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Futsal Philosophy (フットサル・フィロソフィー)

AFCアジアフットサルクラブ選手権

30 7月

2017/7/20~30 AFCフットサルクラブ選手権 プートースタジアム(ベトナム/ホーチミン) 『2016年と2017年のAFCの敗戦』

2017/7/20~30 AFCフットサルクラブ選手権 プートースタジアム(ベトナム/ホーチミン)
◆準々決勝
チョンブリ・ブルーウェーブ(タイ) 4-2 シュライカー大阪(日本)

※大会の結果は以下

2011年の第1回から7回目となったAFC。
2013年に優勝したチョンブリ(タイ)を除き、これまでは決勝トーナメントでイラン勢vs日本(正確には6回連続Fリーグを制して出場していた名古屋オーシャンズ)の勝者が優勝していた同大会だが、今回は前述した2013年以来、チョンブリが2度目の優勝を遂げた。

国内国外で強化試合を積極的に行い、2012年、2016年のワールドカップで2大会連続で決勝トーナメントに進出。
12,000人収容のバンコクアリーナで行われる代表戦では会場が満員になるなど、実力、人気ともタイの躍進は目覚ましい。

同じことは同東南アジア地区のベトナムにも言え、今回AFCに出場したタイソンナムはベトナム勢最高の3位に輝き、4,000人収容のプートースタジアムは入場制限がかかるほどの観客が押し寄せ、他にも今大会初出場で嬉しい1勝を挙げたインドネシアのバモスFC、地元タイソンナムに4-5で勝利し、2勝1敗の好成績を挙げたFCエレム(キルギス。得失点差で決勝トーナメント進出はならず)、ウズベキスタンの強豪アルマリックを降して決勝トーナメントに進出したベイルートFC(レバノン)など、新興勢力の台頭が非常に目立った。

対してこれまで強豪の一角を占めていたウズベキスタン(前述したアルマリック。予選リーグ敗退)、日本(今年はシュライカー大阪が出場。準々決勝で優勝したチョンブリに敗戦)の成績は少々物足りなかったが、直近の2016年ワールドカップで決勝トーナメントに3か国(イラン/タイ/ベトナム)が進出し、イランが3位に輝くなどアジア全体のレベルアップは顕著で、アジア黄金時代と言ってもいい環境で切磋琢磨できることは歓迎すべきだろう。

代表、クラブチームを問わず、イラン、タイ、ベトナムら結果を出している国の強化スケジュールは非常に充実していて、優勝したタイのチョンブリも相性の悪い日本勢を想定して腕試しの日本遠征を行い、府中、町田らのFリーグ勢とトレーニングマッチを行っており(日程的な問題もあるが大阪は同様の施策はなく、もう少しリーグが協力してもいいのではと思う)、代表では2001年から定期的に開催されているAFF(東南アジア+オーストラリアを交えた地域大会)がタイをはじめとした東南アジア勢の強化に繋がっているのは間違いない。
フットサル弱小国の韓国/中国らと隣接する東アジアの日本は外に出ていかなければ腕試しの機会はなく、国内リーグとの連携が必要になる代表の強化だが、2014年以降目立った強化遠征を行えていない。

現状との対比になるが、日本代表がイランと並んでアジアの2強と言われていた2014年以前は積極的に強豪たちと国際大会で真剣試合を行っており、以下は2013年~2014年に参加した大会の一例だ。

グランプリ・デ・フットサル(2013年10月。ブラジル/イラン/アルゼンチン/セルビアと対戦。ブラジルは2012年W杯優勝。アルゼンチンは2016年W杯優勝。イランは同3位。4戦全敗もアルゼンチンとは試合終了間際まで同点で1-2の惜敗)
国際フットサルトーナメント(2013年11月。ベトナムで開催されタイ/ベトナム/ブラジルと対戦。ブラジルとは1-2で惜敗)
コンチネンタルカップ(2014年10月。カタールで開催されブラジル/チェコ/グアテマラと対戦。グアテマラ戦で決めた室田選手のヒールリフトでのゴールがYoutubeの再生回数が約2,200,000回とバズる)

ワクワクする国名が並ぶ大会が揃っているがこれはたった3~4年前の出来事で、2015年以降はFリーグの合間を縫っての代表合宿とトレーニングマッチという実戦とは程遠い型稽古がほとんどだ。

身も蓋もない結論になるが、近年の日本の凋落は新興/熟成したアジア各国と経験値が相対的に逆転したからで、日本に必要なのはフットサル先進国のスペイン人指導者よりも、稽古→出稽古→真剣勝負のサイクルを愚直に積み重ねるための予算とスケジュールだ。
ここをサッカー協会から引っ張ってこれる営業マンが日本フットサル界復興の功労者になるだろう。


AFC自体は7/30に閉幕したが、8/7にBS-NHKで優勝したチョンブリと準々決勝で対戦したシュライカー大阪の木暮監督が解説するという興味深い放送があった。

タイらしい鋭いカウンターと、引いた相手をライン間の揺さ振りやピヴォとフィクソのスイッチで崩す攻撃の選択肢が多彩なチョンブリ相手では大阪は引いてカウンター、もしくはゴールに近い位置で得たセットプレーをアルトゥールの存在感を活かした一撃で得点し守り勝つというのが選手の質・量ともに劣る大阪の現実的なプランだと考えていたが木暮監督は前からのプレスを選択。

結果的にカウンターからの1VS1で先制点を奪われ(若干の不運はある)、プレスが遅れたところを裏に通されて2点目、底からの繋ぎに入ったゴレイロのミスで3-0(このミスは残念だったが柿原選手が要所で見せたダブルニーでのブロックは素晴らしかった)とされ、パワープレーで3-2と追い上げるも、最後はサポートが遅れてパスコースが無くなった隙をダブルチームで詰めたチョンブリのブラジル人助っ人のシャパがアルトゥールからボールを掻っ攫ってパワープレー返しを決め、4-2で試合は終わった。

前半途中までは大阪がプレスで主導権を握る時間もあったが、フィニッシュに工夫と精度が乏しく、目が慣れたチョンブリが選手の質と量を活かしてチャンスをシッカリ決めて試合を進めた横綱相撲というのが個人的な印象で、大阪目線で見れば作戦が裏目に出た上に、不運とミスが重なった思い通りにならないゲームの典型のような一戦だったが、敗戦にこそ学ぶものも多いだろう。

一戦で活躍する指導者や選手にとって糧となる言葉があったかはわからないが一般のファンとしては、

①4人1セットではなく、1人づつ交代させる意義
→4人で作ったゲームの流れを維持する(セット交換は新しいゲームが始まるイメージでゲームの連続性を大事にする)

②チョンブリ戦で前プレを選択した理由
→チョンブリはカウンターと仕掛けを高精度で持つ攻撃的な先行逃げ切りを得意とするチームなので、前から圧力をかけて先制点を奪って主導権を握り相手のカウンターの選択肢を奪いたかった

③ハーフタイムの指示
→感情面を含めた前半の分析/整理/リセット(ミスが出て残念だということにも言及)、パワープレー開始時の認識合わせ(タイムアウトを取らずにPPに移行して相手に備えの手を打たせない)。

④PPでの攻め方/守り方
→1-2-1と2-2守備の場合の狙い所(前者はコーナー角に入れての戻しorフィニッシュ、後者はライン間に入れての展開。大阪の2点はその形がズバリと嵌る)。
→得点が4-2になってからの配置替え(底でのハンドラーのアルトゥールへのプレスが厳しくなったのを見て、左利きの今井の位置を下げてサポート)

あたりがなかなか興味深かった。

史上最高の日本代表という肩書きでワールドカップの出場権を賭けて挑んだ2016年のAFCで惨敗後、当時の日本代表監督のミゲル・ロドリゴは敗戦の理由を『わからない』で片付け、解任から半年後にタイ代表を率いてワールドカップに出場してベスト16の好成績を達成し、今でも日本でTV出演や、それに合わせての講演/クリニックを行っている。

日本はなんだかんだで世論や人気が重要視される社会で、説明責任の声が挙がらなければ自分の価値が下がる恐れのある敗因分析をする必要もないし、失敗のケジメを取らなくても人気者なら仕事のオファーが来る。

『正しくフットサルをプレーすればiPhone3からiPhone7のような(プレースキルやフットボールIQの)バージョンアップができる』とキャッチーな表現で語ったり、2003年に指揮を執ったディナモ・モスクワ(ロシア。同年にリーグとカップ戦の2冠)以外でトップチームでの監督経験がないのに『世界で5指に入る指導者』と相手監督が語ったりするミゲルのブランディングは正直お見事だったが、タシュケントでの敗戦から1年が経って感じるのは言葉の裏にある中身や責任感のハリボテ感だ。

初の決勝トーナメント進出を果たした2012年のワールドカップ、2012年/2014年のAFC連覇など素晴らしい成果もあったが、つけるべきケジメを付けず、業界の共有財産になるべき敗因の研究を放棄したことはジャンルのトップとしての資質を疑うもので、個人的にはもう日本に絡んでほしくない。

今シーズンからはじまったAbemaTVでのFリーグ中継を担当する名古屋オーシャンズの黄金期を支えた北原亘氏の競技知識とウンチクに富んだ解説が面白いと話題だが、逆説的に言えばそれだけフットサルの見方に関するコンテンツがなく、ナレッジがファンの間で育ってないということでもあると思う。
今回のAFCの敗戦を木暮監督が解説俺でお送りする姿勢は一般層への競技の理解、一線の選手/指導者への生きた経験の共有として非常に立派なものだ。

会場で選手を捕まえたり、クリニックに参加してツーショット写真を撮ってSNSにアップするのもご時世だなと思うが、競技そのものの魅力を伝えるコンテンツも絶対に必要だろうし、世論と人気が先行した(正しくは説明責任を放棄できる時点で世論は存在しない)ハリボテ気味の日本フットサル界がもう一度地力を取り戻すには競技を理解したうえで世論を起こせる目が必要になるはずだ。

ブラジルトリオを中心に沿えた大阪にとって、アジア圏以外の選手1名/自国以外のアジア圏選手1名のみしか登録が認められないAFCでのベスト8敗退は十分予見できたものだろう。

結果は残念だったが戦力に劣るチームで勝機を探り、受ける必要のない公開復習を堂々とこなした木暮監督の姿勢は賞賛されるべきものだ。
今シーズンは同じく強力なブラジルトリオを揃える名古屋との熾烈な一騎打ちになるだろうが、ぜひ来年リベンジを果たしてもらいたい。

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ベトナムフットサルのメッカ。
ホーチミンの中心地からタクシーで2~30分ほどのプートースタジアム。
ベトナム代表選手が多く所属するタイソンナムの試合は4,000人超満員。
ちなみに名古屋で開催されたAFCで最も観客が入った試合はシンセン(中国)との3位決定戦で1,398人

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こちらはタイのバンコクフットサルアリーナ(写真は2016年のタイランド5)。
タイ代表の試合には12,000人の観客が集まりヤンヤの大熱狂。
どちらのスタジアムも雨漏りゾーンがあるのが玉に傷だが、東南アジアのフットサル熱を表現するアイコン的な存在。
18 7月

2017/7/18(火) AFCフットサルクラブ選手権 『観戦のしおり』

アジア各国のリーグ王者が集うAFCクラブフットサル選手権が7/20(木)からベトナムで開催。
今年は7年連続日本代表として出場した名古屋オーシャンズに代わってシュライカー大阪が初出場。

観戦のしおり的に情報をまとめました。

※Youtubeでのライブ配信の見方・準備についてはこちら
http://futsal-philosophy.blog.jp/archives/1066732376.html

◆各種ウェブサイト
・JFA公式(日本語)

・AFC公式

・Wikipediaの2017年大会まとめ
(こちらの方が公式よりも情報が充実)

・Wikipediaの各年のまとめ
(濃厚なAFCクロニクル。素晴らしいっす)

◆大会形式
7/20(木)~7/25(火)まで4チームor3チームで予選のグループリーグを実施。

その後、上位2チームが決勝トーナメント進出し、

27(木)準々決勝
28(金)準決勝
30(日)3位決定戦/決勝

の日程で優勝を争う。

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◆登録選手
外国人選手1名/AFC圏の選手1名が登録可能。
後述するベトナムのタイ・ソン・ナムは今大会のためにムヒタリアン(ブラジル代表でも活躍した切り込み屋)、タイエビ(イラン代表のテクニック抜群のピヴォ)を補強
大阪は昨年リーグ制覇の原動力になったブラジルトリオからアルトゥールをチョイス。

◆過去の戦績
2010年の第1回大会からの7大会でイラン(2010年セパハン/2012年パサン/2015年タシサット)と日本(2011年・2014年・2016年名古屋)が3度優勝で最多。
唯一の例外は名古屋で行われた2013年にタイのチョンブリが優勝。
なお、名古屋は2012年・2013年にも3位、イラン勢は2011年・2013年に準優勝、2014年に3位。

過去7大会で決勝には日本かイランのチームが常に進出しており、この2カ国がアジアの2強であることを示している。

歴代優勝チーム

◆過去の個人成績
AFCの個人表彰はMVPと得点王。

MVPはイランが5度/日本が1度/タイが1度。
得点王はイランが4度/日本が2度/タイが1度。

日本のMVPと得点王はいずれも森岡薫。

イランのスゴイところは過去に5チームが出場し、MVPに3名、得点王に3名が輝いているところでイランがアジアのタレント王国であり、スペイン、ブラジルの世界2強でもできない激しい上位争いが個々のレベルアップに貢献していることを証明している。

得点王とMVP
今回イラン代表のパサンには2011/2012年のMVPのケシャバーズ、2011年に得点王を獲得したハッサンザデー、2012年に得点王、2016年ワールドカップブロンズシュー(MVP序3位)のイスマイルプールが在籍。
パサンは名実ともにイランのドリームチーム。

◆ポッド分け
サッカーと同じくポット1→4の順に各グループに割り当て。
ホスト国がポット1にシード扱いで収まり、他は1大会前の同大会の結果から順番に割り当て。
昨年イランのタシサットが準々決勝で名古屋に敗れたため、今大会は同国のパサンがポット2となり、大阪がとばっちりを受ける形になった。

ポッド1
Vietnam Thai Son Nam (hosts)
Japan Shriker Osaka
Iraq Naft Al-Wasat
Thailand Chonburi Blue Wave

ポッド2
United Arab Emirates Al Dhafrah
Iran Giti Pasand Isfahan
Qatar Al Rayyan
Uzbekistan Almalyk

ポッド3
Australia Vic Vipers
Lebanon Bank of Beirut
China Shenzhen Nanling

ポッド4
Indonesia Vamos Mataram
Kyrgyzstan EREM
Tajikistan Disi Invest


◆グループリーグ考察
Group A
1.Vietnam Thai Son Nam (H)
2.United Arab Emirates Al Dhafrah
3.Australia Vic Vipers
4.Kyrgyzstan EREM
G-A
AFC公式 グループA考察

6月からベトナム代表とベトナム唯一のプロチームのタイソンナムの監督を兼任することになったアジアの宣教師、ミゲル・ロドリゴがホスト国ポッドを活かして好位置につけ、オイルマネーと中東由来のフィジカルを活かして昨年ベスト4に輝いたUAEのアルダフラは日本代表でポルトガルの名門ベンフィカに所属する日本代表の逸見勝利ラファエル、2016年W杯8強のアゼルバイジャン代表のオリベイラ(両名ともブラジルからの帰化選手)を加えてパワーアップ。

順当に考えればこの2チームが2強だが、2016年のAFCで日本代表を6-2と血祭りに上げたキルギスのエレムも日本目線では要注目。
また、オーストラリアサッカー協会は予算を理由にフットサルの代表活動停止を決定しており、昨年のグループリーグで優勝した名古屋を相手に長身選手を揃えて2-2で引き分けた同国のヴィック・ヴァイパーズは意地を見せたい。

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日本、タイ、ベトナムとアジアで確固たる地位を築いたミゲル・ロドリゴ。
小柄ながらハーフに引いての粘り強い守備と鋭いカウンター、強烈なシュートで2016年WCベスト16に輝いた新興国をどう料理するか。
前監督チームのタイ代表ではWCの1ヵ月前に就任からベスト16に進出しており、2度目の短期調整という奇跡のレッスンのお手並み拝見。

Group B
1.Iraq Naft Al-Wasat
2.Qatar Al Rayyan
3.Indonesia Vamos Mataram
4.Tajikistan Disi Invest
G-B
AFC公式 グループB考察

昨年イランのオールラウンダー、タバコリ(MVPを受賞)を助っ人に加えて決勝進出を果たしたイラクのナフィトを中堅国カタールのアルラヤンが追う。

タイ&ベトナムを中心とした東南アジアのフットサル人気を追い風に成長著しいインドネシアのバモスはイランのアベディン、オランダ代表のサイードを獲得。
中央アジア特有の粘り腰でタダではやられそうなタジキスタンのディシもイラン代表のザデー、ブラジル人のブルーノを加え、両チームともポッド4に似つかわしくない存在感。
既存勢力+助っ人外国人の力で2強の1枠を食えるか?

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混戦模様のグループBで実績最上位。昨年準優勝のナフィトを牽引するタバコリ。
日本で大量消費されている『イケメン選手』がいかにどうでもいいか、この濃い顔と懐の深いドリブル、ちらっと覗くボクサーパンツを見ればわかるはずだ。

Group C
1.Japan Shriker Osaka
2.Iran Giti Pasand Isfahan
3.China Shenzhen Nanling
G-C
AFC公式 グループC考察

上位2チームが決勝トーナメントのグループリーグでC・Dグループは3チーム/2戦の短距離走。

現役時代から因縁浅からぬイランオールスターのパサン(2012年優勝/2013年準優勝)、名古屋が2011年を制覇した時のアジウの右腕だったバルチ監督&日本代表でも活躍し、神戸、仙台を率いた比嘉リカルドコーチのシンセン(2013年に名古屋との3位決定戦に敗れてベスト4。なおセンの文字が外字のためカタカナ表記)との巴戦に、選手として2011年にAFCを制した木暮シュライカーが挑む。

勝ち点計算的には実力の劣るシンセン相手に引き分け以上→パサンには得失点差を考えての負けでもOKだが(昨年名古屋は1分1敗(得失点差-2)で決勝トーナメントに進出し優勝している)、リアリストと勝負師の面を見せる木暮監督がグループリーグを調整としてか、立場を変えて再会した知己に差を見せつける場として捉えているか初戦のシンセン戦に注目だ。

個人的には2連勝で決勝トーナメント進出→2016年のAFCで止めを刺されたキルギスのディジーや、前日本代表監督のミゲル率いるタイ・ソン・ナムを蹴散らしての優勝→久しぶりの日本人による日本代表監督就任へ最高のプレゼンテーションになることを期待している。

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1名だけの外国人登録にノミネートされたアルトゥール。
日本では半径2メートルを完全制圧をするアンタッチャブルな存在だが、イランの変則的なドリブル、タイの小気味いいパス&ムーブを封じ込めるか。

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現在進行形のシンデレラストーリーを歩むゴレイロの柿原選手。
Fの舞台では型&面◎/反応○/判断△の印象だが、アジアの強豪相手の初の国際舞台で劣勢の場面をキッチリ締めたい。

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オールラウンダーのヴィニシウス、前線で起点を作るポイントゲッターのチアゴが使えない今大会。
欠けたピースを代役で埋めるか、胸中のプランBを披露するか木暮監督の手腕に注目。

Group D
1.Thailand Chonburi Blue Wave
2.Uzbekistan Almalyk
3.Lebanon Bank of Beirut
G-D
AFC公式 グループD考察(のちほど更新)

クラブ、代表ともイランと並んでアジアの強国に成長したタイのチョンブリと、ロングパンツと跳ねた後ろ髪がトレードマークのGKウマロフ擁するウズベキスタンのアルマリクが一騎打ち。

昨年のAFCではアルマリックと引き分けるも得失点差に泣いたレバノンのベイルートは、2戦トータルでのマネージメントに活路を作る。

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2013年にチョンブリが優勝した際のMVP、アジアを代表するピヴォのスパワットがお隣のベトナムで2度目の制覇と得点王を狙う。

彼の他にもボールキープや動き出しで攻撃のスイッチになるブラジル人フィクソのシャパ(No4)、才気溢れるクリトサダ(No7)、ジラワット(No8)などテクニックとコンビネーション豊かなアタッカーが彩るフットサルは一見の価値あり。

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卓越したベーススキルと個性的なビジュアルで観客席を沸かすアルマリクのウマロフ。
アジアを代表するゴレイロの活躍が決勝トーナメントへの行方を左右する。

16 7月

2017/7/16(日) AFCフットサルクラブ選手権 『Youtubeでのライブ配信の見方・準備について』

AFCクラブフットサル選手権が7/20(木)からベトナムで開催されます。

◆AFC公式

◆Wikipediaの2017年大会まとめ
(こちらの方が公式よりも情報が充実)

◆Wikipediaの各年のまとめ
(濃厚なAFCクロニクル。素晴らしいです)

アジア各国のリーグ王者が集う同大会。
今年は7年連続日本代表として出場した名古屋オーシャンズに代わって、シュライカー大阪が初出場します。

昨年、公式がYoutubeでライブストリーミングをしていたのですが、日本で有料放送をやっていて金銭的な利益を損ねることもないのに、閲覧禁止国の設定になっていて『見るにはどうしたらいいんだよー』と何度か聞かれたので簡単にまとめました。

◆PCから見る場合
以下のURLから『FireFoxブラウザのアドオンを利用する方法』でPCから見るのが手軽です。
Firefoxのアドオン

手順の詳細は、
①Firefoxをインストール
②Firefoxと上記文中のプラグイン(ProxTube-Unlock YouTube)をインストール
add-on

③Firefoxを再起動。
④FirefoxでYouTubeのページ開く
⑤動画が表示されるところにメッセージが出てきますが、メッセージは『プラグインを適応しますか?』という内容なので、メッセージの選択肢のOKとかYesを押す
⑥しばらく待つと動画が再生される

です。

ライブのURLは事前に公開されないので、

A.AFC公式ページhttps://www.youtube.com/channel/UCJD_ajImG_lpeuK6WTvYI0Aをチャンネル登録
B.試合時間の2時間ほど前にYoutubeの検索で『AFC FUTSAL CLUB CHAMPIONSHIP』で検索して当日のライブのURLを確認

あたりを見つけやすくするために適宜準備しておきましょう。


◆スマホから見る場合
『Unblock YouTube』
というアプリを使います。
(端末がAndroidなのでiOS系(iPhone/iPad)は動作は不明です。おそらく大丈夫だと思います)

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こちらのブラウザでAFCのサイトにアクセス(PCから見る場合の検索方法A.Bを要確認)すればOK。
何度かどのアプリを使うかを聞いてきますが、頑なにこのブラウザを選択です。

のちほどAFCの大会自体の見所もまとめる予定です。

6 8月

2016/8/6(土) Fリーグ 第8節 郷土の森府中市立総合体育館 『ジャパニーズスタイルの凱旋』

2016/7/19(火) AFCフットサルクラブ選手権 バンコクフットサルアリーナ
◆準々決勝 
タシサット・ダリアエイFSC(イラン) 2-2(PK:2-3) 名古屋オーシャンズ
◆決勝 
名古屋オーシャンズ 4-4(PK:6-5) ナフィト・アルワサト(イラク)

2016/8/6(土) Fリーグ 第8節 郷土の森府中市立総合体育館
府中アスレティックFC 1 - 4 名古屋オーシャンズ

在籍9年間で229得点を挙げたスーパーエースの森岡選手を放出し、その後釜にと見越したブラジル代表のシノエも開幕前に退団。
同じくピヴォのシンビーニャも第3節で負傷と踏んだり蹴ったりの名古屋が、7月にタイで行われたAFCフットサルクラブ選手権(ありていに言うとアジアNo1のフットサルクラブ決定戦)で優勝した。

史上最弱と目された名古屋は格下のはずのヴィック・ヴァイパーズ(オーストラリア)を相手にした初戦で辛くも引き分け、続くタイの強豪のチョンブリとの一戦では3-1の敗戦。
大会のレギュレーション上、得失点差で決勝トーナメントに進むことになったが、プレスラインが低く、攻めても単発のサイド突破が散見されるのみとグループリーグの消極的な試合内容はガッカリだった。

ベスト8から始まる前年王者のタシサット(イラン)戦は前2戦が何だったのかと感じるような気持ちの入った前プレと、ボールホルダーを必死で追い越すカウンターを見せ1-1で延長戦へ。
お互い延長で1点ずつを加えてのPK戦では関口選手が鬼神のセーブを見せて大会一の難敵を撃破。

勢いを駆ってのナフィト(イラン)との決勝戦では、前プレ、カウンターでの得点と、セットプレーからの失点というこの大会での名古屋らしい取って取られてのシーソーゲーム。
2-3から39分に酒井選手がパワープレーからプッシュして3-3の同点とし、同じく3-4に勝ち越された延長49分に星選手が狙い澄ましたミドルシュートを決めて再び同点。
ゾンビのようなしつこさで漕ぎつけたPK戦では6人目に関口選手がシュートを決めてから、相手の6人目を自らがストップするという大活躍。

敗退が予想される中で、1勝3分1敗(3分中、2PK勝ち)という戦績でアジアタイトルを手にするという日本フットサル界に残るアップセットだったが、イランと激闘を繰り広げた2000年代の代表戦を含め、日本のアジアでの戦い方は1段も2段も上のタレントに自陣に引くよりも勇気を出してのプレスで食らいつき、カウンターで苦しめ、最後はゴレイロのビックセーブで締める、というのがお家芸だったのではないだろうか。

今年2月のウズベキスタン。史上最強の謳い文句で個の力を前面に打ち出した日本代表は、ベトナム戦の敗戦で瓦解しワールドカップ出場を逃した。
その日本代表とも、昨シーズンの名古屋とも演者のネームバリューは落ちるものの、忘れていた日本のスタイルでしぶとく、泥臭く結果を出した名古屋は大いに称賛されるべきであり、ゾンビのようなタフネスで名古屋のプレスを牽引した橋本選手(22歳)、八木選手(22歳)、齋藤選手(21歳)といった若武者のタイでの活躍にはグッとくるものがあった。

Fリーグ凱旋となった府中戦。
 
府中ホームの府中総合体育館で名古屋は3年連続敗れていたが、この日はボールを回して試合をコントロールしようとする府中をうまくいなして田村選手、前鈍内選手、中村選手といったAFCで出番が少なかった選手が悔しさを晴らすように得点し、AFCで自信をつけたであろう橋本選手がプレスに奔走し、八木選手が仕掛け、齋藤選手がパワープレー返しから美味しくゴールとAFCで見せた一連のプレーを見せる。

今シーズンはなんだかんだでこの人が決めるスーパーエースのプレッシャーや、カタカナが並ぶ圧倒的なセットといったスケールを感じることはなくなったが、タイでの経験が若手に自信をつけさせ、その自信が常勝故に薄れていたチームにフレッシュさを生む好循環に繋がっている。
 
これまで個の力で相手をねじ伏せてきた名古屋。
まだ新戦力の顔と名前と代名詞になるプレーが一致しないが、シーズンが終わるころにはこの選手はこのプレーというものがイヤでもこびりついているだろう。

Futsal-Philosophy Facebook

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8月の強い日差しにセミの鳴き声。
子供の遊び場が充実した郷土の森公園。
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試合前に名古屋のAFC優勝を称えるアナウンスと共に掲げられたバナー。
『これからは府中の時代 掴め優勝 目指すはアジア』
相手への賛辞と自らへの矜持。いいと思います。
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およそ1ヶ月ぶりのFリーグ。
どこか懐かしい表情で試合前のアリーナを見つめる名古屋のペドロコスタ監督。
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AFCで名を上げた19番橋本選手、18番齋藤選手、17番八木選手。
プレス、ゴール、仕掛けとAFCでの代名詞を今日の試合でも披露。
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AFCでは出番の少なかった選手がこの試合では気を吐き、前鈍内選手は右サイドで華麗なターンからの左キャノンで2点目。
同じく出番の少なかった中村選手、田村選手とニッコリの一幕。
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ディフェンスの中央でボールを呼び込む、角を取る、ピヴォに入るなど153cmの体でボールを引き出す動きが光った中村選手が2得点に絡む活躍。
AFCで出番の少なかった中村選手、田村選手、前鈍内選手はFリーグ再開後の牽引役か。
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Fリーグ初登場となった酒井ラファエルの弟ダニエル・サカイ。
サイズを活かしたフィジカル枠のフィクソといった雰囲気だが、AFCタイトルホルダーの星選手、安藤選手、そして兄とのポジション争いをリードできるか要注目。
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ゴール前の汚れ仕事を引き受ける酒井ラファエル選手。
AFCのグループリーグでは緩慢な動きが目立ったが、タイでの死闘を経て野性味が戻った感あり。
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ドリブルを武器にする助っ人外国人がAFCでは守備で奮闘。
ソリストのイメージが強かったセルジーニョ選手が若手の橋本選手とプレー内容について確認するなど、タイでの日々を経てチームの牽引役へ。
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前節のレッドカードで星選手が出場停止の中、アジアの巨漢を向こうに回して一歩も引かなかった安藤選手が落ち着いて相手を封じる。
28歳にしてAFCで一気に成長。 AFCの影のMVP。
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あどけない表情で美味しくゴールをかっさらう齋藤選手。
強烈な左足シュートも魅力だが、AFCのタシサット戦、ナフィト戦でフリーで決めた2ゴールは彼の真骨頂。
今日もパワープレー返しで1得点をマーク。
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AFCではベンチを温めた篠田選手が好守を見せる。
関口選手、篠田選手の2人は日本唯一のプロチームである名古屋の体制を象徴している。
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小山選手、上福本選手、皆本選手、宮田選手でのダブルピヴォの1stセットは戦術幅の拡大が目的か。
底からのドリブルで相手を剥がすプレイと、機を見てのシュートが要求される宮田選手。 
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セットプレーでは工夫を欠いた両チーム。
キックインでは後ろに下げての組み立てが目立ち、FKではなんだかんだで強シューターが直接狙うのみ。
緊張感があってもワクワク感がないセットプレーは今の日本フットサル界で物足りないプレーのひとつ。
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強シュートの山田ラファエル選手ではなく、皆本選手、小山選手、柴田選手、完山選手、永島選手のクインテッドでのパワープレーを決行した府中。
GKのクロモト選手を使わないプレス回避、今節から復帰の渡邊選手を入れてのセット組みと、新しいチャレンジが目立った府中。
熟成にはもう少し時間が必要か。
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府中のパワープレーに対するディフェンスの指示を送るペドロコスタ監督と、真剣に指示を聞く橋本選手。
パワープレー返しを決めた齋藤選手も含め、この時間帯にフロアに送られるところにペドロコスタ監督の若手への信頼度の高さが伺える。
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開幕戦では表情の硬かった名古屋だが、関口選手と齋藤選手は試合後に謎の談笑。
フロア、ベンチともいい表情が目立つのはタイでの密度の濃い時間からか。
1 9月

2013/09/01 AFCアジアフットサルクラブ選手権 決勝・3位決定戦 オーシャンアリーナ 『世界中の人達と』

2013/09/01 AFCアジアフットサルクラブ選手権 決勝・3位決定戦 オーシャンアリーナ
決勝 サナティ・ギティ・パサン(イラン) 1-1(PK1-4) チョンブリ・ブルーウェーブ(タイ)
3位決定戦 名古屋オーシャンズ(日本) 6 - 4 深セン南嶺鉄狼FC(中国)

2012年。フットサルワールドカップ決勝。ブラジル対スペイン。2012年11月18日。タイ。フアマーク・インドア・スタジアム。

延長終了間際に決まったネトのシュートの余韻も覚めやらぬ中、国旗を掲げ狂喜乱舞のウィニングランを始めるのを、ピッチに座り込みただ呆然と見守る。

3位決定戦を終えたコロンビアとイタリア。
白熊みたいにデカい体の頬を興奮で紅潮させたロシア。
ホストカントリーのタイ。
消沈のスペイン。
そして、熱狂のブラジル。

各国の選手、ファンがそれぞれに喜怒哀楽するピッチとスタンド。
世界中の人達が集まった満員のスタジアムで、素晴らしい物語を共有する。

ただただ感動してしまった。

こんな光景は次のワールドカップまでは見れそうにない。
感動して、見蕩れて、酔いしれた。
時間は22:00を回っていて、スタジアムから最寄駅までは徒歩で40分はかかる。
それでもスタジアムを出る気にはなれなかった。

2013年9月1日。AFCアジアフットサルクラブ選手権決勝。

下馬評を大いに覆し、タイのチョンブリが1-0のビハインドからパワープレーで追いつき、最後はPK戦を制しての劇的な優勝。
ピッチを駆け回るチョンブリの選手たち。
茫然自失のパサン。
タイ。イラン。中国。日本。
それぞれの国のサポーターが、ファンがいいものを見れたって笑顔で拍手を送り、オーシャンアリーナの照明は各国のファンの笑顔を眩しく映し出す。
規模はいくらか小さい。
それでもスタジアムの雰囲気は10ヶ月前と同じだ。

時間は21:00を回っている。
明日の仕事に備え、今日中に家に帰る新幹線に乗るには21:20にはスタジアムを出なければならない。
引かれに引かれる後ろ髪を断ち切ってオーシャンアリーナを後にした。

世界中の人達と感動を共有する。

競技の魅力を語るに当って、これ以上の説得力はないだろう。
運営もそつなくこなし、日本代表の名古屋も競技力を十分見せた。
AFCがこれだけ盛り上がるなら、ワールドカップはどうだろうと帰りの新幹線の中、たっぷりと妄想してしまった。

熱が熱を呼ぶ。
感動は伝染していく。

AFCの日本開催に尽力していただいた方々に心からありがとうと言いたい。


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31 8月

2013/8/31 AFCアジアフットサルクラブ選手権 準決勝 オーシャンアリーナ 『4つの哲学』

2013/08/31 AFCアジアフットサルクラブ選手権 準決勝 オーシャンアリーナ
名古屋オーシャンズ(日本) 2 - 3 サナティ・ギティ・パサン(イラン)
チョンブリ・ブルーウェーブ(タイ) 5 - 2 深セン南嶺鉄狼FC(中国)

一昨年の同大会を制し、昨年から無配記録を更新していた名古屋が準決勝で敗退。
普段は絶対王者として判官贔屓の観客からいまいち応援されない名古屋も、この日はホームチームとして、日本代表として熱い声援を集めた。

名古屋先制もイラン代表のパサンが逆転。
後半32分に森岡選手の強シュートのこぼれ球にキャプテンの吉川選手が突っ込んで同点。
最後は40分間で決めようと前掛かりになったところをカウンターから手堅く決められて逆転負け。

普段は勝負に淡白な名古屋が目の色を変えて4人全員で決勝点を取りに行って絵に描いたようなカウンターでの失点。
ホームでホームチームが決勝に進めないのはなんとも残念で、おおよそプロチームらしくないやられっぷりだったが、ファンとしてはいつもと違うこだわりみたいなものを観れたのがなんとも嬉しい。
 
やっちまっとばかりに下を向く選手達に暖かいコールを贈るサポーター。
悔しいって思えること、リベンジする舞台があることは選手もファンも幸せだろう。
切れた記録は明日からまた築いていけばいい。
1勝の重みを知った名古屋はきっともっと強くなるはずだ。

準決勝のもう一山はタイ代表のチョンブリが前半に一挙5点を挙げ、昨年まで名古屋を率いたアジウが指揮を執る中国代表深センを一蹴。

チョンブリはブラジル人のNo4ペナンシオをフィクソに置いたボール回しが素晴らしく、パスを捌いたアラがナナメに抜けると見せかけて中央でストップor抜けきってピヴォにいた選手が落ちてくる動きを繰り返し、相手に取りどころを絞らせない。
 
相手の体と頭を疲れさせ、プレスが弱まったところに中央に入った選手が突破、もしくは対角への正確なロングボールで簡単にシュートチャンスを作ってしまう。
各選手もテクニックが高く、No7、8、9、16の緩急織り交ぜたドリブルはなんとも小気味良い。

要所をベテラン、外国人助っ人が締め、攻めは基本の戦術をベースに才気溢れる若手の想像力を活かす。
タイのダークホースにすぎなかったチョンブリをここまで魅力的なチームに変えたスペイン人のパソス・メンデス監督の手腕は計り知れない。

昨年のワールドカップでは個のテクニックにこだわりにこだわってベスト4まで進出したコロンビアに驚いた。
国際大会には様々な個性を持ったチームが、理由のあるスタイルと、説得力がある勝ち方で観客を魅了する。

相手を能動的に崩すムーブ&パスワーク、横一列のキックインと、縦一列のコーナーキックを高精度で使いこなすセットプレーと、これでもかとばかりに洗練されたチョンブリは、なんともスペイン風味ですっかり見蕩れてしまった。

国。選手。監督。
チームのあり方はある意味、哲学みたいなものなのだろう。
明日の決勝、名古屋が敗退したのは残念だが、オーシャンアリーナで語られるチョンブリの講釈が非常に楽しみだ。

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