルカンが見守る好イベントになった。

引退試合はペスカドーラ町田レジェンド、CASCAVELレジェンド、KAI SHUJI FRIENDSの3チームに、今年3月に全治2ヶ月の怪我を負った甲斐選手が入ってランニング15分ハーフで戦う巴戦形式。

第一試合に登場した相根選手が寄せに来た甲斐選手の状態が万全でないことを視野に捕らえるとなんでもないパスをさりげなくトラップミスしてサイドラインを割らせる。
古くから主役をよく知る戦友たちにとっては、今日のハイライトが何かの話し合いは不要ということだろう。

3試合の総当り戦はファルカンが代名詞のファルカンフェイント、アウトサイドでのリフティングからサソリの尻尾のように後ろ足を振り上げてのパス、シャチホコシュート、鎖骨の窪みを利用してボールをピタリと止めるトラップと妙技の数々をご祝儀代わりに披露して喝采を集めれば、甲斐選手が親子競演を果たし、最初に立ち上げた競技系チームのAZUR(98年全日本準優勝)のチームメートである黒岩氏とマッチアップ。
イゴール選手の肩口を負傷明けとは思えないループシュートで狙うと、これを防いだイゴール選手が申し訳なさそうに手を合わせるなど各出場者が見せる笑顔が非常に印象的だった。

ダブルタッチを活かしたサイドのドリブル突破を武器にした橋本選手がファルカン相手にファルカンフェイントからヒールリフトを見せて会場を笑いの渦に巻き込めば、ファルカンと森岡選手が抜群のテクニックと局所的なスピードアップでゴールを呼び込むなど、笑いと競技としての見せ場も十分で、職業ファルカン/趣味フットサルといった風情な神様の美技を堪能しつつ、甲斐選手になんとかゴールに絡んでもらおうという気遣いが交錯して時間が進む。

最後はこの日得点がなかった甲斐選手のために急遽審判に入った阿久津氏が突如PKを指示すると、ベンチから3チームの選手が応援に飛び出し、甲斐選手が周囲の期待と共にペナルティスポットへ。
公式戦とちょっと違った緊張感の中で放ったシュートは無常にもゴールを外れ、フロアに集まった3チームの選手がコテコテのズッコケ芸を披露した後のセカンドショットを確実に決めると、やっつけ感と愛のある胴上げでこの日の主役が宙に舞った。

フットサルに熱中して青春時代を過ごし、めでたくアラフォーを迎えた壮年の志士たち。

近いようで遠かった憧れのファルカンとの絡みと、日本の競技フットサルで長くメインキャストを務めた甲斐選手への惜別の想いが交錯する笑顔が印象的な引退試合は最高のカーテンコールで幕を閉じた。

『今後の課題としては、いかにして『観る楽しみ』を提供していくか、ということですね。
そして多くの人に観られることによってプレーヤーの技術も上がるわけです。
そういういい循環を作っていけば必ずスーパーリーグは成功すると思っています』

16年前に語った甲斐選手の言葉はシンプルだ。
だが、とても重い。

フットサルはメジャーになりうる可能性を持った魅力的なスポーツだと会場に集まった誰もが思っているだろうし、それが叶っていないことももちろん知っている。
それを叶え、年間1億円以上のサラリーを集めているのは世界中で黄色と赤の縞模様のシャツを着て町田に現れた『観る楽しみ』の権化のようなファルカンだけだろう。

2007年のFリーグ開幕。
カズこと三浦和良(Jリーグ横浜FC)が参加しベスト16に進出した2012年のワールドカップ。

ブレイクしそうでしきれない歯がゆい競技だが、マイナースポーツなんてどれもそんなものだ。

フェンシング
バドミントン
ハンドボール
ラグビー
女子サッカー

オリンピックやワールドカップで、金星、メダル、優勝と話題になった各競技も印象的なトピックや名場面は覚えているものの、数字に残る客足として定着しているかというと首を横に振らざるを得ない。
その中でフットサルが人気も待遇も一気に飛び抜けるというのは神業に近いものがあるし、一番に必要なものは残念ながら『我慢』だ。

我慢とわずかな進歩の16年間。
今回の引退試合はそんな我慢を感じさせない笑顔が沢山あった15分ハーフ×3試合で、出場した選手たちは久々に再開した戦友との同窓会を心から楽しめたのではないだろうか。

冒頭に観客動員数の伸び悩み、プロ化への停滞、チームごとのレベルの格差について触れたが、全体としては16年間で少しづつ確実に進歩している。
ふと現実を見ると暗いニュースが多かった2016年シーズンだが、新シーズンへの谷間の時期に沢山の笑顔を見れたのがとても嬉しかった。

没頭し、ジレンマを感じ、喜怒哀楽を共に感じた仲間たちはいつの間にかお腹が出て、髪には白いものが増え、笑えば目尻に皺が寄っている。
切磋琢磨した当時の戦友たちとの再開を笑い合えるのは濃い時間を過ごした彼らだけが味わえる最高のご褒美だろう。

おそらく何年か後にあるだろう誰かの引退試合でも同じ光景が広がっていてほしい。
その時、2001年の言葉をまた思い出すはずだ。



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こちらが2001年に毎日新聞社刊から出版されたフットサルのすすめ。
まれにAmazonで出品のある一冊で、あの人がこのチームに的な発見もあり。
フットサルファン歴が10年未満の人に非常にオススメ。
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試合前の整列時に森岡選手が記念撮影。
試合中は鬼気迫る気力を見せるタレントたちもこの日は笑顔。
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2004、2008年のワールドカップで日本の底を支えたふたりの闘将、難波田選手と鈴村選手。
残念ながらワールドカップには縁がなかったものの、まだまだ現役の岩本選手も交えてイイ笑顔。

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この体格差ながら異なる武器で勝負するふたりの背中。
2008年のブラジルワールドカップで対戦経験もあるファルカン選手と金山選手がガッチリ握手。
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本日の主役のふたり。
5番と12番へ炊かれてできるフラッシュの後光。
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フットサル界のレジェンドとJリーグのユースチームに所属する親子鷹の初競演。
押してもビクともしない稲田選手をマークして分かる父の偉大さ・・・。
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文中の黒岩選手とのマッチアップ。
迎え撃ついい笑顔が非常に印象的。
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試合の待ち時間で生まれたファルカン/イゴール/森岡のスリーショット。
東京の観光情報か、日本/ブラジル/中国のリーグを経験した3人の次の旅路への情報交換か。
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華試合で目立った稲田選手の強烈な右足と石渡選手の平然としたセーブ。
ここ数年グラスルーツカテゴリーで猛威を振るった闘魂のふたりはFでも全然やれそうな存在感。
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笑顔が目立った試合で突如発生したシュートファイト。
フィジカルでゴリ押しする稲田選手の仕掛けを岡山監督が後ろからユニフォームをクラッチして抑える。
普段は柔和な岡山監督が見せるシブカッコいい真剣な表情。
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こちらは闘魂劇場。
プロレス式に稲田選手に当たって盛り上げる難波田選手。
ファルカン→森岡の伯日キングのお膳立てから美味しいゴールをゲット。
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右45度からの甲斐選手の左足ループを防いだイゴールがゴメーンとばかりにこの笑顔。
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昨シーズンの町田の出世頭、日本代表にも定着しつつある原辰介選手の兄、過去に町田でゴレイロとして活躍した原章展選手が石渡選手とスイッチ。
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世界最高のテクニシャンであるファルカンの惚れ惚れするような胸板、お尻の大きさ、足首の細さ。
生で見る機会があった場合は、背中に鉄板が入ったような姿勢の良さと、それを支える均整の取れたフィジカル、試合前のルーティンである単純な足上げや、股割りの柔軟さといった彼のハードの部分にゼヒ注目してほしい。
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試合の合間にファルカンがアリーナのファンにサインとセルフィーの大サービス。
文字通りの神対応を受けようとアリーナ最前列の人口密度が急上昇。
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ダブルタッチで会場を沸かせた足技自慢の橋本選手がファルカンと対峙。
本家相手にファルカンフェイントからのヒールリフトを見せると会場は大爆笑。
町田総合に世界初のドリブル芸が誕生の瞬間・・・。
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3分ほど出場し、pepperのような動きから1ゴールを上げたFリーグ報道官の加藤未央さん
今期は報道官らしい報道を沢山お願いします・・・。
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文中のPKの場面。
『えーと。これは何のイベントだって言われて来たんだっけ・・・』とばかりに所在なさげなファルカン。
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試合後の引退セレモニー。
長く同じチームで戦った藤井選手、市原選手、前田選手、相根選手らから花束を贈られて目を抑える。
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最後はファルカンからも花束贈呈。
『えーと。これは何のイベントだって言われて来たんだっけ・・・』
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少しずつだが確実に進歩した時代を駆け抜けた卒業生からの贈る言葉。
昔もこれからも本質は16年前の言葉がすべてだろう。


20 3月

2017/3/20(月・祝)第22回全日本フットサル選手権大会 国立代々木競技場第一体育館『王者の自己肯定感』

2017/3/20(月・祝)第22回全日本フットサル選手権大会 国立代々木競技場第一体育館
◆3位決定戦
府中アスレティックFC 1 - 0 デウソン神戸
◆決勝
フウガドールすみだ 2 - 7 シュライカー大阪

古い話題だが2007年に賞金女王に輝いた上田桃子選手がTVのドキュメンタリー番組でプロとしてお金を稼げないスポーツを選択することを不思議だと発言したことがある。
 
人気も実績もない選手でなければ大した話題にもならないだろうが、当時の若手女子ゴルファーブーム真っ只中で年間1億6千万円を稼いだ若干21歳の賞金女王の発言として非常にヘイトを集め有体に言って炎上した。

他者と競い、結果に応じた報酬を得ることはごく普通なことで、成り上がりの波に乗る野心的な若者の発言として至極もっともだと思ったが、こういった発言は理屈よりも受け手の感情が優先される。
彼女が言うところの稼げないスポーツを愛好する人達からのやっかみや、ゴルフを稼げるスポーツとした先人へのリスペクトが欠けているというのが当時の論調だったと思うが、要するに『勝者として空気を読め』ということだろう。

貧すれば鈍する(貧しさによる生活苦が才気や高潔さを奪う)という言葉がある。
スポットライトが当たる前の下積みは誰にでもあるが、美談としてそこにフォーカスが当たるのは成功した後だ。
スポーツに限らず不安で暗い鍛錬の時期を越えた勝者が賞賛や利益を得るのはむしろあってほしいことで、トップランナーは後進の励みのためにも頂点に立った自己肯定感を大いに表現してほしいと思う。


22回を迎えたプロ・アマ混合トーナメントの全日本選手権はシュライカー大阪の優勝で終わった。

決勝トーナメントの8試合中、大阪以外の試合はどれも1点差のゲームで今期中盤からの大阪のクオリティーはズバ抜けていたと思う。
 
開幕以来9連覇中の唯一のプロチームである名古屋が敗れたものの、大阪の構成も名古屋と同じく違いを作れる外国人選手+脇を締める代表クラスの日本人選手という構成で、歴史が変わったと表現される今期の王位継承劇だったがプロセスは木暮監督自身が選手時代に名古屋で体験したメソッドに沿ったもので、これが日本のトップリーグで優勝するチームのモデルケースなのかなというのがシーズンを振り返ってみての印象だ(実際に引退を宣言した最後の全日本決勝トーナメントの3試合で木暮監督は出場機会を与えられていない)。

2013年の全日本決勝(すみだ4-4(PK3-4)名古屋)ではPK戦でゴールを決めた後に名古屋のリカルジーニョがすみだのサポーター席に挑発的に拳を突き立て、今年は2-0から同点になる第2PKを決めたアルトゥールがすみだのベンチの前で派手なガッツポーズを見せた。

どちらも憎々しげな行為だが、地力は劣るもののゾンビのようなしつこさや異様なテンションで会場の雰囲気をがっちりすみだに掴まれた苦しい展開の裏返しでもあり、ワールドクラスの相手をここまでいきり立たせたのは大したものだろう。

特にアルトゥールとチアゴの活躍が光った決勝戦だったが、彼らを越えるためにどうすればいいかを対戦相手もチームメイトも考えることに意義がある。
来シーズンも文字通り日本フットサル界のドデカイ目標になれる選手が日本に来てくれたことにありがとうと言いたい。

大会の前後に選手の退団・引退のリリースがあり、勝っても負けてもセンチメンタルな雰囲気が漂う全日本。

甲斐選手、鈴村選手、小宮山選手らの記憶にも記録にも残る黎明期からトップランナーでありつづけたベテラン達のカーテンコールは惜しむらくも祝福する気持ちにもなるが、若干21歳、大学3年生でFリーグ、全日本優勝の2冠を飾った大阪に所属する水上洋人選手の引退は衝撃だった。

2015年のプレーオフで加藤未渚実選手、田村友貴選手と共に頭角を現し、今シーズンは日本代表候補にノミネートされた前述のふたりと水をあけられた感はあるが、技術が高く冷静で真面目な大阪らしいアラとして非常にポテンシャルを感じる若手で、来期の契約のオファーもあったという。

こちらは木暮監督と水上選手のインタビューだが、トップリーグでの競技生活から一線を引いた後は大学4年生として就職活動を行うということで、ケガでも能力的な壁でも燃えつきでもなく、キャリアのピークを今後迎えるであろうアスリートが安定した生活のために下した決断は正直言葉に詰まるものがあるし、フットサル黎明期からジャンルのアイコンだった木暮監督が『このスポーツにかける思いがないとまずはスタートラインには立てない』と語るようにマイナースポーツであるフットサルを取り巻く環境は22年前と本質はほとんど変わっていないのではと思ってしまった。

スポーツは麻薬だ。

キツイ練習に耐え、タフなチームメイトと競って出場枠を掴み、同じ過程を越えてきたであろう対戦相手とシノギを削る。
そんな中、自分を応援してくれる人達の前であげるゴールや勝利は格別だろう。

そんな快感にズブズブと嵌ってマイナースポーツ故の狭いムラ社会の中で苦心するよりは、普通の会社に就職して趣味でフットサルをするほうが賢い付き合い方かもしれないし、普通の会社勤めをして土日と周りの顔色を伺いつつ有給休暇を使ってフットサル観戦をしている自分にも現場の温度感はなんとなくだがわかるものはある。

来シーズンのFリーグはセントラルの代替として6チームを1会場に集めて2日間連続の大会方式を何節か入れるという発表があった。
宿泊費と移動費の負担が全国リーグで最も大きな費用になるが、大幅な収入増を見込めない以上、支出を減らすのは理に適った施策でこういうアイディアはどんどん実践してほしい。

運営は費用を極力減らす。
ファンは行ける範囲で会場に足を運ぶ。

入場料(グッズ収入を含む)、放映権料、スポンサー収入が主な財源となるプロスポーツだが、後者の2つが大きく見込めない以上、ファンができることは会場に足を運んで、よさそうなグッズがあったら買うことぐらいだろうし、もちろん自分もそうする。
ごくごく小さいことだが自分が落したお金が選手や関係者の環境の改善になってくれたらこれ以上に嬉しいことはない。

何度か『Fリーグを目指したいけどどうしようか迷っている』という相談を受けたことがある。

地域リーグを含めた選手のインタビュー記事などを紹介し、いくつかのモデルケースを説明したがみな普通に就職した。
いい選択なのではと思う。

同じ顔ぶれの選手たちが時にチームを変えつつ活躍してきたFリーグ。
黎明期のアイコン達が去ったものの、次のチームの顔と呼べる選手は育っていないのではないだろうか。

マイナースポーツのトップリーグが『憧れだけど現実的に目指すにはリスクが高いもの』というのはありがちだ。
否定はできないし、そんな世界が魅力的かどうかは人それぞれだし、各自が考える価値感を100%尊重する。

大会の前後に選手の退団・引退のリリースがあり、勝っても負けてもセンチメンタルな雰囲気が漂う全日本。

トップリーグに所属し、最強のチームでベンチ入りの枠を掴み、ビックタイトルを獲得する。
 
競技者として最高の自己肯定感を得られるシチュエーションで、競技者として本意でないであろう引退の涙を流す若者の姿を見るのはとても切なく、胸にくるものがあった。
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今期で引退を表明した神戸の闘将鈴村選手と、献身的なアラとして出場時間を延ばした若手の川那部選手。
準々決勝の浦安戦では貴重な3点目をゲットしベスト4に貢献。
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出場時間に恵まれなかった府中の若手、岡山選手と水田選手は全日本でブレイク。
大分戦での右サイドからのダブルタッチ→トゥーでの強烈な一撃がインパクト絶大な水田選手は移籍先でコンスタントな活躍を狙う。
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3位に輝いた府中。
キャプテン皆本がメガホンを手に締めの一言。
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決勝に進んだ大阪とすみだ。
久々に見たすみだの円陣。Fリーグでもまたやってほしい。
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開始早々に大阪から2点を奪った諸江/宮崎/清水/西谷のすみだの1stセット。
素早い揺さぶりと果敢なプレスで先制パンチを浴びせるも、後半は地力のある大阪になすすべなし。
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大阪の強力な縦のライン。
半径2メートル以内は俺の制空権と言わんばかりの存在感のアルトゥールと、縦パスをことごとく収めてゴールに突進するピヴォのチアゴ。
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試合前、試合後の水上選手。
才能のある選手が挑戦しがいのある舞台であるか、という問いかけに答えが出ない。
4 3月

2017/3/3(金)~4(土) FリーグプレーオフFinal Round 岸和田市総合体育館『決勝戦の風景』

2017/3/3(金)~4(土) FリーグプレーオフFinal Round 岸和田市総合体育館
◆1戦目
シュライカー大阪 2 - 3 ペスカドーラ町田
◆2戦目
シュライカー大阪 3 - 2 ペスカドーラ町田
※シュライカー大阪が年間王者

リーグ1位に勝ち点4のアドバンテージが与えられる勝ち点5先取(勝:3点/分:1点の勝ち点のため町田は2連勝が必須で最大2試合開催)のレギュレーションになった今年のプレーオフ決勝だが、第1戦の開始数秒で町田のエース、森岡選手が筋肉系のトラブルで早々に負傷退場。

相手を問わず1試合1~2点を見込める大駒を失った町田だったが、今シーズン目立った活躍のなかった本田選手がこの機会に発奮し大阪のゴレイロの柿原選手を落ち着いてかわして2ゴールを挙げると、相手ゴール前でしぶとくボールを奪った室田選手が蹴り込み町田が0-3で前半を折り返す。
後半はカウンターから大阪の王将、アルトゥール選手がゴールが浮くほどの強烈なミドルシュートをブチ込み、出場メンバーが固定されたチームでしっかりポジションを掴んだ24歳の田村選手が詰めて2-3と追い上げるも、3分間のパワープレーをズバ抜けた団結力で凌いだ町田が次戦に繋がる1勝を挙げた。

2戦目は町田のラフファイトに終始イライラしていた永井選手が若干20歳の仁井選手のシュートパスをスラして先制し、その後大阪のフロントラインをゴリゴリと引っ張るチアゴが決めて2-0と大阪がリードを奪うも、町田が残り20秒で得た第2PKを前日の負傷から強硬出場の森岡選手が沈めて2-1とし前半が終了した。
後半21分に篠崎選手のコーナーキックがオウンゴールを誘い町田が同点に追いつき、その後は2.5セットで回す町田と、ブラジルトリオと小曽戸選手を中心に少人数ながら強力なカードを順次フロアに送る大阪の鍔迫り合いが続く。

2戦目の町田は森岡選手の調子が万全でないと判断し、本田選手とのダブルピヴォを随所に織り交ぜて森岡選手への注意を逸らし、代名詞の俊敏なターンや強烈なシュートではなく狩猟犬のような嗅覚で後方からゴール前に侵入しての一噛みを狙う工夫が光った。

勝利が必須条件の町田が残り3分からパワープレーに打って出るも、最後は来日1年目からここぞという時の異常なガッツキでゴールを奪ってきたチアゴが横江選手の足元に入ったボールを引っかけて奪ってのパワープレー返しを成功させて3-2とし、引き分けでもOKだった初優勝にアリーナがどっと沸く歓声を添えた。

全体としては1年を通じ安定して実力を発揮してきた大阪が2戦合計のスコアで接戦を制したという格好だったが、シーズン後半からのピーキングがバチッとはまった町田の集中力とテンションの高さがピカピカに光った2試合で、惜しくも優勝を逃したものの熱戦を盛り上げた助演俳優賞として堂々と胸を張ってほしい。


今シーズンはFリーグを中心に観戦したが、シーズンの上澄みのプレーオフでもというか、だからこそというか気になるところはいくつかあった。

①レフリング
1戦目はルーズボールを追う際に町田の選手が前腕で相手の顔を叩いてから体を入れる場面が数度あり、初回で笛を吹かないことでラフプレー→抗議→ラフプレーの連鎖が目立った。
選手はプレーに対するリアクションで審判を試し、審判もプレーに対する笛で選手にメッセージを伝えるのはごく自然なことで、審判は笛を含めた初回のリアクションにこだわるべき。
2戦目の前半は両チームに第2PKが与えられたが、こちらは荒れるというよりは妥当な判断の積み重ねによる好(公)演出で◎。

②試合日程
すみだと大阪のホームアリーナで金、土曜に実施されたプレーオフ1st/2nd、ファイナルラウンドだが、両日とも金曜日の方が観客が多かった(それぞれ1,835人/1,361人と1,485人/1,170人)。
アリーナの賃料も平日の方が割安になることが多く、Jリーグを含め土日に集中する各種イベントとのバッティングも回避できることから、定時退社でギリギリ間に合うキックオフ時間でのスケジュール設定はマイナースポーツとして一考の価値があるのでは。

③シーズンのハイライト作り
プレーオフ4試合を戦った町田の集中力、緊張感、一体感の高さはどれも素晴らしく、トップリーグとして非常に魅力的で説得力のあるものだった。
12チーム3戦総当たりの33節は中弛みや、時間とともに点差が広がるだけの上位下位の対戦あり、内容・客足ともパッとしない試合も多かった。
12チーム2戦総当たり→1~6位/7~12位で上位下位リーグで1戦総当たり→上位3チームでプレーオフなど、上位下位とも意味と価値があり、勝敗に興味の持てる試合を意図的に増やす施策は急務。

④コンディションの維持とピーキング
維持については大阪、名古屋が◎。
ピーキングについてはすみだ(シーズン前半)、名古屋(AFC~シーズン中盤)、町田(シーズン後半)が◎。
AFCやワールドカップなど短期~中期決戦で挑む国際大会でカギになるコンディションの維持とピークの設定だが、③が充実するほどスタッフや選手にとっては良いチャレンジになり、観客は見所が増える。
2016年に苦杯を舐めたAFCに向けてのトライアルにもなるのでは。

⑤名古屋と森岡選手の存在感
不在の在。
なんだかんだで彼らがいない、万全でない決勝戦に物足りなさも感じた。
歴史が変わったと表現された今期のFリーグだが、一時の特異点になるかどうか来シーズンに向けての名古屋の動向も非常に楽しみ。
MVP4回、得点王4回の森岡選手は心身共に万全ならまだまだ3~40点を狙える選手だろう。

いずれにしろ3/20(月・祝)の全日本選手権決勝で2016/2017年シーズンも終わる。
 
少し気が早いかもしれないが、33節とプレーオフを戦い抜いた各チームの選手・スタッフ、東と西の横綱としてリーグの千秋楽をシッカリと締めた大阪と町田には心からお疲れさまと、ありがとうを言いたい。

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